地域とともに「震災」を記憶するイベント 北海道のチカラ 今、私たちにできること_3.11とともに歩む

東日本大震災からまもなく7年。
もう7年…。まだ7年…。
捉え方は人ぞれぞれだと思います。
ただ、忘れてならないのは、
被災者は“過去の事実”だけではなく、“今も直面する現実”と向き合っているということです。
この7年の間に、熊本では巨大地震が発生しました。
北海道は、台風による大雨で川が氾濫したり、土砂崩れが起きたりと、天災に見舞われました。
HTBアナウンサーは、毎年3月に、東日本大震災と向き合うイベントを開催しています。
テーマは「防災・減災」
いつ災害に直面するか分からない現実に向き合うために。
言葉や、音楽、実際に防災グッズに触れることで、未来に備えて
今できることを、皆さんとともに考える時間にしたいと思います。

と き

2018年3月11日(日)午前11時~午後4時

ところ

札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)
札幌駅側イベントスペース(北4条展示空間)

地図


後援

北海道 札幌市 札幌市教育委員会 石狩市 石狩市教育委員会

イベントスケジュール
11:00 オープニング
11:10 アンサンブル奏楽(SORA)コンサート
HTBアナウンサーによる朗読
12:40 KDDIスペシャルトーク「災害時、ケータイの有効な使い方」
13:00 トークセッション「冬の災害時の備え」
秀岳荘代表取締役社長 小野浩二さん
国際山岳医 大城和恵さん
13:40 KDDIスペシャルトーク「ボランティアを身近に!」
14:00 トークセッション「ハマヒルガオで東北に笑顔の花を」
北の里浜 花のかけはしネットワーク代表 鈴木玲さん
石狩中学校3年生 雉子谷 星亜さん、川﨑 萌音さん、石岡 純怜さん
15:00 トークセッション「命を守ろう!北海道の防災対策」
北海道 総務部危機対策局危機対策課防災グループ 主査 西谷内文一さん
15:45 エンディング

ステージ

アンサンブル奏楽(そら)コンサート

アンサンブル奏楽は札幌交響楽団・首席オーボエ奏者 岩崎弘昌さんと、札幌及び近郊在住の若手演奏家によって2008年の春に結成された演奏団体。東日本大震災後から毎年被災地を訪れ、音楽による被災者支援活動を積極的に行っているアンサンブルグループです。
被災地を訪れたときのお話や、アナウンサーの朗読と演奏のコラボもあります。
優しい音色に耳を傾け、被災地に想いを馳せる時間にしませんか?

ご来場の皆さまへ

会場の札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)は公共空間です。通行の方々のご迷惑にならないようスタッフが誘導させて頂く場合がありますので、ご協力の程お願いいたします。
また、「アンサンブル奏楽コンサート」では、演奏中如何に関わらず会場でのエチケットやマナーなどにご配慮をお願いいたします。
演奏中の写真撮影、録音、動画撮影などは固くお断りします。また、携帯電話など音の出るものをお持ちの方は、電源からお切りくださいます様お願い申し上げます。

スタッフがお声掛けをさせて頂く場合がありますので、予めご了承の程お願い申し上げます。

アナウンサーによる朗読

3月11日。多くの人の命が失われました。ただ、新しい小さな命も生まれました。
東日本大震災の日に誕生したわが子を想う「3.11に生まれた君へ」という本に収められた手記の数々。

喜びと悲しみ、そして、生きる強さに満ち溢れていました。

あの日生まれた子供たちは、小学1年生になりました。もう7年、それとも、まだ7年なのか、人それぞれに想いは異なるでしょう。家族で紡いできた日々の出来事を、私たちアナウンサーが、心を込めて朗読します。あの日から、未来に向かって歩き続ける、尊い命の物語です。


「3.11に生まれた君へ」

トークセッション

「冬の災害時の備え」

冬に災害に見舞われてしまったらどうすべきか。日本初の国際山岳医、大城和恵さんと、アウトドアグッズを扱う株式会社秀岳荘の小野浩二社長にお話を伺い、「冬の災害時の備え」について皆さんとともに考える時間にしたいと思います。

【ゲスト】

大城和恵さん(国際山岳医)
長野県出身で、日本人として初めて「UIAA(国際山岳連盟)/ICAR(国際山岳救助協議会)/ISMM(国際登山医学会)認定国際山岳医」の資格を取得。2011年 北海道警察山岳遭難救助アドバイザーに就任し、国内初山岳救助への医療導入制度を実現。同年 札幌市の北海道大野病院(現北海道大野記念病院)にて登山外来を新設。三浦雄一郎さんのエベレスト遠征隊にもチームドクターとして参加。

小野浩二さん(株式会社秀岳荘 代表取締役社長)

MC: HTBアナウンサー 五十幡裕介

「ハマヒルガオで東北に笑顔の花を」

東北では、東日本大震災の津波で壊滅的なダメージを受けながらも数年で回復した海岸が、今、再び防潮堤などの工事によって壊され、海浜植物の生育適地が奪われてしまっています。そんな花たちを守ろうと、東北で採取した種を北海道で育て、故郷の海岸に苗植えする活動をしているのが、「北の里浜 花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)」です。
道内では、石狩中学校が防災への取り組みとして全校でこの活動に参加し、宮城県名取市閖上中学校と交流をしています。
トークセッションでは、そんな活動の内容とともに、閖上での苗植えに参加した生徒の皆さんが感じた東北や災害時の心構えなどについてお話して頂きます。

【ゲスト】

鈴木玲さん(北の里浜 花のかけはしネットワーク≪はまひるがおネット≫代表)

雉子谷 星亜さん、川﨑 萌音さん、石岡 純怜さん(石狩中学校3年)

MC: HTB編成部 佐藤麻美

「命を守ろう!北海道の防災対策」

東日本大震災から7年が経ちます。一昨年は熊本で大規模な地震が発生し、多くの方が被災しました。去年12月、政府の地震調査委員会が十勝沖や根室沖、色丹島及び択捉島沖で地震が発生する確率を公表しました。北海道に住んでいる私たちも、いつどんな災害に襲われるか分からない状況の中で生活を送っています。もし今、災害が発生したら、皆さんはどんな行動をとりますか。どんな準備をしていますか。北海道危機対策局危機対策課の西谷内さんをお招きし、お話を伺います。

【ゲスト】

西谷内文一さん(北海道 総務部危機対策局危機対策課防災グループ 主査)
今年の4月まで1年間、岩手県山田町で被災地支援活動を行う

MC: HTBアナウンサー 菊地友弘

~KDDIスペシャルトーク~

「災害時、ケータイの有効な使い方」

災害時、携帯電話は自分の安全を家族に知らせたり、自分の居場所を救急隊に知らせる重要な手段になります。
東日本大震災の際、宮城で復旧作業にあたった職員の方に、災害時に役立つ携帯やスマホの使い方を教えてもらいます。

「ボランティアを身近に!」

東北にハマヒルガオを植える「花のかけはしネットワーク」の活動もサポートしているKDDIでは、2008年から社員が積極的にボランティアに参加しやすい独自のプロジェクトを行っています。最初は面倒や億劫に感じても、参加することで喜びを感じることが多いといいます。ボランティアに参加しやすいコツを教えてもらいます。


MC: HTBアナウンサー 国井美佐

体験スペース

災害時の通信を支える使命 被災地復興の架け橋」

自分の場所を知らせる、情報を把握するなど、災害時、携帯電話は命を守るツールになります。
KDDIブースでは、災害時に役立つサービスの紹介や活躍する機器の展示を行います。
実際に手にとって試すことで、いざという時に活用することができます。
また、ステージでは災害時、実際に対応をした方から学ぶ災害への備えや、社会貢献活動を行う取り組みの中で、被災者支援を継続することの大変さや大切さを伺います。
東北に笑顔の花を咲かせるため、KDDIでは「北の里浜 花のかけはしネットワーク」の活動も支援しています。


去年のイベントの様子 去年のイベントの様子(写真下)

防災グッズひろば

万が一自分の身に災害が襲い水道が止まってしまった時、お手洗いはどうするのか。
停電になり寒さの厳しい時には、どうやって暖をとるのか。
こうした時に一つ持っているだけで安心、そんなグッズがあるのです。
また、皆さんは非常食を用意しているでしょうか。去年のイベントの際に、会場にお越しの皆さんに試食して頂き、「これまでの非常食のイメージと違う。おいしいものが多いんですね」というような声を多数頂きました。ですので、今年もイベント中、非常食の試食を行います。
昨年に引き続いて秀岳荘にご協力を頂き、防災グッズを紹介します。
実際に手に取って、体験することで防災への意識を高めるきっかけになればと思います。


去年のイベントの様子

つなげよう未来へ~被災地に届ける希望の種植え

会場では、東北の海浜植物を守ろうと活動している「北の里浜 花のかけはしネットワーク(はまひるがおネット)」と連携し、東北で採取したハマヒルガオの種植えをします。
また、石狩中学校の皆さんが制作したハマヒルガオの花びらに、東北への思いを綴るひとときを作ります。
書いて頂いたメッセージは、 4月に開校する宮城県名取市の閖上小中学校にお届けします。

「暮らしと珈琲 みちみち種や」チャリティCAFE

芳醇で、香り豊かなコーヒーが、今年も登場します。
石狩市にある「暮らしと珈琲 みちみち種や」。
通販限定のコーヒー豆販売のお店です。
宮城県仙台市から石狩市に移住してきたご夫婦が自家炭火焙煎で丁寧に作るコーヒーとコーヒー豆。
1日限定オープンのカフェでゆっくりとお過ごしください。


去年のイベントの様子

出演者の想い

東日本大震災から7年が経ちます。
被災地、岩手県釜石市で生まれ育った者として、何ができるのかということを考え、過ごしてきました。その一つが、この「今、私たちにできること」の取り組みです。
昨年末に実家に帰省しましたが、至る所でかさ上げ工事が行われ、港の姿は一変していました。祖父の家があった場所はかさ上げにより、もう分からなくなってしまいました。心の中にあった懐かしい風景を東日本大震災は持ち去ってしまいました。しかし、これは決して東北に限ったことではありません。北海道もいつ災害に襲われるか分かりません。
そこで今回は、皆さんとともに「防災・減災」について考える時間を作りたいと思いました。今地震が起きたら、津波が襲ってきたら、暴風雪に見舞われたら…
皆さんはどんなふうに対処しますか。
災害は決して他人事ではなく、いつ襲ってくるか分かりません。被災地の現状と向き合いながら、命を守るためにどうしたらよいか。ともに考えませんか。
〈 菊地 友弘 〉

東日本大震災の直後から1年間にわたり被災地を取材しました。
壮絶な体験の話を聞かせていただいた後、
被災者の方から言われた「今、忘れられることが一番怖い」。
この言葉がずっと胸に残り、伝え手としてこの活動を続けています。
私はいま、報道の現場に身を置いていますが、
北海道も地震に津波、大雨、暴風雪、火山の噴火・・・。
いつ、何が起きてもおかしくない状況です。
取材をして感じるのは、
いざという時のための〝備え〟が命を守るということ。
お子さんも興味を持って学んでもらえるような空間を目指しています。
ぜひご家族でいらしてください。
〈 国井 美佐 〉

自分にできることは何かを考え、7年前にこのプロジェクトを立ち上げました。
メンバーには、「まずは10年続けましょう」と言いました。「忘れないこと」、そして「伝え続けていくこと」が放送局の役割だと思ったからです。
この7年で私は二児の母になりました。
自分の身だけでなく、家族の身を守ること、そしてどのように守るかを子どもたちに伝える役割もあります。
今回のイベントでは、3.11に生まれた命のお話を朗読します。災害時、自分の大切な人を守るために何が必要か、どうすべきか。それを皆さんと共有できる時間になれば幸いです。沢山の皆さんのお越しをお待ちしています。
〈 佐藤 麻美 〉

先日、居酒屋に行った時のこと。
「大野さんです・・・よね?」
遠慮気味に声をかけてくださったご家族がいました。
ご両親と、息子さん、さらに娘夫婦の5人。
チャーミングな笑い顔がとっても素敵なみなさんです。

震災後、家族で札幌に移住されてきたこと。
  今、北海道での生活が気に入っていること。
この春からの息子さんの就職先が決まったこと。
  震災のことを思い出すと涙が出てくること。

笑顔の裏には、交錯した色んな想いがあることを知りました。

今年で震災から7年。
いつ、どこで、大きな災害が再び起こるか分かりません。

“あの日”のこと、そしてこれからのこと。
一緒に考える時間にしませんか。

〈 大野 恵 〉

プロジェクトメンバーに入り、今回が3回目のイベントになります。東日本大震災を他人事ではなく「自分事」として捉えて、被災地の皆さんに思いを寄せること。また、「自分事」と捉えることで、いつどこで起こるかわからない自然災害に対して備えの意識を持つこと。一つひとつの活動がこうしたことにつながるようにしたいと、これまで取り組んできました。
石の上にも三年。
3年やって初めて、実るものが出てくるのかもしれません。継続が力になることを信じて、皆さんと大切な時間・気持ちを共有できたら幸いです。お越しをお待ちしています。
〈 五十幡 裕介 〉

災害が起きた。「取材だ!」「中継だ!」報道するような現場に訪れると、目を疑うような光景が広がります。地元の方の中にも、『こんなことが起こるなんて、思ってもみなかった。』と語る方が多くいらっしゃいます。ましてや東日本大震災のような大災害を、誰が想像できたでしょうか。多くの犠牲が教訓となり、今を生きる私たちは、まさかが起こることを知っています。ただ、いつ誰に起こるのか、わかりません。もしかしたら、と思いたくはありませんが、大切な人や自分のために、心に留めておかなければならないことです。
あの日のことに想いを馳せ、これからの未来や、命について考える時間を共にしましょう。
〈 福田 太郎 〉

皆さまのお越しをお待ちしております。