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熊谷さん

DVD制作スタッフのおすすめは? その4

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オーサリングディレクションを担当している手塚です。
オーサリングとは、映像素材や静止画素材などをDVDの仕様に沿って1つにまとめ上げていく仕事です。また映像のチェック、リモコンでのキー操作やシークレット動作の設定と検証、画面遷移の設定や制作工程の管理も含まれます。

毎回、藤村さんから完パケを頂いたあと、映像のチェックをするわけですが、たいがい1周目は爆笑しながら見てしまいチェックにならない事もしばしば...
そんな中でも一番の爆笑作品は第12弾の『香港大観光旅行・門別沖 釣りバカ対決・北極圏突入 ~アラスカ半島620マイル~』ですね。

香港大観光旅行での大石内蔵助の扮装でダマすハズがダマされ......突入時に段取りを間違えたアメフトの時点ですでに吹いてしまい、エレベーターの中でなんとも間抜けな格好なのに11階や9階で止まっちゃう時のあのお顔で爆笑。

その後空港までの間のボヤキ節炸裂で、短いながらも密度の高い名シーンは何度でもリピートで見ちゃいます。

アラスカ半島620マイルの見どころはやはり「ビストロ大泉」
普段買い物で魚売場を通りがかった時に「オヒョウ(大兵)」を見つけるとついつい「ハリバット」と脳内変換してしまったり、パスタを茹でてる時もつい「長く茹でたらドーム型パスタ作れるかな...」と思ってしまいます(笑)そしてちょっと料理を作り過ぎた時にはアノ声を真似しながら「いいから食べなさいよぉ」と周りに言ってしまいます。そのくらいインパクトが強くて好きですね。
水曜どうでしょう祭UNITE2013の時に札幌グランドホテルさんが出していた「ハリバットとアスパラのスパゲッティー白ワイン風」を食べてみたかったのですが、Ustream配信担当だったので泣く泣く食べるのを断念したのも懐かしい。 
 
制作時に、特典映像『本物のオーロラ「AURORA DANCE」』のために写真家の中垣哲也さんと打ち合わせさせて頂いたのも良い思い出です。
北極圏ではガラスのカメラレンズが収縮してしまい撮影するのに苦労した話や、オーロラはふたつと同じ形が無い一期一会だというお話を聞きつつ、見せてもらったオーロラの映像はとても幻想的で素敵だったのですが、DVDの仕様上、サイズや画質を落とさざるをえなかったのが今でも悔やまれ、いつかUltra Blu-ray HDRを作る機会があったら、オーロラの美麗な映像をディスクにしてみたいものです。 
 
ちなみに、第12弾で完パケをもらった後にチェックした項目は80箇所以上。
例えば、クロード・モネの作品は「水連」ではなく「睡蓮」というような固有名詞の確認や、微細なノイズ、漢字の送り仮名、地名の表記、英語のスペルなど、地道な修正作業でDVDが世に出ても恥ずかしくないようにしています。
チェック時は時間を空けて繰り返し見たり、気になる箇所は1フレームずつコマ送りにしてチェックしてますが、やはり何回見ても爆笑してしまうことはこれまで携わった水曜どうでしょうの全作品共通で、バラエティ番組のDVDって楽しいな、としみじみ思います。
 
目に見えない部分にもたくさんの工程とこだわりが詰まってるどうでしょうDVDなので、持ってる方は棚から引っ張り出して、持ってない方は新たに購入して、何度も見て爆笑していただければ幸いです。

↓いよいよ明日が締切です。まだまだ投票お待ちしています!(5/31 23:59まで)
■あなたが選ぶ!どうでミー賞 水曜どうでしょうベストDVD