2015年3月21日(土)あさ6時30分放送 小さなお餅屋さん ~ふるさとの片隅で~
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【内容】
全国の地方都市「ふるさと」は、深刻な人口減少の
危機に晒されています。かつての旭川市民の台所、
人で溢れかえっていた"旭川銀座商店街"も
いまやシャッター街です。
その片隅に、小さな餅屋、創業57年の「あさひもち」があります。
いつしか客も減り、周りの店が次々に廃業してゆく中、
店を切り盛りしてきた二代目夫婦は、
自分達の代で「廃業」も考えていました。
しかし、次男が三代目として家業を継ぐ決心をしたのです。
家族3人きりの小さな餅屋は、創業以来、
保存料は使わず、餅米100%のつきたてだけを
売ることを守ってきました。
ある人は、子供のころの思い出を胸に、
ある人は、昔ながらの素朴な味を求めて、
今も、常連たちが店に集います。
もう時代遅れなのかもしれないと、諦めかけていた餅屋ですが、
代替わりに合わせるように、本物の味として口コミで
評判も広がり始め、新しい客も増え始めました。
餅の味とともに、店を中心につながっていく「人の輪」も
引き継いでいこうと歩みを始めた、小さな餅屋の1年を追いました。
ナレーター:森さやか