
World Media Festivals Television & Corporate Media Awards "intermedia-globe SILVER Award" 2020年日本民間放送連盟賞 番組部門 テレビ報道番組優秀賞 受賞第58回(2020年度)ギャラクシー賞奨励賞
2020年5月9日(土)午後3時放送 おっぱい2つとってみた ~46歳両側乳がん~
-
-
【内容】
11人にひとりが私でした・・・。
HTBでは乳がん検診の啓発活動、ピンクリボン運動を応援してきました。この最初にニュースコーナーで乳がん患者の様子を放送した15年前は20人に一人、でした。その後も特別番組やトークショーなどを続けてきました。その先頭に立ってきた本人がまさかの乳がんです。乳がんの最初のピークの年代でした。
しかも、両側。同時なのは全体のほんの数%といわれています。(2%未満)どうしようもない不安がよぎる中、不安を支えてくれたのはこれまで出会った患者さんと先生たち。
少しでも乳がんの知識があれば、その不安を弱めてくれるかもしれない。
覚悟もできるかもしれない。その思いで身に起こることをカメラに収めることを決めました。
患者となってわかったのは、選択することの多さ。病院、手術の方法、その後の治療法。治療によっては仕事や育児、介護などもできなくなるかもしれません。
判明してから2か月。両胸を一気に失う事実に耐えられず、同時再建を考え、13年前に乳がんを患った母も治療していた、病院に入院しました。
手術の前日に聞かされたのは、再建手術ができなくなった、という事実。唯一、乳がん患者用に保険適用されていた人工乳房が別のがんを引き起こすことになった、と自主回収に。
両胸を同時に失う事実を再び感じ、腹をくくった手術。私という患者のQOL(クオリティオブライフ)を高めるための考えられた手術・入院生活、そこでの患者さんとの出会いなど一度患者になると味わうであろう時間をカメラに収めました。
働く世代のがんは家族も巻き込みます。子育て世代を直撃します。
特に女性は非正規雇用も多く深刻です。
"治療で会社を休む、がん患者を雇う正規雇用はありません"
今回の作成のきっかけともなった、10分あまりの特集(10月21日)の放送後に寄せられた患者からの思い、です。
個別化医療が進む、乳がん。自ら患者会などに参加しながら、乳がんと生きる患者さんの声もつむぎます。
がんは死ではありません。早期発見と治療が命を救います。
がんと生きていく、、、社会の理解を深める一助へと思います。
【制作スタッフ】
ディレクター 阿久津友紀(患者本人)
プロデューサー 山田佳晴HTBノンフィクション おっぱい2つとってみた
5月9日(土)午後3時放送
5月26日(火)~HTBの動画配信サービスhodで配信中(無料)
https://hod.htb.co.jp/pg_nf/pg_id_nf006テレメンタリー2020
おっぱい2つとってみた再放送・・・5月31日(日)深夜0:55~
AbemaTVで配信中 (ビデオからテレメンタリーで検索)がんとともに、、、。
番組、SODANEへのご感想、ご意見お聞かせください。
メッセージはこちらから
番組制作、今後のイベント、SODANEなどで活用させていただきます。
がんとともに生きる方、ご家族を持つ方、そうでなくても、もちろん、どんなことでも、構いません。
決して1人ではありません。