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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員8名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は、2ヶ月に一度第4日曜午前5:40から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第574回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2025年5月29日(木)15:00~17:00

審議テーマ

「錦鯉たかし&オズワルドいとうの超自由時間」
(2025年5月4日(日)放送)

出席委員
作間豪昭委員長
桜木紫乃副委員長
横田伸一委員(レポート参加)
清水友陽委員
土田 拓委員(レポート参加)
本田真里委員
黒岩麻里委員
小澤 香委員
会社側出席者
代表取締役社長寺内達郎
取締役佐古浩敏
報道情報局長伊藤伸太郎
編成局長戸島龍太郎
総合制作部長鹿野俊二
番組担当プロデューサー浅野早也香
番組担当ディレクター瀬戸川雄一
番組審議会事務局長渡辺 学
番組審議会事務局吉田みどり

【審議対象番組についての委員意見要旨】

≪評価点≫

・かつてM-1グランプリで激闘を繰り広げた錦鯉とオズワルドのツッコミ同士のフリートークは、それだけで面白い話になりそうだとの期待を抱かせ、さらに北海道と縁がない二人のトークを北海道のテレビ局が番組にするというのも、企画の妙だと思った。

・番組の大きな魅力は、タイトル通りの自由さだと感じた。台本などに縛られることなく、まるで楽屋やプライベートでの二人の会話をそのまま覗いているような、ありのままの空気感で進行されている印象だった。

・芸人の楽屋ネタで作る30分間。ある意味、禁じ手ギリギリの会話もあったかと思うが、手だれの芸人ふたりがそろうと、なんということのない会話が芸になるということを改めて感じた。

・次々と繰り出されるエピソードに、作り込まない味わいがある。司会者を入れず当事者だけのトークで展開する手法が効果的だった。

・ジャスの音楽、そして森唯菜アナウンサーのナレーションに、程よい落ち着きと心地よさがあった。ちょっと大人でマニアなお笑いの時間を演出してくれるように感じた。

・渡辺さんと伊藤さん、芸歴の長い二人が話していると、ちょっとしたところに含蓄あるひとことが入る。無名のお笑いコンビを話題にする先輩の気遣いも、あざとさがなくて良かった。

≪要望点・改善点≫

・渡辺さんと伊藤さんは、芸人としての力量をしっかりと持っているが、今回のように売れた芸人が、苦労した若手時代の思い出話をするというコンセプトは、テレビ番組としてはよくあるもので、目新しい印象は受けなかった。

・キャバクラの女性スタッフの容姿や好みを語るシーンや、過去に行われた格付けルールのある男女のコンパにまつわるトークなど、ジェンダーの観点で気になる点があった。

・ヨシモト∞ホールを今回の舞台に選んだのは、閉館のタイミングに昔話をしようという意図だったのだろか。この劇場の出演者は閉館で今後どうなるのかなど、背景が今一つはっきりせずにもやもや感が残ってしまった。

・後輩芸人との絡みの場面では、二人のトークやワードセンスを楽しめた一方で、二人で進行する場面では、全体的に自然体すぎてリアルな分、笑いどころが少ない地味な印象で、少し物足りなかった。

≪提言≫

SNSなどと違い、興味のない人も視聴する地上波で放送するなら、劇場以外にも伊藤さんが親しんだほかの場所にもロケ地を広げてよかったのでは。他の情報が差し込まれることで、もっと視聴しやすくなったのではないか。

・次回の放送番組審議会は2025年6月20日(金)開催予定です。

過去の審議会だより