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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して,放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。

 番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。


平成19年度放送番組審議会委員(敬称略)10名

伏島 信治 委員長 (伏島プランニングオフィス代表)
中川 翼  副委員長 ( 医療法人渓仁会 定山渓病院院長 )
市村 三樹男 委員 (北海道電力(株)常務取締役・お客さま本部長)
伊藤 裕章 委員 (朝日新聞(株)北海道報道センター長)
松園 直史 委員 (札幌ヤクルト販売(株)代表取締役社長)
張  相律 委員 ((株)北海道チャイナワーク代表取締役)
岸田 洋輔 委員 (岸田法律事務所 弁護士)
河村 利枝子 委員 ((株)アトリエK一級建築士事務所 専務取締役)
林  薫  委員 (彫刻家)
朝倉 かすみ 委員 (作家)


第393回北海道テレビ放送番組審議会  -平成19年4月26日開催-

出席委員

伏島 信治 委員長
中川 翼 副委員長 (レポート提出)
市村 三樹男委員 (レポート提出)
伊藤 裕章 委員
張  相律 委員
岸田 洋輔 委員
河村 利枝子 委員
林  薫 委員
朝倉 かすみ委員

北海道テレビ側出席

代表取締役社長 荻谷 忠男
取締役CSR推進室長 番組審議会担当 横山 憲治
報道情報センター長 上杉 一紀
編成グループ部長 岡  茂憲
広報グループ部長 斉木 基
審議番組「イチオシ!」担当プロデューサーー 東  直樹
番組審議会事務局長
CSR推進室 ホットラインデスク部長 古田 俊暁


【会社報告】

  • HTBのデジタル視聴可能地域が11月に全道の85%へ
  • 民放連臨時総会で関西テレビを正式除名
    再発防止に向けてBPO(放送倫理・番組向上機構)に新委員会設置へ
  • 放送法改正案が今通常国会に上程へ。言論・表現の自由との相克で厳しく対峙
  • 4月8日、22日投票の北海道知事選・札幌市長選・各市長選等での放送対応
  • 放送倫理の向上に向けて「HTB制作基本マニュアル」を制定・製本
    制作会社への説明会に続き、社内外現場への説明会も順次実施
  • JR札幌駅改札口でスクロールタイプのPR展開スタート
  • 平成19年3月の視聴者応答報告 ほか

【審議内容】

HTB制作番組「イチオシ!」
月曜~金曜 午後3時45分から午後7時放送について

「イチオシ!」の位置づけについて【岡 編成グループ部長】

◇2003年度からスタートし、当社のフラッグシップ番組に成長した。視聴率も03年度が4.3%、04年度が5.5%、05年度が6.1%、06年度下期から3部構成となり、06年度の総平均は6.8%と着実な歩みを見せている。キャッチフレーズは「for the future,for the dream,for the children」。「“明日のために”“夢のために”“子供達の未来のために”今を伝えます」がコンセプト。

「イチオシ!」についての審議委員のご意見

◇字幕が大きくて目障りな感じがした。個人の好みだがセットの色も気になった。アマチュアのような映像が多いが、プロのカメラでとっているのか教えて欲しい。

◇情報・ニュース・特集とバランスがとれている。出演者は全体に服装やしゃべり方も好感が持てる。「世界に一つだけの味」は1位でも11票など、地方の店を取り上げ、あったかくなる。ゲストコメンテーターの役割に何を求めているのかわかりずらい。

◇ 全体にバラエティに富んでおり飽きさせない。手慣れてスマートな進行。オレンジ色のセットが番組を壊している。色彩は大きな要素であり、北海道のイメージのセンスのいいインテリアも考えて欲しい。

◇ ほとんど毎日見ており慣らされている。セットの色合いも気にならない。視聴者と適度の距離感があり、べたべたせずおもねてもいない。気象情報の大山さんだけが服装のテイストが違う。出演者の言葉遣いが気になるので濁った言葉は使わない方が良い。

◇セットの色は活気があるイメージで「イチオシ!」とすぐわかる。食べ物、温泉、社会問題のニュースなど、団塊の世代の視聴者が感想や意見を言いたくなる要素が多い。北海道の問題をさらに掘り下げて欲しい。

◇「世界に一つだけの味」は、なかなか1位にたどり着かないイライラ感、ダラダラ感が逆に番組の色になっている。地元の人へのインタビューも活きている。コメンテーターがうまく絡まない印象が強い。

◇新聞のラ・テ欄で各局の特集を比較して見るようにしている。高齢者や生活保護の特集など力量が上がっている。更に深化させて欲しい。「・・なので」「よって・・」など日本語の乱れは気になる。北海道弁はいいが、きれいな日本語への気配りをお願いしたい。

◇ニュースと天気予報の時間が多く、お役立ち情報が意外と少ない。「世界に一つだけの味」は、“かくれた名店・名所の発掘”みたいな企画で、はまってしまった。以前にスタジオ見学をしたときの状況が目に浮かび、大変親しみが持てた。

【東プロデューサーからの説明】

◇セットについてはオレンジ、赤をイメージし「イチオシ!」の色として意図して取り組んだ。画面を見たら「イチオシ!」と分かるセットにした。字幕については「わからない、読めない」という高齢者のストレスの訴えを受け、長めに、大きめに、を意識している。街頭インタビューはプロのカメラでなくディレクターがハンディカメラを使い、自前で自然な声を集めようと工夫している。

◇ゲストコメンテーターは“最初の視聴者”という位置づけで、噛み砕いてコメントを求めている。専門的にはレギュラーコメンテーターに担ってもらう。

◇「世界に一つだけの味」は、ナマ中継映像でリポーターが伝えるのではなく、情報番組としては異例だが、町の人の声を徹底的に使うのが番組の考え方で、グルメというジャンルとうまく組み合わさったと考えている。