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現在ブレイクしているお笑いコンビ錦鯉。「こーんにちはー!」と叫ぶ姿が印象的な長谷川雅紀は札幌・白石区出身。20年前は札幌吉本の芸人で、HTBの情報番組「夕方Don!Don!」のリポーターとして活躍していた。2002年、30歳のときに全国区の芸人になることを夢見て上京。牛丼店でアルバイトをしながらの芸人生活だったが、鳴かず飛ばず。40歳のときに初めて帰省した。居酒屋を営む母にネタを見せるが、ダメだしされる始末。そんな母に「もう少し芸人として頑張らせて欲しい」と懇願すると、「今の世の中、夢を追いかけることは大事なことだよ」と不甲斐ない息子の背中を優しく押した。新千歳空港へ向かう列車に乗り込む際に、母は手作りのおにぎりを渡した。ひと口食べるごとに雅紀の目から涙がとめどなくこぼれ落ちた。どんな思いが去来したのか・・・。
その後、雅紀はピン芸人を卒業し、渡辺隆とコンビを組んで「錦鯉」を結成。アルバイトを続けながらの芸人生活に変わりはなかったが、徐々に力をつけていき、2020年のM-1グランプリで決勝戦に残り、4位という爪痕を残す。49歳と43歳のコンビは注目を集め、いまや毎日のようにバラエティ番組でその活躍の姿を見せている。
2021年春、雅紀は相方を連れて帰省。母校の小学校に行ってみた。立て直しで校舎は様変わりしていたが、空気感に変わりはなかった。そして校舎の前で小学校時代の同級生と37年ぶりの対面。友との思い出が昨日の出来事かのように言葉として次から次に出てきた。そして20年以上前の思い出の地・西区のペニーレーン24へ。ここは札幌吉本に所属していたころ、当時の相方と初めて人前で漫才をした場所だ。あのときの緊張感、舞台から見た客席の様子などを話していると、そこに当時から雅紀をよく知るあのお笑いコンビが現れた。雅紀が上京する際に貸したドラマ「北の国から」が録画されているVHSテープ数本をまだ返してもらっていないと訴える。雅紀はもしかしたらこのコンビに会えるかもしれないと思い、そのVHSテープを持ってきていたのだが・・・。
そして雅紀は渡辺隆とともに母の営む居酒屋へ。店の壁にはお客さんから贈られたのであろう錦鯉の似顔絵や写真が貼ってあった。3人で話をするにつれ、すっかり渡辺のことを気に入った母。そしてまもなく50歳になる息子の健康を気遣っていた。何よりようやく人気が出てきたことを心の底から喜んでいた。
新千歳空港に向かう車の中で、最後のインタビューを試みた。「雅紀さんにとって故郷はどんな存在でしょうか?」。雅紀は数秒間宙を見つめた後、号泣した。こみあげてきた思いとは・・・。