- 2019年10月26日
放送 沢井製薬プレゼンツ「がんゲノム診断と個別化医療」③臨床の視点から... 乳がんに関係するドライバー遺伝子と個別化医療
「がんゲノム診断と個別化医療」第三回は、臨床の視点から、乳がんに関係するドライバー遺伝子と個別化医療について考える。乳がんにおける薬物療法は、他のがん種よりも早く分子標的治療薬が登場したことによって治療成績は格段に向上した。分子標的治療薬とはがん細胞に特異的に発現する、ドライバー遺伝子を標的に攻撃する特徴を持つがん治療薬。乳がんに関係するドライバー遺伝子としては「HER2」遺伝子変異が広く知られているが、最近では、20代などで発症する遺伝性乳がんでは「BRCA1/2」遺伝子変異、トリプルネガティブ乳がんに対しては「PD-LI」分子の発現が明らかになっている。番組では乳がんに関係する遺伝子変異を特定するゲノム(遺伝子)診断とともに、今後注目される薬物療法等について紹介する。
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