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「びっくりと懐かしさと」74年前の卒園生が集合写真 80歳男性小樽市で幼稚園の旧友たちと再会果たす

幼稚園を卒業した仲間ともう一度、写真を撮りたい。こう呼びかけたのは、なんと80歳の男性で、3日、小樽市で旧友たちと再会を果たしました。

これは1950年ごろ、小樽市の旧マリア幼稚園で撮られたクリスマス会の写真。ここに映る子どもたちが卒園から74年の時を経て3日、小樽に集まりました。

卒園生)
「ひとみちゃん?あっ、ひとみちゃんだ」
卒園生)
「私たちの年齢では次はなかなか大変なんですよね。思いがけない楽しみをいただいてみんなで感謝しています」。

企画したのは横浜市に住む石井正明さん(80)。戦時中、東京から札幌に疎開し、終戦後5年ほど小樽で暮らしていました。この写真はカメラマンだった正明さんの父親が撮影したもの。今まで、大切に保管してきました。

石井正明さん(80)
「(Qご自身はどれが自分かわかる?)これ。運河で魚釣りをしたりよくやりましたね。短期間だったけど小樽の思い出はすごく濃いです」。

74年前、旧マリア幼稚園を卒業した仲間ともう1度一緒に写真を撮りたい。石井さんは新聞にこの写真を掲載し3日の午後1時半、富岡聖堂に集まってほしいと呼びかけたのです。富岡聖堂はかつて幼稚園があった場所の裏にあり、みんなでたびたび訪れた思い出の場所です。

卒園生)
「びっくりと懐かしさとみなさんがどうしているのか興味があって」。

卒園生)
「(Qどちらにいるかわかります?)わかります。でも私こんなかわいかっただろうか」。

卒園生)
「てっきり私だと思ったら1個上の方みたいで。私の方が1年下みたいです。はりきってきたんですけどね」。

卒園生は、およそ130人。12人が集まりました。

石井正明さん(80)
「予想以上にみなさん集まっていただいてびっくりしました。昔とにかくここで遊んだなという仲間が集まっていただいているので本当にうれしいです」。

石井さんは今回撮影した写真を、来月に横浜で開催される写真展で発表するということです。

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