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北海道初進出のスーパー「ロピア」いったいどんなお店?神奈川県まで行って一足早く店内徹底解剖

スーパーの「イトーヨーカドー」が北海道からの撤退を決めましたが、札幌市北区の屯田店と、西区の琴似店の事業を引き継ぐのが、道内初進出のロピアです。いったいどんなお店なのか、神奈川県まで行って一足早く店内を取材しました。

■浜野仁志・管理本部長「ロピアの強みというのは根本にはやはり『食のテーマパーク』というのをコンセプトにして展開しているところです」

お邪魔したこの日は「青果最強の日」という特売日。この日を目当てに来るという買い物客もいました。
■客「タマネギ買いました。月曜日は安いので来ています
■客「野菜が安いです。ほかと比べると鮮度もいいですね」

ロピアは食べ盛りの子ども2人がいる4人家族をメインターゲットにしています。大容量でお手頃な商品が多く並んでいました。
「国産若鶏モモ肉」は、100グラムで72円(4月8日撮影:小田原高田店 以下同)。ロピアの前身は精肉店です。1971年に神奈川県で開業しました。いまも会長が牛を毎日、一頭買いして各店舗に卸すため、肉の種類も豊富です。こちらは1頭の牛から3%しか取れないと言われる希少なヒレ肉「シャトーブリアン」。ちょっと贅沢をしたい時もロピアで買い物が済んでしまいます。さらにロピアオリジナルの「ポークウインナー」や「ロースハム」といった加工品も充実しています。

■依田アナ「フライパン1枚でできる味付け肉では、タンドリーチキンが400グラムで342円です。いや~家計の味方です」

スーパー「ロピア」の1号店は2009年に神奈川県にオープンしました。店名は「ロープライスのユートピア」が由来です。関東圏をメインに、国内外に90店舗を構えています。ロピアを運営するOICグループは、ここ5年で売り上げは3倍となり急成長しています。

■浜野仁志管理本部長「グループ目標として、2031年度にグループ売り上げ、2兆円というものを中期計画で掲げているんですね。やはりその目標を達成するためには、少なくとも日本全国の中核都市には店舗を広げていきたい」

8年後には、いまの5倍の売り上げを目指していますが、そこにイトーヨーカ堂から打診があり、札幌への進出を決めました。さてロピアが出店を予定する北区屯田には、すぐ隣に北海市場があります。西区琴似は、イオンやトライアルがある超激戦区です。そんななか、ロピアはどう戦っていくのでしょうか。

■浜野仁志管理本部長「ロピアでないと買えない商品を販売する。そういったことで価格だけじゃない、商品による差別化というものを行っていって、他社さんと棲み分けができていけばいいのかなと思っております」

例えば鮮魚コーナーにあったのは「生本鮪ブーメラン」。マグロを切った形から名がつきました。赤身、中トロ、大トロと3つの部位が楽しめるロピアの名物商品です。

■依田アナ「食卓に、あとひと品の総菜も大変充実しています。シュウマイはでかい、チキンは山盛り、焼き鳥はた~くさんです」
ピザは直径30センチほどでマルゲリータは1枚647円。こちらの店では、1日300枚ほど売れているそうです。

一見「たこ焼き」かと見間違うのが「つくねのこんがりチーズ焼き」。焼きあがった「つくね」の上に、仕上げにトッピングしているのはチーズです。ちょっと焦げ目をつけて香ばしさを増しています。

■総菜チーフ「買いやすい価格で提供しています。ぜびロピアでの総菜でおなかいっぱいになってもらって、家族で楽しい時間を過ごしていただければと思っています」

こちらの商品は5つまとめて買うと、3.5割引きになります。ロピアでは、まとめて買ってもらうことで、値引きにつなげています。支払いは現金のみです。クレジットカードや電子マネーの利用に必要な設備費や手数料を省くことで、より安く消費者に商品を提供しています。

道内のスーパー大手アークスは、ロピアの進出を冷静に見守る構えです。
■アークス横山清社長「まだ2店舗。それだけでは採算が合わないはずですから、これからかなり思い切ったことをなさるだろうし、安く仕入れられるか、安さを維持、安い経費を自分たちで創出できるか、そういうことができるかどうかお手並みを拝見したい」

■浜野仁志管理本部長(Qオープン時期は?)「(屯田の)閉店から3ヶ月程度を目処にオープンしていく。時期はちょっと明確に言えないんですけれども」
イトーヨーカドー屯田店の閉店は、7月28日、琴似店は来年年明け予定です。年内には、ロピア道内1号店がオープンする見通しです。

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