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札幌市が来年度から市街地近くの一部エリアに箱わななどを設置する方針を決定 ドローンを使い調査も

札幌市はクマの対策強化するため、来年度から市街地近くの一部エリアに箱ワナなどを設置する方針を決めました。

札幌市の市街地でも出没が相次いでいるクマ。
3年前には東区の住宅街で男女4人がクマに襲われけがをしました。
去年も・・・。

■高橋海斗記者:
「車通りの多い住宅地の近くで去年クマが目撃されました。札幌市は箱ワナなどを設置してクマを駆除する方針です。」

去年11月には、西区山の手にある住宅の防犯カメラに3頭のクマが映っていました。
札幌市に寄せられたクマの目撃情報は2018年度は137件でしたが、昨年度は227件まで増えたということです。
こうした事態をうけ、札幌市は来年度から一部エリアで箱わなを設置する方針を固めました。
箱わなを設置する「ヒグマ対策重点エリア」です。
範囲は三角山、円山、藻岩山のふもとが含まれ、円山動物園や藻岩山ロープウェイなどの観光施設のほか、小中学校12校が含まれます。

■札幌市環境共生担当課坂田一人課長:
「まずは市民や観光客がヒグマと出合うリスクを下げるということで、そのためにはそこに住むヒグマの個体数の密度を下げるような対策が必要になってきます。」

人間の生活圏まで進出してきているクマ。
市は今年度中にドローンを使いクマの生息地を詳しく調査することにしています。

■観光客:
「いきなり出てきたらびっくりですね/共存は難しいと思うので人間を守る方向にいかないといけないのかなと思います。」

■市民:
「クマだって生活して生きているわけだからね、食べるものがなかったら(人里に)降りてくるでしょうしね。」

酪農学園大学の佐藤教授によりますと「住宅街に出没するクマは住宅街が安全だと認識している。クマの分布ラインを市街地から遠ざけることが大事」と話しています。

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