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医療・介護・福祉 困った時のよろず相談所【地域包括支援センター】とは

2015年11月19日放送

【地域包括支援センター】をご存知でしょうか?
「介護や医療、福祉の相談窓口」です。狭くは介護の予防を進める組織ですが、
介護に限らず医療や福祉など広範な困り事の相談を受け付ける〝よろず相談所〟です。
2005年の介護保険法改正で設置が決まり、翌年から全国の各市町村に置かれるように。
現在では全国で約4500カ所、北海道内では268カ所にあります。

■どんなことをしているの?
・要支援とされた人の介護のケアや介護予防サービスの調整
・介護と医療や福祉との円滑な連携の支援
・介護や医療、福祉に関しての総合的な相談受付
・成年後見制度など権利を保護するための支援 ・ケアマネージャーのケア

■どんな人がいるの?
・医療の専門家である保健師  ・福祉の専門家である社会福祉士
・介護支援専門員(ケアマネージャー)の相談に乗れる主任介護支援専門員
それぞれが専門知識を持ちよって相談事例を総合的に受け、適切な対応ができるように。ただしセンターの規模により兼務の場合も。

■業務の実例
・他県から長男の家に身を寄せたものの、見知らぬ土地で引きこもりがちになった女性に、
近くのデイサービスに通うことを勧めました。
・入院中の患者とその妻の体調に不安を感じた病院から問い合わせを受け、
新たな生活支援をアドバイスしました。
・脳梗塞の後遺症で高次脳機能障害になった身寄りのない高齢女性の退院後の生活について、病院や介護施設と情報交換を続けコーディネート役を務めました。後遺症で金銭管理ができないため、成年後見制度の申請などを地域包括支援センターが仲立ちしました。

■地域包括支援センターから皆さんへ
「高齢や病気、障がいなどで生活支援が必要になっても、家族が手助けを求めず、丸抱えで面倒をみて、手に余って行き詰まり、慌てて介護施設などを探す例が少なくありません。しかし、そうしたケースでの善後策はどうしても選択肢が狭まり、最善の道を見つける余裕がないと、本人はもとより家族にも不満や不都合が残ったままになることが多いのです。適切な支援を受けるためにも、どんなささいなことでも構いませんから、少しでも早く相談に来てください」 (千歳市北区地域包括支援センターの富永壮センター長)

■どこにあるの?
「市町村の直営」と「医療法人などに業務委託している場合」があります。
従って設置されている場所は役場内のほか、病院の中や、社会福祉協議会の中など、まちまちです。お住まいの役場に問い合わせることをおすすめします。

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