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「RUN伴 北北海道編 ~認知症でも暮らしやすい社会を求めて~」
~思いつなぐ患者たちの全国縦断たすきリレー~

2016年7月 4日放送

RUN伴(らん・とも)は
「明日へ走る」RUN‐TOMORROW(らん・とぅもろー)を略したものです。
認知症の患者を地域のみんなで支えようと5年前、北海道で始まりました。

北見市の86歳の男性。
10年ほど前にアルツハイマー型の認知症と診断されました。
30年以上スーパーを経営したやり手の店長でした。
男性は、RUN伴というリレーイベントのランナーのひとりです。

ゆっくりとした歩みでも、車いすでも、
走りきってゴールしたとき、患者には笑顔があふれます。
午後4時半タスキが男性に回ってきました。
参加する前、家族には葛藤がありました。
「どっちかというと認知症は隠したい。人にさらけ出していいか悩んだ」と
打ち明けた男性の娘。でも、自宅で介護をするためには、みんなに知ってほしい。
当日、わずか130mの距離を進む間に
男性を応援しようと、常連客や近所の仲間が集まりました。
ゴールを切ったとき、拍手のなかで妻は周囲に心からの感謝を伝えました。
「ありがとうございました。これからもがんばって面倒を見ていきたいと思います」

RUN伴の2日目。参加者は広大な十勝の平野を走ります。
清水町の特別養護老人ホームで暮らす94歳の女性。
参加を決めたのは医療ソーシャルワーカーとして働く孫でした。
子ども・孫・ひ孫、みんなで一緒の時間を過ごしたかったのです。
3年前に大腿骨を骨折して以来歩くことも難しくなりほとんど車いすになった女性。
ところが...ゴール直前、女性は立ち上がり、歩き出しました!
女性はゴールをして美味しそうにビールを一口飲みました。

認知症の人もその家族も生き生きと暮らせるように。
想いを乗せたタスキは1ヵ月かけて北海道を駆け抜けます。
※南北海道編は19日に放送予定です。

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