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「RUN伴 南北海道編 ~認知症とともに生きる~」
~思いつなぐ患者たちの全国縦断たすきリレー~

2016年7月19日放送

認知症の患者とまわりの人たちがともに走りタスキをつないでいくリレーイベント、
「明日へ走る」RUN-TOMORROW(らん・とぅもろー)。
略して「RUN伴(らん・とも)」の南北海道編。(北北海道編は7月4日放送済)

今月2日、北見をスタートしたタスキは
15日から18日にかけ、札幌から函館までを走り抜けました。
RUN伴のタスキを縫ったのは
函館市の介護施設で暮らす70歳の認知症患者の女性です。
新しいことが覚えられない、何度も同じことを話すなど
アルツハイマー型認知症の症状があります。
認知症と診断されてから、ノートに愚痴を書き綴っていました。
「なさけない」「もうダメネ。終わり」「早く死にたいよ」
介護施設に入所したのは2カ月前。
落ち込んでいた女性に何かしてもらおうと、
スタッフが誘ったのがタスキ作りでした。

RUN伴の参加者は皆、タスキに自分の名前を書き入れて次の人につなげます。
苫小牧では、中学生が参加して認知症の女性と手をつないでゴールしました。
認知症患者と支援者の人たちは毎週末少しずつ次の地点を目指し
北海道を横断していきました。
そしてついにタスキは函館に。女性のもとに届きました。
直前まで、走らないと言っていた女性。
しかし、自分が縫ったタスキをかけられると...ランナーとしてスタートしました。
担当したのは、およそ150メートルの距離。
ゴールした女性は満面の笑みで「気持ちよかったです!」と話しました。

道内でおよそ1300人が参加したRUN伴は
18日午後6時半、北海道の最終地点、函館の五稜郭に到着しました。
タスキには「認知症」とともに生きていこうという思いが込められています。
(RUN伴のタスキはこの後、本州を縦断し、11月に沖縄でゴールとなります。
「RUN伴公式ホームページ」 http://runtomo.jimdo.com/

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