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台風で川が氾濫し、施設に水...。避難しなければならないその時、高齢者は

2016年9月13日放送

8月30日、北海道を襲った台風10号。
南富良野町幾寅地区では空知川の堤防が決壊し、町中が冠水するなか、
老人ホーム「一味園」にも水が入ってきました。

職員「みんなを起こして、車椅子や歩行器で歩く方々動けない人はベッドに乗せて
テーブルに乗せてゴロゴロと引っ張って行った」「利用者さんと水没するのかなと」

役場から避難勧告の電話がきたのが夜10時。10人の職員で対応にあたりました。

この時、町の避難所に指定されている保健福祉センター「みなくる」が冠水。
高齢者たちは避難場所を失っていました。

南富良野町が被害にあった前日、岩手県岩泉町では同じく高齢者施設が浸水し
逃げ場を失ったお年寄り9人が亡くなるという悲劇が起きていました。
清水町の高齢者施設の職員などからは、「今回は運が良かった」といった声も聞かれました。

今回の災害では避難ルートの問題が浮き彫りになりました。
新得町で亡くなった男性は、車で避難所の小学校に向かう途中、
崩落した橋に気が付かず、転落して死亡していました。
もし、もうひとつの避難所である町内の神社に逃げていれば助かったかもしれません。
しかし、徒歩で高台の神社に避難するのは高齢者には大変なことです。
専門家には「橋を避難路に設定した自治体の備えに問題があった」と指摘する人もいます。

大雨が一段落したあと、高齢者にとって避難生活は容易なことではありません。
清水町には、1人暮らしのお年寄りが約900人。
高齢者だけの世帯が約1600世帯を超えています。
病院や高齢者施設の職員らが、見回りや送り迎えを行っています。

高齢者は災害弱者と呼ばれています。緊急時でも 迅速な避難が難しいからです。
その高齢者を救える手立てを地域の力で考えていく必要があります。

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