ボクの妻と結婚してください。
「ボクの妻と結婚してください。」
いったいどんな物語なんだ~><

なんであなたがパートナーで居続けられないの?
結婚生活に嫌気がさしたとか?
でも、それならさっさと他人になりたいよね?
ひょっとして、罰ゲーム??
そんなことを思いながら最初のページをめくったのでした。
一ページ目でそういった謎はアッサリ解けてしまうのですが(笑)
それにしてもいい物語でした。
本を読む速度が異常に遅い私ですが、
この本は帯広出張のJRの中でほぼ読み切りました。
しかも片道だけでしたから、2時間くらい。
そのくらい集中力が持続したというか、
先の展開が気になって、気になって、
あっという間にラストまで読み進めたって感じです。
この辺り、何ともサスガです。
実は、この小説を書いたのは放送作家・樋口卓治さんです。
樋口さんは「Qさま!!」始め、
「笑っていいとも!」や「さんまのSUPERからくりTV」など、
数々のヒット番組を手掛けている、まさにSUPER放送作家さんです。
私自身は、
入社3年目のとき担当していた番組が縁で樋口さんと知り合ったのですが、
当時すでにSUPERがつくほど売れっ子で超多忙だった樋口さん。
ただ、残念ながら私の樋口さんの印象は、一言でいうならこうでした。
「すけべなお人^^;」
だって、当時私が担当していた番組のチーフディレクターと
暇さえあればエロトークを繰り広げていたような気が・・^^;
そんな記憶だけが脳裏に色濃く残っていたのです(笑)
でも、今回の小説を読んで樋口さんの印象が私の頭の中で塗り替えられました。
「なんてピュアな人☆」
しかも、構成作家さんならではの、対象者(読み手)を飽きさせない構成。
サスガとしか言いようのない展開だったのです。
この作品は、
結婚観、人生観、死生観
これらを、妻や息子、仕事仲間とのかかわりから見つめた物語です。
そして、そこには「食」というスパイスがふんだんに散りばめられていました。
「こんな美味しい結婚観は初めてです」
このセリフは、物語のなかである男性が主人公にいう言葉です。
美味しい結婚観・・・
なんて素敵な言葉だろうって思いました。
そして、実際に物語の中で主人公が男性に語る結婚観ってのが、
ホントおいしそうなのです(笑)
プラスイートの中なので、「食」という観点で書かせてもらいましたが、
この物語はいろんな視点で見ることができますし、
どんな視点から見ても、皆さんに感動を運んできてくれると思います。
是非、皆さんも「ボク妻」をお楽しみください♪
発売は、明日11月22日。
いい夫婦の日です^^
12/11/21(水)