08年2月2日放送分「オホーツク流氷の海と流氷下の生き物」
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11月初旬、シベリア・オホーツク海北西部
干潮のチュミカン湾、
流氷のふるさとの朝。 |
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気温マイナス10度。沖から流氷の赤ちゃん
氷晶(ひょうしょう)の海が満ちてきた。 |
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氷晶がくっいて海の氷が誕生。
ここは流氷の ふるさと、やがて風や潮に流され南下する。 |
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12月中旬。巡視船「そらち」の流氷パトロール。
サハリン南部近くから24時間の監視が続く。 |
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ライトに浮かんだ流氷は、直径約2メートル
ハスの葉状の氷に成長している。 |
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1月中旬。南下を続けてきた流氷は枝幸沖の
オホーツク海に広がっている。 |
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大小さまざまな流氷が南下。ハス葉氷から
10メートルを越すものまで流氷のモザイク。 |
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夕日の中を進む流氷群。流氷は風向きで
岸に近づいたり離れたり生き物のようだ。 |
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オホーツク海の流氷は、知床岬を回って
根室海峡に流れ込んでいる。 |
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マリンブルーに染まった流氷下の海。
そこは 知られざる海の生き物が躍動している。 |
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クリオネ。和名はハダカカメガイ。
肉食で殻を持たない巻貝の仲間。 |
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クリオネに唯一捕食されるミジンウキマイマイ。
こちらは透明な殻を 持つ巻貝の仲間。 |
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チシマオオイボイソギンチャク。
千島の名が付くイソギンチャク。6センチほど。 |
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ムラサキウミトサカ。
北の海に咲く 柔らかなサンゴの仲間。 |
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スギノハウミウシ。透明な体に房状の
突起をつけたウミウシ。2センチほど。 |
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オグロゲンゲ。大きさ約30センチ。
水深 200メートルの深海に棲む珍しい魚。 |
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ギスカジカ。体の色をコンブに合わせて
カムフラージュ、擬態です。 |
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海底の砂地を行くタラバガニの子供。
大きさは5センチほど。 |
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