08年2月16日放送分「クリル(千島)列島の太平洋戦争遺跡II」
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クリル(旧千島)列島北部のパラムシル島 旧柏原。
島は北から進攻してくるアメリカ軍に 備えた本土防衛の最前線であった。 |
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パラムシル島の中部、太平洋に面した擂鉢湾の海岸。
終戦まで日本のサケマスの 製缶工場が立ち並んでいた。 |
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擂鉢山。標高わずか84メートルの低山。
擂鉢を伏せた形から名が付けられた。 |
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擂鉢山の麓につくられた旧海軍の擂鉢湾飛行場跡。 島に造られた4つの航空基地の
一つ。 左上に滑走路跡が伸びている。
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航空基地は太平洋戦争に突入した 昭和16年に建造。
錆び付いた格納庫は 埋もれた戦争の歴史を紐解く遺跡のひとつ。 |
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弧を描いたクリル列島の終着、旧占守島。
太平洋戦争当時は2キロの海峡を挟んだ 旧幌筵島と共に本土防衛の最前線となった。 |
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シュムシュ島南部、旧片岡の丘の上に
旧海軍・片岡飛行場跡が残されている。 |
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第2次世界大戦当時のキングコブラ戦闘機。
対ドイツ戦のためにソ連がアメリカから 買い入れた。 |
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敗戦後、旧片岡飛行場はソ連軍の基地に。
旧海軍の施設や運ばれてきたキングコブラ機が
10年ほど使われ打ち捨てられた。 |
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日本の旧海軍が建造した戦闘機の格納庫。
片岡飛行場は太平洋戦争真っ只中の 昭和17年に造られた。 |
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崩れ錆び付いた大きな戦闘機の格納庫・・・。
戦争の記憶を秘めて静かに眠りについている。 |
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シュムシュ島の北、悲劇の竹田浜。
終戦から3日後の未明、千島占領を目論んだ ソ連が
2万人の兵士を上陸させた。 |
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旧日本軍のトーチカ跡。
ここで守りを固めていた日本兵は僅かに600名・・。
濃霧の中の 戦いで双方に多くの戦死者が出た。 |
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遠い記憶の彼方から名も無き兵士の
平和を願う悲痛な叫びが蘇る・・・・・。 鎮魂の島、占守島。 |
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