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46歳両側乳がんになりました㉒ 治療が止まっている・・

コラム

阿久津友紀(HTB報道部)

2020/05/15

検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。

 緊急事態宣言、一部解除になりましたが、私たちの住む北海道・石狩管内は継続です。札幌市長や鈴木知事からSTAYHOMEの継続のお願いが出ています。このコロナ渦で治療も立ち行かなくなっている方も多くいます。きちんとした情報で判断したいものです。

https://www.jsmo.or.jp/general/coronavirus-information/qa_3gakkai.html

日本癌治療学会,日本癌学会,日本臨床腫瘍学会(3学会合同作成)
がん診療と新型コロナウイルス感染症:がん患者さん向けQ&A

私も参考にしています。

 今回、リンクをご紹介したのはこちらのメールをいただいたからです。

『初めて乳癌と言われたのは、2020年2月でした。17年間欠かさずに毎年乳癌検診を受けてきましたが、見つけたのは、自分の違和感という実感でした。子宮内膜症もあり、1年定量ピルを服用していました。それが引き金となったかは定かではないですが、明らかに熱さを感じ、受診しました。半年前に検診に行った先生に「念のため、細胞診しよう、多分良性だと思うよ。」、その1週間後。細胞結果はレベル4。その後、局部麻酔をし針生検をしました。これがものすごく怖かったです。春休みになり、3月26日に温存手術をしました。私の母は、乳癌。それもあり、遺伝子検査をすすめられていたのですが、コロナ騒ぎでできない状態になりました。現在は、近くの病院で、抗がん剤治療が始まり、副作用と向き合いながら過ごしています。阿久津さんのVTRを観て、若いのに抗がん剤治療しなくていいこともあるんだと知りました。私は、30代だから、抗がん剤、ホルモン、放射線全てやる予定です。落ちついたら、ピンクリボンの会に参加したいと思いました。 』

とこのコロナ渦の中で治療に向き合われておられる方からでした。抗がん剤も始まったとのこと。ご無理されず、回復に向かわれるよう祈っております。

 私と同じようにお母さまも罹患。さらに遺伝子検査を勧められて、やっぱり保留、、ということですね。さらに、私はVTRではお話していませんが、卵巣に腫瘍もあり、ポリープなどの治療でずっと婦人科にもかかっておりました。そうした方も多くおられると思います。どこまで検診すべきか、検診率が下がらないか心配される声も届きました。

 50歳の方です。『息子が年少の時に見つけ、卒園までは卒業まではとなんとかふんばり今春20歳になりました。不便、不安は尽きなくありますが仲良くつきあっています。病気を見つけたときの主治医が「がんは成人病です」とあっさり言い放ってくださったおかげで気にせず普通に暮らしています。ただ、抗癌剤治療をしたためいまだに白血球の数値は正常値の最低しかなくこのコロナに非常に怯えています。こういうところが健常者とは考えが違うと感じてしまいます。<検診率が低くならないことを望みます。』

 まだまだいただいております。番組で伝えきれなかったことが知りたい!という鋭いご指摘もいただいていますのでこれは次回。

 私はほんの一例、です。乳がんはひとつではありません。治療方針など主治医の方にご相談されながら、一緒に命を守りましょう!

この記事を書いたのは

阿久津友紀(HTB報道部)

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