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25:00

内村さまぁ~ず

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2008年5月1日(木)

嬉野です。

今日は札幌、暑かった(笑)。




【DVD第10弾・予約受付終了いたしました】
全国のローソンにて行われておりましたDVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の予約受付が上限数に達したため終了となりました。
5月14日からはHTBオンラインショップでの通信販売、道内HTBグッズ取扱店さんでの店頭販売が開始となります。

(19:33 嬉野)

2008年5月2日(金)

嬉野です。

さて、ちゅなことでね。
奥さんね。

札幌は暑いの。
昨日に続いて本日も暑いの。

この陽気でね、裏庭のどうでしょう桜もたまらんかったのか、
一気に花が咲きましてね。
ぽってりとした花盛りの木になりましたさ。

お昼にわたくし弁当を食べていましたらね、
広報のOn越アキが来ましてね、

「どうでしょう桜が咲きましたから、これからOnちゃんが
お花見をしますけど…」

なんてなことを言いながらね、デジカメをプラプラさせて、
クマクマという手下と共にうれしそうにしておりましたよ。

まったく、この暑いのにご苦労なことでございます。

この暑さにあえてあの中に入るなんて暑い暑い。
まさしく額に汗して働く女ふたり。

そういえば、なんとはなしに、この女ら二人の顔が、
どことなくOnに似てきたような気もいたしましたほど。

Onガラの黄色いレジャーシートを桜の木の下に敷きましてね、いやぁ暑い暑いと言いながら花見に出かけたOnちゃん。

表情は常に涼しい顔のポーカーフェイスで、顔色ひとつ変えずに黄色く笑ってはいますが、中身は、もう汗だくでしょう。

ほんとにねぇ奥さん。
中身は脱水症状になっているかも知れないのに、着ぐるみの顔がどんな状況下でも笑いっぱなしなものだから、見ている方は、気の毒とも思えず、お構いなしに和みますね。

他人の気持ちを察するって難しい。ねぇ。

ということでね、
春のどうでしょう桜と花見に興じるOnの写真をのっけましたよ。藤やん犬も咲いてますね。

本物の藤やん犬は、本日カメラマンと小樽へロケハンに行きましたよ。

GWが明ければ、いよいよドラマのクランク・インは秒読み段階であります(笑)。

本物の藤やん犬が、いよいよメガホンを取ります。

キャスティングも、そろそろ発表できるのではないでしょうか!
御期待ください。

じゃ、また連休明けにお集まりください。

それまで解散!

各自の部署で頑張りたまえ!

私も明日から、家の女房と旅に出るのでありますよ~ん(笑)

さぁさぁお休み、お休み。お仕事忘れましょう~!

風邪も治ったか、治らんか、よく分からんが、
みなさん元気で過ごすのよ~!
負けるなよ~(笑)!



【DVD第10弾・予約受付終了いたしました】
全国のローソンにて行われておりましたDVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の予約受付が上限数に達したため終了となりました。
5月14日からはHTBオンラインショップでの通信販売、道内HTBグッズ取扱店さんでの店頭販売が開始となります。

(17:25 嬉野)

2008年5月8日木曜日。藤村でございます。

連休が明けまして、いよいよHTB開局40周年記念スペシャルドラマ「歓喜の歌」の準備が本格化しております。

このあと日記が書けるかどうかもわかりませんので、とりあえず書いております。

ふ、う、ともに本日も元気にやっております!

以上、現況報告!

一時解散!


【DVD第10弾・予約受付終了いたしました】
全国のローソンにて行われておりましたDVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の予約受付が上限数に達したため終了となりました。
5月14日からはHTBオンラインショップでの通信販売、道内HTBグッズ取扱店さんでの店頭販売が開始となります。

(14:21 藤村)

5月10日土曜日。

HTB開局40周年記念ドラマ「歓喜の歌」の準備で案の定、日記執筆ままならぬ嬉野、そしてわたくし藤村でございます。

演出担当の私は連日小樽へと通い、プロデューサーの嬉野先生は、連日細かな業務に忙しく立ち回っております。

本日も両名休日出勤。

ということで、本日も書いておきます。

ふ、う、ともに本日も元気。

以上、現況報告でございました。

おっと!来週14日水曜日はいよいよDVD第10弾の発売日!

DVDを入れた瞬間に始まる新オープニングムービー、さらにディスク2でいよいよ披露される新予告編音楽なども、どうぞお楽しみに。

そして同じく14日から埼玉川越・丸広百貨店にHTBグッズが出店いたします。埼玉の皆様、および周辺関東軍の皆様、是非ともお越し下さいませ。

よし、以上一時解散!


【DVD第10弾・予約受付終了いたしました】
全国のローソンにて行われておりましたDVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の予約受付が上限数に達したため終了となりました。
5月14日からはHTBオンラインショップでの通信販売、道内HTBグッズ取扱店さんでの店頭販売が開始となります。

(13:07 藤村)

2008年5月12日(月)

嬉野です。

明日の晩にね。
明日の13日の晩の深夜0時を回りますとね。
日付的には14日になりますでしょう。

そうしますとね。
いよいよどうでしょうDVD第10弾の発売となりますのでね。
普通でございますと、わたくしがこう夜通し掲示板を更新して朝を迎えますところの、いわゆる「BBS」祭りなぞといいますものをね、この老体に鞭打ちましてね、いわゆる、なんでしょう、粛々とね、このぉ運営していく手はずでございますが、

したが奥さん、
今回は、お休みさせていただきますですよ。

しませんよ。
BBS祭りは、ありませんのよ。

ねぇ奥さん。
あれやるとそのあとにダメージが出るのよ。
一週間ほどぼんやりしちゃうのよ。

で、まぁね、
今回はそうそうぼんやりも出来ない身の上なのでね、
パスすることにしたの奥さん、
泣く泣くよ。

泣く泣くBBS祭りはやらないことにしたのよ~!

でも、黄金の秘仏御開帳はございますし、
タレントさんお二人さんのコメントもありますんでね、
そちらをお楽しみにしていただきたく存じますですよ。

そうそう。
今回の40周年記念ドラマの脚本がね、
とても面白いのよ奥さん。
うちの巨匠も張り切ってますから、どうか応援のほどよろしく。

そして!エキストラ多数募集!
と、ひそかに当てにしてますのでね、
協力してやっても好いぞと思われる寛大な御仁は、
改めて募集をいたしますのでその節にはね、
なにとぞよろしくお願いをいたしますね。

じゃ、本日はこれにて解散!




【DVD第10弾・予約受付終了いたしました】
全国のローソンにて行われておりましたDVD第10弾「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の予約受付が上限数に達したため終了となりました。
5月14日からはHTBオンラインショップでの通信販売、道内HTBグッズ取扱店さんでの店頭販売が開始となります。

(22:02 嬉野)

2008年5月13日(火)

【午後8時】藤村でございます。

さぁあと4時間ほどで、DVD第10弾の受け渡し解禁であります。

その前にお知らせを。

ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。(私は「どこに特典映像があるんだ?」と、ちょっと焦りました)

「特典映像」を選択する場合は、メニュー画面で方向キーを押す。お忘れなく。

予約できなかった方は、明日からネット販売のHTBオンラインショップ、道内各HTBグッズ販売店での発売が開始です。

さらに、明日から川越・丸広百貨店にて物産展開催。関東軍のみなさまのお越しをお待ち申し上げております。

最後に、うふ両名、ドラマ業務全力投球中につき、夜通しの掲示板更新できませぬこと、平にご容赦を。

では皆の衆!

討ち入りじゃ。


【う先生の日記】

あぁ、えぇ、うぅ、
城代家老の嬉野でごんす。

今宵はローソン屋敷へ討ち入りの日。
日付が14日へ変わるを合図におのおの方!
お分かりですな!
引換券をば手に持って!
ローソン屋敷のカウンターへ!いざ出迎かれませぇ!
(どんどんどん)

ということでね。
すいませんね。
今晩は、もうみなさんにお任せするばかりですよ。
BBS祭りは開催されませんのでね。

私には、今宵、掲示板に寄せられます全国津々浦々で繰り広がられますみなさまの奮闘振りをリアルタイムで応援することはできませんが、みなさんどうか御無理のない範囲で討ち入ってくださいね。

明日、どっかで更新することはできますのでね。お気張りくださいみなさん。

そうそう明日は川越で北海道物産展が開催されますけん。
川越の皆様にはそちらへもお越し願いたい。

さて、本日もうちの巨匠はロケハンに出ております。
連日多忙でございますが、本人すこぶる軒昂でごじゃいます!ので!御心配なく!

それでは、この日記を更新いたしまして、秘仏御開帳の手はずと相成ります。
(前回御開帳忘れましたね、すんませんね。)

ささ!黄金の秘仏になったタレントお二方のコメントを!
ありがたくお読みくださいまっせぇ!

じゃ奥さん、時間になったら討ち入ってきてね。
あぁでも、婦女子は、明るくなってから行くのよ。
荒くれ者だって用心して行くのよ。

それでは皆の衆!
吉報をお待ち申し上げまするぞ!(どんどん)

どうでしょうDVDも、もう10弾!でござります。
御支援ありがとうございまする!

(20:13 嬉野)

2008年5月14日(水)

嬉野です。

昨夜半より滞りなくローソン屋敷、他各所で討ち入りのセレモニーが行われておるようでございます。

川越の方にも多数の猛者のみなさんが押し寄せられまして、
「ベトナムTシャツ」などは、ことごとく買いつくして仕舞われたそうでございます。畏るべし!

もう再入荷は出来ないほどだそうであります。

ただ、北海道の御当地では、急遽増産と判断いたしまして、
今後はHTBオンラインショップでネット販売できるように対応しておる次第ですので、どうか御勘弁のほどを願います。

お昼くらいに川越に出向いている店長に電話をいたしましたら、
なんですか、お出での皆さんから差し入れをいただいているそうでね、裏でスタッフ一同美味しくいただいていますから日記に書いてくださいといわれましたのでね、書いてますよ。はい。

どうもみなさんありがとう。



【お知らせ】
ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。(私は「どこに特典映像があるんだ?」と、ちょっと焦りました)

「特典映像」を選択する場合は、メニュー画面で方向キーを押す。お忘れなく。

予約できなかった方は、明日からネット販売のHTBオンラインショップ、道内各HTBグッズ販売店での発売が開始です。

【店長からのお知らせ】
現在、川越・丸広百貨店にて物産展開催中です。

(17:58 嬉野)

【お知らせ】

藤村でございます。復刻版ベトナム縦断記念Tシャツが発売早々完売となり、現在急ぎ追加生産中であります。1ヶ月ほど後に追加発売予定であります。

以上、ご報告。


5月15日木曜日。藤村でございます。

DVD第10弾お楽しみいただけておりますでしょうか。

川越での物産展もたいそう盛況のご様子。

私は昨日も小樽でロケハン、本日は台本打ち合わせと、ドラマ準備に慌しく過ごしております。

ドラマのほうも、確かな手ごたえを感じつつあります。

というわけで、以上現状報告。

では、出かけてまいります。


【5月14日(水)】

嬉野です。

昨夜半より滞りなくローソン屋敷、他各所で討ち入りのセレモニーが行われておるようでございます。

川越の方にも多数の猛者のみなさんが押し寄せられまして、
「ベトナムTシャツ」などは、ことごとく買いつくして仕舞われたそうでございます。畏るべし!

もう再入荷は出来ないほどだそうであります。

ただ、北海道の御当地では、急遽増産と判断いたしまして、
今後はHTBオンラインショップでネット販売できるように対応しておる次第ですので、どうか御勘弁のほどを願います。

お昼くらいに川越に出向いている店長に電話をいたしましたら、
なんですか、お出での皆さんから差し入れをいただいているそうでね、裏でスタッフ一同美味しくいただいていますから日記に書いてくださいといわれましたのでね、書いてますよ。はい。

どうもみなさんありがとう。



【お知らせ】
ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。(私は「どこに特典映像があるんだ?」と、ちょっと焦りました)

「特典映像」を選択する場合は、メニュー画面で方向キーを押す。お忘れなく。

予約できなかった方は、明日からネット販売のHTBオンラインショップ、道内各HTBグッズ販売店での発売が開始です。

【店長からのお知らせ】
現在、川越・丸広百貨店にて物産展開催中です。

(18:43 藤村)

5月20日火曜日。藤村でございます。

先週水曜日から埼玉川越・丸広デパートにて開催しておりました北海道物産展も本日が最終日。この土日で完売してしまったグッズも多く、ご面倒おかけいたしました。

土曜日にはわたくしもお邪魔いたしまして、朝早くから並んでおられた皆様方にご挨拶をばさせていただきました。

どうでしょうの新作もなかなか登場せず、DVDの制作にも時間がかかり、そんな中でドラマなんか作りやがってと、まぁそんなことを思っている方も多いであろうと自覚しつつ、しかし、こうして実際に顔を合わせると、「ドラマがんばって下さい!」「いや、おまえこそがんばれ」と、相変わらず軽口もたたける皆さんであったなぁと、わたくし少しばかりの安心をした川越でありました。


まぁ、ドラマが終わって落ち着いたら、4人でふらりとどっか、旅をしてみましょうか。


さて、DVD第10弾も発売からおよそ1週間。本編、副音声も見終わって、あとはシークレット映像。しかし「見つからねぇー」という声が多数寄せられております。

私も実際にやってみましたが、「こいつはちょっと出し方が難しい」。

そこで、「わかりやすいヒント」をお教えいたします。

行きますよ。

今回のシークレット映像は3つ。

それらはすべて「DISC2」に隠されています。

それも、「同じ所に」。

DISC2のブンブン内部を映し出したメインメニュー。

「ジャングル探検」の選択文字が出ていますが、方向キーを下に押すと、「特典映像」の選択文字が出てきます。

ここで「決定ボタン」押すと、特典映像メニューに行くわけですが、その時。

カンカン!と音がして「ふすま」が閉まりますな。

この「ふすまが動いている間に、なんらかの操作」をするんです。

もっと言いましょうか。

ふすまが動いている間に、「ある方向キー」と、続けて「決定ボタン」を押す。

この操作をしておいて、出てきた通常の特典映像のメニュー画面上で、さらに「ある方向キー」を押すと、シークレット映像が出てくると。

ややこしいね。

このパターンの操作でシークレットが2つ出てきます。

残るひとつは、そのどちらかの「シークレット映像」の中で、また何かの「方向キー」を押すことで出てくる、という、まぁーめんどくさい操作が必要。

してまた、そんだけ苦労して出した最後のシークレットが、これがまぁ「脱力」の映像と。

とりあえず、このヒントで今夜あたりまたDVD引っ張り出して操作してみて下さい。今回は、なるべく早めに「出し方」を教えます。


さて、スペシャルドラマ「歓喜の歌」。撮影クランクインまであと1ヶ月となり、準備に忙しく立ち回っておりますが、実は、プロデューサー嬉野が、皆様にご協力をお願いできないか、と考えていることがございます。

ドラマのクライマックス、ママさんコーラスが歌い上げるベートーベンの「第九」。それを聴く数百名の観客から巻き起こる大拍手。

その観客のエキストラ出演をお願いできないかと。

時は6月28日土曜日。場所は小樽。

募集要項は近々、うれPから発表されます。お手すきの方で、協力してもよいという方、いらっしゃいましたら何卒よろしくお願いいたします。

では本日のところはここまで。

くゎいさん!


【DVD第10弾についてお知らせ】
◆副音声の中で、「トントン・・・」という耳障りな音が聞こえる、ディスクの異常ではないか、とのご指摘がありましたが、あれは「藤村の貧乏ゆすりの音」であります。申し訳ありません。

◆ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。

(17:30 藤村)

2008年5月22日(木)

嬉野でございます。
こんにちは。

ドラマで大事な登場人物は誰か。

それはエキストラです。

勿論、奥さん。
エキストラ募集を想定しての、この語りだしではありますよ。
そらそうです。

しかしながら、本音でもあるのです。

私の幼少時、
それはそのまま日本の高度経済成長の始まりの時代でした。

そんな時代。
なぜか日本は怪獣ブームでしたよ。

身の丈数十メートルもあるという怪獣が、日本の都市で暴れまわり、人の暮らしを破壊し、町を廃墟にしていくのです。

そんな破壊映画が、毎年、何本も何本も子供向けに作られていたのです。

暴れまわる怪獣は、何かに怒っていたのだと思います。

経済偏重の日本社会に怒っていたのか、それとも国民生活を不幸に陥れる公害に怒っていたのか、それともそれとも、先の大戦で世界中が受けた負の教訓を踏みにじるかのような原水爆実験、軍拡競争に怒っていたのか。

それとも、只々、虫の居所が悪かっただけだったのか。

そのあたり、よくはわかりませんが、
とにかく怪獣は怒っていたのです。

そしてその怒りに観客も共感して怒っていたのでございます。

遠くへ行きたい。
ディスカバージャパン。

人間らしさを置き去りにして、経済だけがぶよぶよと成長していく時代。

ゴジラもガメラもその頃のヒーローだったのです。

しかし、隆盛を極めたその怪獣ブームも、
1970年の大阪万博のお祭り騒ぎが終わった後、
掻き消えるように、衰退してしまったのです。

私は、怪獣ブーム衰退のその原因が怪獣映画のエキストラにあるような気がしてならないのです。

怪獣映画のエキストラ。

それは、襲い来る、巨大な恐怖から逃げ惑う群集です。

その逃げ惑う群衆の逃げ惑い方が時代と共に手ぬるくなっていったのです。

巨大怪獣が目の前に迫っているのに、やる気無い走りを見せる長髪の若者エキストラ。

懸命に走ることが馬鹿らしいとでもいうような顔で、とりあえずふらふら走るお嬢様エキストラ。

せっかく物語が盛り上がり、大怪獣が品川沖から日本に上陸し、恐怖は最高潮だというのに、怪獣の足元で、気恥ずかしいといわんばかりの半笑いの表情を浮かべ、とりあえず逃げてますな態度の群衆に、ぼくは子供ながら、がっかりしたのです。

高度経済成長で暮らしが好くなる一方のあの頃、
日本人にとって巨大な恐怖をイメージすることなど困難なことだったのでしょうか。

だから、走って逃げるほどの恐怖の意味が、とうとう見当たらなかった。
もう分からなくなっていたのでしょう。

1970年。
太平洋戦争終結から25年が経っていました。

ところが、1954年制作の「ゴジラ」を見てみますと、その画面の中に迫真の演技で逃げ惑う群集がいるのです。

その逃げ方が、凄い。
大八車に家財道具を乗っけて怪獣から逃れようとするおっさんの走りも顔も本気なら、
幼児を背負い、小さい子供の手を引きながら逃げ惑うおばさんの顔も引っ張り具合も本気なのです。

あの映画のエキストラには見えているのです。
戦後8年9年しか経っていなかった当時の日本人のほとんどには、夜毎の空襲で自分に向けて降り注いで来る爆弾や焼夷弾から必死で逃げた経験があったのです。

彼らには襲いかかって来る巨大な恐怖が当たり前のように見えていた。だからイメージ出来たのです。
だから本気で走れたのです。

その逃げ惑う群集として参加しているエキストラの想像力が、大怪獣映画を大いに盛り上げ、あれだけの怪獣ブームを支えていたのだと、私は確信しているのです。

1960年代の怪獣ブームの隆盛の影には、
恐怖をイメージできるエキストラの存在があったから。

そういう事なのです。

以上のような経験を踏まえた私は、今、確信するのです。

映画やドラマの説得力を支えるのは、エキストラの力だと!

ということでね、奥さん。

我々のドラマを陰で支えてやろうという、
やる気のみなさんの御協力を切に願いながら、

6月28日(土)にエキストラ大募集いたします!
場所は北海道・小樽市内。

詳細は6月2日(月)に立ち上げます応募専用HPで御確認くださいませ!

頼みますよ奥さん!

もちろん奥さんでない人もでございます!

本日は以上!

解散!


【シークレット映像のヒント】
今回のシークレット映像は3つ。
それらはすべて「DISC2」に隠されています。
それも、「同じ所に」。
DISC2のブンブン内部を映し出したメインメニュー。
「ジャングル探検」の選択文字が出る→方向キーを下に押す→「特典映像」の選択文字が出る→「決定ボタン」押す→特典映像メニューに行く。その時カンカン!と音がして「ふすま」が閉まる→この「ふすまが動いている間」に、「ある方向キー」と、続けて「決定ボタン」を押す→この操作をしておいて、出てきた通常の特典映像のメニュー画面上で、さらに「ある方向キー」を押すと、シークレット映像が出てくる→このパターンの操作でシークレットが2つ出てきます。

残るひとつは、そのどちらかの「シークレット映像」の中で、また何かの「方向キー」を押すことで出てくる。

【DVD第10弾についてお知らせ】
◆副音声の中で、「トントン・・・」という耳障りな音が聞こえる、ディスクの異常ではないか、とのご指摘がありましたが、あれは「藤村の貧乏ゆすりの音」であります。申し訳ありません。

◆ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。

(23:14 嬉野)

5月23日金曜日。藤村でございます。

嬉野先生が昨日の日記で、往年の怪獣映画にひっかけて、うまいことエキストラの重要性を説き、「だから皆様!是非ともご協力を」と、老練な技をもって募集告知をなさっておりましたが、私は本日ストレートに怪獣映画の話をさせてもらいますよ。奥さんは興味ないかもしれないけど、旦那さん連中は好きですからね。

旦那さん、観ましたか?「クローバーフィールド」。

米国産の怪獣映画ですよ。

もう、三半規管が弱い者たちは、映画を観ながらにして、車酔いを体験してしまうという、すごい映画ですよ。

いや、「映画」というか、中身は「ホームビデオ」です。言ってみたら、どうでしょうと同じです。

ニューヨークの、「その昔セントラルパークと呼ばれていた場所」に落ちていた一本のビデオテープ。そのビデオテープが、ただ再生される、スクリーンに映し出される、という、「映画館でアメリカ人の友だちが撮ったビデオを見せられる」みたいな感じですよ。

だから、酔うんです。どうでしょうさんも、「四国八十八か所」あたりは、たまにテレビ見ながら酔いますからね。あれと一緒。

でもね、映ってる中身がまるで違う。

「薬王寺のY!」とか言って寺の前で両手広げて陽気に立ってる白装束のバカが映ってるビデオとはわけが違う。

そのアメリカ人のビデオには、「怪獣」が映ってるわけですよ。

ニューヨークに突然現れた怪獣が、チラチラ映っている。チラチラとですよ。しっかり撮れてない。ここらへんは嬉野先生と同じです。ただこのアメリカ人は怪獣から逃げまどっているから、撮れてないんです。半分寝ながら回してるからおめぇーは撮れねんだよ!てのとはわけが違う。

怪獣が映っているホームビデオ、それも編集されたものではない、それを延々と見せられる。

なぜ怪獣が現れたのか、どうなったのか、そこらへんの詳しい事情がほとんどわからない。

この映画、賛否両論、評価はまっぷたつです。

私は、大絶賛です。

この映画はすごい。

だって、編集されてない一本のビデオテープですよ。基本的には、ビデオのスイッチをオンしてオフするまで、何分あろうがワンカットですよ。

そうなると、例えば「向こうから怪獣が来る」→「ビルの中に逃げ込む」→「怪獣がいなくなって外へ出る」→「さっきまであった街がガレキの山になってる」。

この一連の映像がワンカットですよ。さっきまであったニューヨークのビル群が、外へ出たら無くなってる。

揺れ揺れのビデオ映像に、ものすごい手数のCG処理をしているわけです。

かっこいいですよ、その心意気が。

いや、わたくしには「いつの日か怪獣映画を作りたい」という野望がありまして、その映画というのは、わざと「テレビカメラで撮りたい」と思ってたんですね。

リアルな怪獣映画。

怪獣がもしホントに現れたら、我々はどんな映像を目にするか。

それは「ニュース映像」だと思うんですよね。

我々にとってリアルな映像というのは、テレビカメラが撮ったニュース映像。「ブン回し」と呼ばれる、カメラマンが肩にかついで、現場に突入して行くみたいな、そんな映像。それで映画を撮ったらどうだろうと。

先にやられたぞ。アメリカ人に。

しかし、キミらが作った映像は、あまりに揺れ揺れで気持ち悪くなったぞ。

いつか見てろよハリウッド!

HTBの報道カメラマン総動員して怪獣映画作ってやるぞぉー。


【昨日の日記残しときます】

嬉野でございます。
こんにちは。

ドラマで大事な登場人物は誰か。

それはエキストラです。

勿論、奥さん。
エキストラ募集を想定しての、この語りだしではありますよ。
そらそうです。

しかしながら、本音でもあるのです。

私の幼少時、
それはそのまま日本の高度経済成長の始まりの時代でした。

そんな時代。
なぜか日本は怪獣ブームでしたよ。

身の丈数十メートルもあるという怪獣が、日本の都市で暴れまわり、人の暮らしを破壊し、町を廃墟にしていくのです。

そんな破壊映画が、毎年、何本も何本も子供向けに作られていたのです。

暴れまわる怪獣は、何かに怒っていたのだと思います。

経済偏重の日本社会に怒っていたのか、それとも国民生活を不幸に陥れる公害に怒っていたのか、それともそれとも、先の大戦で世界中が受けた負の教訓を踏みにじるかのような原水爆実験、軍拡競争に怒っていたのか。

それとも、只々、虫の居所が悪かっただけだったのか。

そのあたり、よくはわかりませんが、
とにかく怪獣は怒っていたのです。

そしてその怒りに観客も共感して怒っていたのでございます。

遠くへ行きたい。
ディスカバージャパン。

人間らしさを置き去りにして、経済だけがぶよぶよと成長していく時代。

ゴジラもガメラもその頃のヒーローだったのです。

しかし、隆盛を極めたその怪獣ブームも、
1970年の大阪万博のお祭り騒ぎが終わった後、
掻き消えるように、衰退してしまったのです。

私は、怪獣ブーム衰退のその原因が怪獣映画のエキストラにあるような気がしてならないのです。

怪獣映画のエキストラ。

それは、襲い来る、巨大な恐怖から逃げ惑う群集です。

その逃げ惑う群衆の逃げ惑い方が時代と共に手ぬるくなっていったのです。

巨大怪獣が目の前に迫っているのに、やる気無い走りを見せる長髪の若者エキストラ。

懸命に走ることが馬鹿らしいとでもいうような顔で、とりあえずふらふら走るお嬢様エキストラ。

せっかく物語が盛り上がり、大怪獣が品川沖から日本に上陸し、恐怖は最高潮だというのに、怪獣の足元で、気恥ずかしいといわんばかりの半笑いの表情を浮かべ、とりあえず逃げてますな態度の群衆に、ぼくは子供ながら、がっかりしたのです。

高度経済成長で暮らしが好くなる一方のあの頃、
日本人にとって巨大な恐怖をイメージすることなど困難なことだったのでしょうか。

だから、走って逃げるほどの恐怖の意味が、とうとう見当たらなかった。
もう分からなくなっていたのでしょう。

1970年。
太平洋戦争終結から25年が経っていました。

ところが、1954年制作の「ゴジラ」を見てみますと、その画面の中に迫真の演技で逃げ惑う群集がいるのです。

その逃げ方が、凄い。
大八車に家財道具を乗っけて怪獣から逃れようとするおっさんの走りも顔も本気なら、
幼児を背負い、小さい子供の手を引きながら逃げ惑うおばさんの顔も引っ張り具合も本気なのです。

あの映画のエキストラには見えているのです。
戦後8年9年しか経っていなかった当時の日本人のほとんどには、夜毎の空襲で自分に向けて降り注いで来る爆弾や焼夷弾から必死で逃げた経験があったのです。

彼らには襲いかかって来る巨大な恐怖が当たり前のように見えていた。だからイメージ出来たのです。
だから本気で走れたのです。

その逃げ惑う群集として参加しているエキストラの想像力が、大怪獣映画を大いに盛り上げ、あれだけの怪獣ブームを支えていたのだと、私は確信しているのです。

1960年代の怪獣ブームの隆盛の影には、
恐怖をイメージできるエキストラの存在があったから。

そういう事なのです。

以上のような経験を踏まえた私は、今、確信するのです。

映画やドラマの説得力を支えるのは、エキストラの力だと!

ということでね、奥さん。

我々のドラマを陰で支えてやろうという、
やる気のみなさんの御協力を切に願いながら、

6月28日(土)にエキストラ大募集いたします!
場所は北海道・小樽市内。

詳細は6月2日(月)に立ち上げます応募専用HPで御確認くださいませ!

頼みますよ奥さん!

もちろん奥さんでない人もでございます!

本日は以上!

解散!


【シークレット映像のヒント】
今回のシークレット映像は3つ。
それらはすべて「DISC2」に隠されています。
それも、「同じ所に」。
DISC2のブンブン内部を映し出したメインメニュー。
「ジャングル探検」の選択文字が出る→方向キーを下に押す→「特典映像」の選択文字が出る→「決定ボタン」押す→特典映像メニューに行く。その時カンカン!と音がして「ふすま」が閉まる→この「ふすまが動いている間」に、「ある方向キー」と、続けて「決定ボタン」を押す→この操作をしておいて、出てきた通常の特典映像のメニュー画面上で、さらに「ある方向キー」を押すと、シークレット映像が出てくる→このパターンの操作でシークレットが2つ出てきます。

残るひとつは、そのどちらかの「シークレット映像」の中で、また何かの「方向キー」を押すことで出てくる。

【DVD第10弾についてお知らせ】
◆副音声の中で、「トントン・・・」という耳障りな音が聞こえる、ディスクの異常ではないか、とのご指摘がありましたが、あれは「藤村の貧乏ゆすりの音」であります。申し訳ありません。

◆ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。

(19:19 藤村)

2008年5月29日(木)

御無沙汰してます!奥さん!
嬉野でございます。

咳が出ます。

風邪ではないのです。熱はありませんから。

5月の連休前に軽い風邪を引きまして、その風邪は程なくおさまったのですが、
そのあと咳だけが残って現在にいたっておるわけであります。

なんやかやで、もう1ヶ月ほど咳が出たままでございます。

放って置くと喘息になるから、という話も聞きますと、喘息になっては大変だろうなぁと思います。

ただ、不思議なことに、リラックスしてると咳が出ないのです。
ですから咳が出て眠れぬ夜を送るということにはなりません。

眠っている間は咳が出ないのです。
だからよく眠れるのです。

あと、考え事に熱中してると咳が出ておりません。

面白い映画を観るうちに、お話に引き込まれて夢中で見ていると咳が出てません。
熱心に本を読んでいると、これも咳が出ません。

「あら、咳、出てないなぁ」と、思い始めると待っていたように咳が出始めます。

つまり、なんだか言い訳のような咳であります。

こうゆう体質になってから9年になります。

忘れもしません、1999年。
北欧にロケに行きました帰りの飛行機の中で冷えまして、
わたくし風邪を引きました。

そして帰国してからもその風邪が治らず、咳が出続け、そのまま1ヶ月ほど咳き込んで、
その咳がまた奥さん、まわりの人間が引くくらいの咳が出るわけでございます。

「おぇっ!」というとこまで咳き込んで止むわけでございます。

それでお医者へ行きましたら、風邪ではなくアレルギーです、という診断でございました。

「咳止めの薬は、飲まれましたか?」
「飲みました」
「飲んだら止まりましたか?」
「ひとっつも効きませんでした」
「咳止めの薬が効かないのは、だいたいアレルギーの咳だと考えて間違いは無いです」

と、いうことなのでございました。

それから、9年。
風邪を引くたびにこのありさまでございます。

さて、くだらん話は大概にして、

いよいよ来週の月曜日に、
エキストラ大募集のHPを立ち上げます。

助けてやろうではないかという皆様!
この際です、是非御協力を!

よろしくお願いいたしますです。


【シークレット映像のヒント】
今回のシークレット映像は3つ。
それらはすべて「DISC2」に隠されています。
それも、「同じ所に」。
DISC2のブンブン内部を映し出したメインメニュー。
「ジャングル探検」の選択文字が出る→方向キーを下に押す→「特典映像」の選択文字が出る→「決定ボタン」押す→特典映像メニューに行く。その時カンカン!と音がして「ふすま」が閉まる→この「ふすまが動いている間」に、「ある方向キー」と、続けて「決定ボタン」を押す→この操作をしておいて、出てきた通常の特典映像のメニュー画面上で、さらに「ある方向キー」を押すと、シークレット映像が出てくる→このパターンの操作でシークレットが2つ出てきます。

残るひとつは、そのどちらかの「シークレット映像」の中で、また何かの「方向キー」を押すことで出てくる。

【DVD第10弾についてお知らせ】
◆副音声の中で、「トントン・・・」という耳障りな音が聞こえる、ディスクの異常ではないか、とのご指摘がありましたが、あれは「藤村の貧乏ゆすりの音」であります。申し訳ありません。

◆ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。

(21:27 嬉野)

2008年5月31日(土)

土曜の夜にお邪魔をいたします。
嬉野でございます。

去年の秋。
日記に掲載しようと思って書きながら、
そのままにしてしまっていた書きかけの文章がありました。

秋の栗拾いの話から始まるので、今の季節に合わず、
今年、そのうちまた秋が来たら知らんぷりして載っけてみっかと思っておりましたが、
未だ夏も来ぬ晩春のこの今、秋などという季節は先過ぎてね、
でもあの時書こうとしていたことが、この頃、思っていることと近いので、

今年の秋まで待ちきれず、
やっぱり掲っけることにいたしましたのよ、奥さん。

こんな話です。

「ねぇ奥さん。
この時期、山道を歩いていると道端にたくさん栗が落ちてるでしょう。

あぁ、そうか。
山近いとこに住んでない奥さん方は、
あんまし山道を頻繁に歩く事は確かにないね。

そうね。それはそう。
でも奥さん。秋だしね。山道歩いた気になりなさいよ。

ねぇ。なりました?
なりました。はいはい。

そうするとね、栗が落ちてるでしょ。
落ちてるのよ。山道にはこの時期。

でも、栗のいがいがは尖ってて固いから、
いがいがが刺さると、とっても痛い。

知ってます?
いがいが青いからって、けして柔らかくはないのよ。
不用意に、いがいがつかむと血ぃ出るよ。

栗拾いは、秋の風情。
そうだよね、奥さん。

でも、拾ってきても栗は皮を剥くのが手間なのさ。
栗の皮は固い固い。
とても手でなんか剥けやしない。
皮むいたあとの渋皮だって、ぺらぺらめくれてくれはしないでしょ。

ぼくらは、天津甘栗という気持ちよく皮を剥ける栗を人生で経験してるから、余計に普通の栗が剥きにくいと

「天津甘栗に出来て、どうして普通の栗にできねぇんだ!」と

思ってしまう。
そうに違いない。

だから栗を拾うのは好いけれど、栗を剥くのは、えらい手間。

手間。

そういえば「手間」という言葉があったね。

でも、知らないうちに手間の掛かることをしてくれるのは他人。
ぼくらは、手間をかけずに消費するだけの人ということになってしまった。

でも、手間は、掛けるのがあたり前と思えば、
誰だってやるのにね。

子供が学校から帰ってきたら手伝わせて母子で剥くのにね。

人間は、一緒に居なければならない理由があって初めて、
一緒にいることができるんだよね。
そして面倒なことは簡単には片付かないから、どうしても長い時間一緒にいることになるわけでさ。

栗は面倒な思いをしてむかなければいけないから、
栗の皮がきれいに向けるまで、母子は一緒にいることになるでしょ。したらそのうちきっと話し始めるんだよ。

「おかあさん、今日わたしね、先生に褒められたんだよ」
「あらそう、凄いわねぇ。なんて褒められたの?」
「あのね…」

親子で栗の皮むきしてたら、そのうち楽しくなることもあるのに。
それなのに誰かが面倒な手間を省いてくれるから、
なんでもかんでも便利な時代にしてくれるから、

ぼくらは、手間なことをする経験から、
ずんずん遠く引き離されている。
そうして、誰かと一緒に居られるかもしれない時間をどんどん失っている。

そんな気がする。
それが便利な時代の見失われている一面じゃないのかな。

手間なことを、誰かが代わりにやってくれるから、ぼくらは栗をむいたり、栗おこわを作ったりしていた面倒な時間を他の事に費やせるようになったんだ。
それは、ぼくやあなたの可能性を広げることになるはずだった。

でも、本当にそうなのかなぁ?
ぼくはむしろ逆だったのじゃなかったろうかと、
この頃になって思うのです。

誰かが面倒な手間を肩代わりしてくれて、結局ぼくらの手に残されたものは、その栗おこわが美味いか美味くないか、品評することくらい。消費者と呼ばれるぼくらは、一体、何様になったのだろう。

人と人とのコミュニケーションって、愛情って、どんな時に生まれるのか、そんなことも、ぼくらはもう忘れたのかもしれない。

栗の皮をむくのは手間が掛る。
けどあたり前じゃん、しょうがないもん。
それが常識。

そして、手間が掛るのはあたり前じゃん、でも、しょうがないじゃん、という常識を、
過剰なサービスとか過剰な便利が、ぼくらから奪っていく。

「だってあんた、栗おこわが、こんなに安くて売ってんのよぉ。だったら、自分で皮剥いて栗おこわ作るのバカバカしくなるわよ、ねぇ。それに美味しいしさぁ、ねぇ」

栗おこわの話だけじゃなく、みんなそう。全部そう。

面倒なことはみんな、誰かが代わりにやってくれる。
誰かが代わりにやってくれるから、ぼくらはとても楽ちん。

便利な時代は、面倒な手間をぼくらから奪ってくれた。
でも、奪われていたのは、面倒な手間だけじゃなくてね。

もっと大事な情緒を育む状況と、その状況がが作り出していた大事だった時間までも、奪っていたんじゃなかろうか。 

そんなことにこの頃、気がついたような気がしたんです。

違うんでしょうかね、奥さん。
思い過ごしかな。

あぁ、考えすぎか。

だって、最近、身の回りに出来た、トイレに入ったらさ、
暗かったトイレにいきなりに電気がついて、
小が済んだら勝手に流れて、
蛇口に手を伸ばしたら勝手にお湯が出て、
手を離したら勝手にお湯が止まって、
トイレから出たら勝手に電気が消えて暗くなったんだもの。

この方が、節電だし、節水になるって言われてもさ、
いくら言われてもさ、
なんだかとにかく気持ちが悪くって、違和感だらけで、

考えすぎにもなるわけよ奥さん。
ぼくらは何のためにいるのよって、思ってしまうわけなのよ。

と、いうことでね。
夜更けに、いらん話で、すんませんでした。

さて、いよいよ月曜日に!
エキストラ大募集のHPが立ち上がります!

お時間のある方は、どうぞよろしく御協力のほど!
お願いいたしまするぞ!

ほんと!頼みます!

じゃ、また来週!
解散!



【シークレット映像のヒント】
今回のシークレット映像は3つ。
それらはすべて「DISC2」に隠されています。
それも、「同じ所に」。
DISC2のブンブン内部を映し出したメインメニュー。
「ジャングル探検」の選択文字が出る→方向キーを下に押す→「特典映像」の選択文字が出る→「決定ボタン」押す→特典映像メニューに行く。その時カンカン!と音がして「ふすま」が閉まる→この「ふすまが動いている間」に、「ある方向キー」と、続けて「決定ボタン」を押す→この操作をしておいて、出てきた通常の特典映像のメニュー画面上で、さらに「ある方向キー」を押すと、シークレット映像が出てくる→このパターンの操作でシークレットが2つ出てきます。

残るひとつは、そのどちらかの「シークレット映像」の中で、また何かの「方向キー」を押すことで出てくる。

【DVD第10弾についてお知らせ】
◆副音声の中で、「トントン・・・」という耳障りな音が聞こえる、ディスクの異常ではないか、とのご指摘がありましたが、あれは「藤村の貧乏ゆすりの音」であります。申し訳ありません。

◆ディスク2には「ジャングル探検」と「特典映像」が収録されておりますが、最初のメニュー画面上には「ジャングル探検」の選択文字しか出てきません。方向キーを押せば「特典映像」の選択文字が出てきます。ちょっとわかりにくいかもしれないので、ご注意を。

(23:06 嬉野)

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