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8月5日水曜日。福島県へ向けキャラバン移動中の藤村でございます。

昨日は山形の秘境・肘折温泉でのどうでしょうキャラバンでございました。この会場だけが唯一の2年連続開催。

山あいの谷底のような場所にひっそりとある古めいた温泉地。しかしそこには、温泉よりも熱いどうでしょうファンの青年団がおります。会場の草刈りをし、自分たちで店を出し、オリジナルの手ぬぐいを作り、温泉街を巡るスタンプラリーを企画して、キャラバンを盛り上げてくれました。

さらに今年は、夜7時半から「夜会」と称して肘折の温泉街の道を封鎖しての自由参加の飲み会を開催しました。スタッフ、お客さん、地元青年団が入り乱れて、温泉街の長椅子に座ってビールで乾杯。黒色すみれのさっちゃんが流しでバイオリンを弾き、キャラバンが始まってから習い始めたというウクレレ初心者の嬉野先生による初ライブも行われて、大いに盛り上がりました。こんな飲み会は誰も経験したことがなかったんじゃないでしょうか。いい大人たちの、学校祭の打ち上げみたいな、いい雰囲気でした。

7月24日からスタートした今年のキャラバンも残すところ、福島と新潟の3会場。

異常なほどの暑さが続いております。特に明日開催の新白河の会場はアスファルトの広大な駐車場でございます。キャラバン隊一同、かなりビビってます。北海道の人間が、果たしてこの暑さに耐えられるのか。来られる方々は、日傘などの暑さ対策を十分にしてきてください。

では明日、猛暑の新白河でお会いいたしましょう!

明日はなるべく早く始めて、なるべく早く終わろうと思っております!




【7月31日(金)藤村Dの日記】

7月31日金曜日。藤村でございます。

本日は宮城・松島から秋田・横手へと移動中のどうでしょうキャラバン隊でございます。

これまで5会場を終えて、いろいろと段取りもわかってまいりましたので、ここでキャラバンの流れをお知らせしておきます。

キャラバン隊はイベント開始のおよそ2時間前に会場に到着して、テント設営などの準備を開始いたします。その際に現場に来ているお客さんからボランティアスタッフをおよそ30名募集します。この方々は、まず最初にグッズコーナーで買い物ができます。そして、イベントの最後に私と嬉野先生と写真撮影をいたします。ボランティア用の軍手が支給されます。基本的には最後までお手伝いできる方にお願いしております。

ボランティアスタッフは縁日コーナー10名、グッズ売り場10名、写真撮影5名、受付5名という感じ。

会場に早めに到着した方々は、なんとなーく列を作ってお待ちください。キャラバン隊が到着しましたら、整理券を配布します。この整理券はひとり1枚ではなく、一緒に来ているグループに1枚配ります。

整理券をもらったら、もう並んでいなくて結構です。公式グッズ売り場と写真撮影は、整理番号でお呼びしますので、それまでは会場内の縁日コーナーや地元飲食コーナーなどをお楽しみください。

縁日コーナーと、非公式グッズ売り場(通称・バッタ屋もしくは闇市)は整理券は必要ありません。

こちらのバッタ屋では、キャラバン限定の私がデザインしたヒゲ芝居部の赤白のド派手なTシャツ、黒いポロシャツ(蝶ネクタイ付き)、マフラータオル、嬉野珈琲手ぬぐい、石坂店長のプロレスマスク、Tシャツ、小銭入れ、リストバンドなどの個人的非公式グッズが暗黙のうちに売られております。また、藤村源五郎一座のオリジナルCDや、札幌の劇団イナダ組のグッズも暗黙のうちに販売。キャラバンならではの闇市ですので、ぜひとも!いらっしゃってください。

同じくバッタ屋では、打首獄門同好会、黒色すみれのアーティストグッズも販売しております。今回のキャラバンのために作られた「どううた」という、どうでしょう関連の歌を集めたCDもこちらで販売しております(公式グッズ売り場でも販売)。

私と嬉野先生と写真を撮影したいという方は、整理番号でお呼びします。これまでの例では、整理番号が300を超えると、それ以降の番号の方とは写真撮影が時間的に難しくなってきます(グッズ売り場は大丈夫ですが)。

なるべく会場に来た方々とは全員と写真撮影したいと思ってはいますので、基本的に撮影時のサインはしません。それだけでずいぶん時間がかかってしまうので。来場者が少なくて余裕があれば喜んでサインするんですが。

尚、以下のグッズに関しては、サインをすでに書いております、サイン入りグッズでございます。

DVDのオープニングアニメを特集したムック本「水曜どうがしょう」(公式グッズ売り場)

イナダ組のトートバッグとTシャツのセット(バッタ屋)

「どううた」CD(我々と打首、黒色の全員のサイン入り)→実はこれからホテルで全員集まってサイン書きして明日から販売します

そして、ヒゲ芝居部グッズや嬉野珈琲手ぬぐいなど個人的闇商品は、現場でなるべくサインします。

さて、公式サイトでは、11時開始の16時終了となっておりますが、準備でき次第開始いたします。これまでの例ではだいたい10時半には物販、写真撮影を開始しております。

そして、12時過ぎに一回目の打首獄門同好会と黒色すみれのライブ、14時過ぎに二回目のライブをやり、来場者のみなさんと集合写真を撮り、15時には撤収作業開始!
会場に残っているみなさんには旗をお配りしますので、それをバタバタと降っていただく中、16時には撤収を終えてキャラバン隊は次の会場に向けて出発!という流れになっております。

明日の秋田、あさっての宮城・白石城は猛暑が予想されております。各自暑さにやられないように気合いを入れてご参集ください!

冷たいビール、待ってるぞー!




【7月30日(木) 藤村Dの日記】

7月30日木曜日。藤村でございます。

青森・鯵ヶ沢、秋田・八峰、岩手・洋野、宮城・涌谷、そして同じく宮城の牡鹿と、ほとんど聞いたことのねぇ場所を回り回っております「どうでしょうキャラバン」。しかしながらどの会場も地元藩士の熱烈なる歓迎、協力によりまして、実に楽しい時間を過ごしております。ありがたいことです。

昨日行きました牡鹿は、毎年行っている石巻、女川の更に先にありまして、我々もなかなか足を伸ばせない場所でありました。

牡鹿半島のウネウネ道を、キャラバン隊のトラックとバスが、土砂を積んだダンプとギリギリすれ違いながら進んで行きますと、ぽっかりと夏草に覆われた空地が所々に現れます。でもそれは空地なんかではなく、ほんの数年前までは人々が暮らしていた集落であることを、バスの車窓から気付いてしまった瞬間に、みんなが言葉を失います。車窓から見える一瞬の風景の中に、そこに住んでいたであろう人々の生活にババッと思いが巡るからです。なんと言っていいかわからない。

でも今回、牡鹿に行って良かったと心から思っております。大きな傷跡がまだまだ残っていて、いろんなことがまだまだ進んでいない場所でしょうが、それでも、ウネウネ道の牡鹿半島の先には、人が暮らしている。それだけで、それは充分に力強いことだと感じました。人間の力強さを感じました。そんな力強い人たちに「どうでしょう見てます!」と言われれば「ありがとう」の言葉しかありません。

キャラバン隊が行く場所は行きにくい場所が多いですから、当然、来場者は少ないです。でも、だからこそみんなの団結力が固まり、他にはない楽しい時間がそこに生まれています。

「グッズが売れなければキャラバンの継続は難しいでしょう」などという言葉を跳ね返し「来年もやってやるぞ!ばかやろう」と決意を新たにする、第2回どうでしょうキャラバンでございます。

本日は宮城・松島にてつかの間の休息を取っておりますキャラバン隊。

私は、ヒゲマラソン部の石坂店長と五十嵐隊長とともに午前中から8キロほどウォーキングをし、昼からは打首獄門同好会の大澤会長も加わってホテルの子供用プールでばっしゃんばっしゃんとスイミングをしまして、現在、差し入れしていただきましたビールとにごり酒をあおってこの日記をしたためているところでございます。

隣室からは、のんきなウクレレの音色が聞こえております。なにやら嬉野先生が黒色すみれのさっちゃんからウクレレを習っておりまして、キャラバン最終日あたりにはなんとか学習の成果を披露していただきたいものだと思っておる次第でございます。

さて残るは6会場。会場では随時!ともに汗を流し、日焼け覚悟のボランティアスタッフを募集しております。ぜひともご参加を!

(13:34 藤村)

2015年8月10日(月)

嬉野です。
2015年のどうでしょうキャラバンも、東北全県、そしてことしは東北に新潟を加えました全7県11会場で、連日の焼けつくような猛暑の中、会場に集まった全員とやけくそのようになりながらもけっきょく和気あいあいと開催されまして、滞りも、もちろん暴動の起きることもなく(^ ^)無事に全行程を終えましたことをここにご報告するものであります(^ ^)

やっぱり今年も楽しかったんです(^ ^)ありがとう*\(^o^)/*その言葉だけです。

キャラバン関係者一同、全員夏休みのガキンチョのように真っ黒けに日焼けして、ただいま札幌へと反転帰路についております。

ノーギャラで、3週間もぼくらのキャラバンに同行してトラックステージの上でLIVE演奏をしてくれた、どうでしょう愛に溢れた打首獄門同好会の大澤くん、飛鳥ちゃん、そして、おなじくどうでしょう愛に溢れた黒色すみれのゆかちんとさっちゃん(^ ^)
物売り以外なんにも無いキャラバンに大いに花を添えてくれました。ありがとう*\(^o^)/*
みんな人気者になっていくからまた来年もつきあってくれるかしら?(^ ^)

そして、今年も暑い暑い会場においでくださいましたどうでしょう猛者のみなさん!ありがとう*\(^o^)/*
家族連れ、幼子を抱き抱えたお母さんお父さん、ご懐妊の妊婦さん、泣き叫ぶガキども、人生の大先輩のお父さんお母さんたち、車椅子で来てくれたみなさん、一人だけでやってきてくれたあなたたち、お客で来たのにボランティアまで買って出てくれて、だんだん顔なじみが増えて行くのも頼もしい限りでございます。本当にご苦労さまでございました。

そして去年も今年もキャラバンに、お出でていないみなさんも、来年はぜひおいでくださいな。
不愉快なほどの暑さの中で何が始まるわけもなく、いたずらに蒸し暑いだけの会場で暑さにノックダウン寸前のていで、さらに無防備に陽射しを浴びるという常軌を逸した経験を自らに持続させるうちには、私生活で抱え持っていた不満も、わだかまりも、苛立ちも、腹立ちも焼け石に蒔いた水のように天高く蒸発していって、そのあとはもうとくにどうでもよくなって、やがて、そんなにおかしくもないはずのことが、わけもなくおかしく思え始め、気がつけば屈託もなく笑っちゃっている自分がそこにいるはずです。
なんでこんな暑いところにいなきゃならないんだと我々スタッフもやってきたお客も思いながら、夏のクソ暑さ程度のひどい目に1日一緒に遭ううちに、いつもは隣の人間に対して張ってるはずの垣根を張る気も起きなくなっており、気づけば人と人との垣根がなくなって、そのせいで誰もが知り合いのように思えてくる。でも、そんなことを経験してみれば、そんな状態こそが不思議と人間には楽しいのだと思えてくる。
他人の中へ向かうときには、いつも張っているはずの他人との垣根をクソ暑さのせいでどこかに置き忘れ、気づけば丸裸で他人がいっぱいの中にいる。その居心地の良さは、思えば、あんまり経験のないことだったりするのです。
経験してみてはじめて、ハァ~これだけのことで楽しかったんだな~って思う。

そう思うと幸せってのは、実はすごい身近に転がっていて、寂しさというものは、そんなことに気づこうとしない自分の中にあっただけのことなのかもしれないな~なんてなことを思ったりもするのでございます。

山を超え、山あいの町に降り立ち、高原に登り、初めて聞くような名の町にトラックを停め、荷をおろしテントを張り、物を売り、手を握り、言葉を交わし、やがて手を振り、旗を振り、いったいどれくらいの人とお会いして別れてきたことでしょう。

ぼくらを乗せて走るバスの車窓に、いまも青々と稲の育つ稲田がどこまでも広がり流れ去ります。
九州の水田地方に育った私にとって眼下に広がる水田は人生の原風景、我が誇り。
この美しい風景とともにどこまでも生きていきたいものです。
ニッポンよいつまでも平和であれ。
ぼくらは、いっぱいいっぱい好い時間を過ごさせてもらったのでございます。
みなさん。どうもありがとう*\(^o^)/*
また来年。

それまで、各自の持ち場で奮闘願います!
解散!




【藤村Dの日記】

8月10日月曜日。

新潟空港に向かうバスの車中から藤村でございます。

昨夜8時半、新潟は南魚沼市の舞子リゾートにて、水曜どうでしょうキャラバン2015が無事に終了いたしました。

昨年の東北6県に加え、地元からの熱いラブコールで初めて訪れた新潟県。

おとついの三条市の河川敷の会場では、イベント中ずっと六角形の凧が夏空高く揚がっておりまして、なんともいえず幸せな風景でありました。

昨日の南魚沼のスキーゲレンデの会場では、草地の斜面にみんなが敷物を敷いて寝そべり、キャラバントラックの向こうにはのどかな田園風景が眼下に広がっておりました。

会場内で落し物があれば「猫の柄の財布の落し物があります」「携帯が2台届いてます」と呼び出し、迷子がいれば呼び出して「落とし主が見つかりました!」「ただいまお母さんと感動の再会です!」などとステージ前でマイクで実況をする。

別になんでもないことだけれど、それだけで拍手が起こる。

草地の斜面をonが全力で駆け下りてくる。それだけで爆笑しながら全員が盛り上がる。

人はそんな程度のことで楽しくなれる。そんな程度のことでハッピーになれる。それだけのスゴイ能力をみんな持っているんだということを、このキャラバンで強く感じました。

また来年、夏空の下で、他愛もないことで笑い合えるキャラバンをやりたいと思います。

なにが楽しいんだかわからないけど、本当に楽しかったよねぇ。

ではみなさん!また来年!

(13:06 嬉野)

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