3月27日放送 「四国八十八か所3」第1夜

藤村 | 2002. 4/ 2(TUE) 17:00


 2年ぶり3回目の「四国八十八か所」がスタートいたしました。

 番組では「罰ゲーム的」な扱いをしていますが、実際のところ、大泉さんはじめ、私も嬉野くんも、「四国八十八か所巡り」の魅力にどっぷりと浸かっています。

 「お遍路中毒」です。

 なにが、そんなに良いんでしょう?

 「美味いうどん」が大きな理由であることは、異論のないところです。

 しかし、「深層心理に突き刺さる本当の理由」は、やはり「八十八か所巡りという行為」そのものにあります。

 ただ、その魅力を言葉で表すのは、「困難な作業」です。

 八十八か所の寺は、決まって高い山の上に在ります。

 そこまでの道のりは、決まって細い道です。

 「なんでこんなとこに寺建てんのよッ!」

 誰しもが、口汚く罵ります。

 しかし、いつしか回るにつれ、そういう「悪態」は消え、


 「寺はね、高いところにあるんです。道はね、細いんです。」


 「しょうがないんです」


 そうですねぇ・・・3日目。高知あたりでしょうか。

 すべてを受け入れる、そんな気持ちが芽生え始めるのです。

 「さぁさぁ!みなさん!また登りますよぉ」

 「はい、はぁーい!」

 「さぁ、気をつけないと落ちて死にますよぉ。右、大丈夫ですかぁ?」

 「大丈夫でぇーす!」

 「酔ってないですかぁ?」

 「ちょっと酔ってまーす!」

 「ささ、がんばってまいりましょー!」

 「はいはぁーい!」

 タイヤをぎゅいんぎゅいん言わせながら、それでも登って行くと、やがて目の前に、古びた、しかし手入れの行き届いたお寺さんが見えてまいります。


 「いやぁ・・・着きました」

 「・・・ありがたいなぁ」

 素直に、自然に、この言葉が出てしまいます。

 この瞬間。

 この瞬間が、「八十八か所巡りの行為」そのものなのです。

 私は、カミさんと約束をしています。

 子供たちが、大きくなって、ふたりだけになったら、「ゆっくり四国を回ろう」と。

 それだけの「おだやかな旅」が、そこにはあります。

 さて、「四国八十八か所3」。第1夜目の放送。

 まず、オープニング。

 気付いた人もいたようですが、ドラマ「四国R−14」のロケ地が映っています。

 1ヶ所目。大泉さんが、お地蔵さんに手を合わせているシーン。

 ドラマでは、大沼くんが命を落とした「事故現場」として登場。

 場所は、「珠玉の寺紹介シリーズ・大興寺」の山門前。

 周囲には、田んぼが広がって、お地蔵さんがポツンと立っている。

 四国八十八か所の中で、私が最も気に入っている風景のひとつです。

 2ヶ所目。駐車場に入ろうとする「車窓」のカットがありました。

 遠くには、瀬戸内海が見えます。(かなりわかりづらいですが)

 あれは、ドラマ第1夜のエンディング。眼下に香川の町並みと、瀬戸大橋が一望できるロケーションで、主役の3人と「謎のお遍路・佐藤シゲ」がすれ違うシーンを収録した場所。

 ロケ地は、これまた「珠玉の寺紹介シリーズ・出釈迦寺」の駐車場付近。

 さらにもう1ヶ所。「イヤーン」弥谷寺。

 この周辺が、ドラマの「怪しいオープニング」撮影場所です。さらに、エンディング・コント「カメラ盗む編」も、ここで撮影されました。

 他にも、「運転」雲辺寺周辺の山中では、ドラマの冒頭「大沼の一人語り」のバックに流れる映像が撮影されました。

 今後、四国を回る予定のある人には、ご参考まで。

 続いては、甘味情報。

 「酒まんじゅう」が登場したでしょ?35個のやつ。

 「なんで突然、まんじゅう対決を?」と、疑問のぬぐえないシーンであったことは否めないが、実はロケ中、私がまんじゅう屋を見つけ、有無を言わさず車を停めるのは、よくあること。

 それは、番組開始当初から続く、まぁ「ロケの日常風景」だ。

 それが今回、たまたまミスターに「ちょっとやっとくか・・・」ぐらいの変なヤル気があったので、放送しただけの話。

 特に深い意味はないので、もう忘れてもらって結構!

 でだ、今回お話をしたかったのは、そんなことじゃない。

 いいか!甘い物大好きのキミ!よく聞け!

 「あのまんじゅうは、う〜まかったぞぉ〜!」

 アレだね。私の甘味人生の中でもトップ10に入るね。

 いやね、お遍路も3回目でしょう。前々から、ずっと気になってた店なんですよ。でも、あそこ通る時は、いつも夜だったわけ。

 それが今回「逆打ち」したおかげで、スケジュールが変わって、朝10時に店の前を通ったわけさ。

 店の中に入るとね、モサモサッ!と湯気が立ち込めて、まさに「蒸したて」の酒まんじゅうが、せいろにずらーっと並んでたのよ。

 迷わず「今、蒸したやつ下さい!」って言ったさぁ。

 なかなか「蒸したて」なんてもの、食えないからね。

 35個で、1000円。安いよ。四国はうどんも安いけど、まんじゅうも安い。

 で、食ったらさぁ、なんての・・・皮が「モチモチ」なのよ。歯でかむとさぁ、「もちっ!」とした食感があるわけだよ。なかなかないよぉ、ああいうイキのいい食感は。でさぁ、酒の香りが立ち込めてさぁ、甘さは控えめだ。

 嬉野くんが恨めしそうに言ったな。

「もうちょっと食いたかったよぉ・・・なにやってんのさぁ藤村くん」って。

 店名は、「鳥坂まんじゅう」。弥谷寺に向かう途中にある。

 ただ、香川の方の書き込みに、こう書いてあったな。

 「蒸したては美味いけど、冷めると普通のまんじゅうに成り下がる」と。

 香川じゃ、うどんも、まんじゅうも、朝食わないと「本当のうまさ」にありつけない。

 「客のスケジュールなど知ったことか!うまいもん食いたきゃ、朝から来い!」

 どこまで素晴らしいんだ!香川!

 さてさて、「四国八十八か所3」。第2夜からが、「本番」と言えます。

 そして後半戦、様々な思惑と、各人の気持ちの推移が、複雑にからみあって、大きな問題にぶち当たる。

 予告に出た「大泉洋の乱」とは、一体なにか?

 最後まで、ぜひご覧いただきたい。


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