「どうでしょうドラマ」撮影しております。
えらくマイペースで撮影しております。1日がかりで2~3分のシーンをひとつか、ふたつ。
現在のところ、全体の4分の1というところでしょうか。
一応、監督は私、ということですが、所詮スタッフは5人。全員監督みたいなもんです。
藤「よし、もう1回!今のここんところをさぁ、森崎くん・・・」
森「はい、はい・・・」(だいたいNGを出すのは、この男)
藤「じゃあ、テイク6!(だいたい5回以上、撮りなおす)よーい!はい!」
藤「はい!OK!今のは良かったぞぉ森崎くん。」
鈴木カメラ「いや、もう1回!」
藤「なんだ?こんにゃろう。監督がOK!って言ってるのに・・・。」
鈴カメ「いや、ちょっと・・・。」
藤「そう・・・?じゃぁ、もう1回行きますか・・・。ではテイク7!よーい!はい!」
藤「よーしOK!いいね?」
鈴カメ「ですね。」
嬉「でも藤村くん。」
藤「どうした?嬉野くん・・・。」
嬉「ここは、もうちょっとアップで撮ったほうがよくないか?」
藤「・・・そうか?」
嬉「だと思うんだけど・・・。」
藤「じゃぁ・・・アップでいくか?」
鈴カメ「・・・ですね。」
藤「よし!森崎くん。今度はアップでもらうぞ!テイク・・・えーといくつだっけ?もう、わからん!いくぞ!よーい!はい!」
普通は、こんな調子じゃ、まとまるものも、まとまらんところですが、「出来上がるまでのプロセスは、どうでもええ。出来上がったものが良いか悪いか、それだけです。」という考え方で進んでいるので、不思議とちゃんと進行していくのです。
少人数だからできること、ではありますが。
先日、ミスターの映画をクランクアップした大泉さんが、久々に「ドラマ班」に合流しました。(大泉さんが、映画出演のため、しばしドラマの方は、大泉さん出演以外のシーンを撮っておりました。)
「いやぁ、藤村くん・・・このハイエースにスタッフと出演者、全員乗ってんだね?」
「そうだ。」
「乗れるんだね。」
「乗れちゃうの。」
「すごいなぁ、相変わらず・・・。で、撮影機材も全部のってんだもんね?」
「のってんの。」
「忘れてきてるんじゃないね?」
「うしろに全部のってんだ。」
「ドラマ撮ってんだもんね?」
「そうだ。ドラマ撮ってんの。これで。」
「すごいなぁ、相変わらず・・・。」
さて、このように驚異的な手法で、撮影が進んでいる「どうでしょうドラマ」ですが、いよいよ!ここからが重要です。
10月2日月曜日。このホームページ上で、全世界に向けて、「ドラマ・タイトル」「ストーリー」「キャスティング」を発表します。
「水曜どうでしょう」をご覧になっていた方々のために制作するドラマです。みなさんに直接、詳細をお話しします。
10月2日!お楽しみに!!