旅といえば日記。
そこで今回の「コスタリカの旅」も、ちょいと日記風に書き留めておこうかなぁ・・・と思い立ったので書きますよ。
3月5日(月)
9:00 HTBに集合。
いつもの局裏の駐車場で、「目的地発表」。
実は今回の「コスタリカ」。普通なら大泉さんごとき、ぜってぇ知らない国。
だがそこは、大泉さんごときも知っている「元HTBの清水ひろしくん」が、今現在住んでる国。
もしかしたら、大泉さんごときも
「コスタリカ・・・?あぁ!清水さんがいるとこじゃん!」
なんてあっさり言いかねない。
そんなこと言われたら困る。
だって視聴者的には、
「コスタリカ」→「どこそれ?」
という「驚き」の図式が成立するはずである。
なのに視聴者を代表して絶品の驚きを披露すべき大泉さんが、
「コスタリカ」→「清水さんがいるとこじゃん!」
では、まったくもって視聴者には理解不能である。
なんらかの対策が必要である。
そこで今回の「目的地発表」では、コスタリカという「国」ではなく、中米という「地域」にポイントを置くことにした。
「遂に!未踏の地!禁断の地へどうでしょうさんが!!」
というアプローチだ。
まずは「野生動物」という言葉から「アフリカ」を連想させ、「まさかアフリカに!」という驚きを、ヤツに一発くらわそう。
頭の中でゾウだのシマウマだのがドドドッと走り回り、ヤツの思考能力が一気に「金魚」ぐらいになっちゃうはずだ。
もはや「清水さん」など思い出すことは不可能だろう。
そこに一転「中米」という危険な香り漂う砲弾をおみまいしてやる。
「中米」→「内紛」→「危険!」→「ぼく死んじゃうかも!」
となればしめたもの。もはや「藤村さん」も忘れちゃうだろう。
そののち、やっとこさ「コスタリカ」という国名を出す。
たぶん「アメリカです」って言ったって、ヤツは「あめりかってどこですかぁ?」と言うだろう。
・・・結果、ものの見事に「コスタリカ」→「ど・・・ど・・・どこですかぁ?」という最も理想的な言葉を吐いたままヤツは悶絶した。それもひとさし指を小刻みに震わせて。
発表後、大泉さんに聞いた。
「コスタリカって聞いて、清水くんのこと思い出さなかった?」
「えっ?清水さん?なんで?」
「ほら、今コスタリカにいるじゃんか。知ってるでしょ?」
「あぁ!清水さんってコスタリカにいるんだ」
「・・・知らなかった?」
「全然。」
ありがとう!大泉くん!キミは、はじめっから「金魚」だった!
12:05 千歳発 全日空136便 関西行
大泉さんは、ずっと執筆活動。どうやら今日が雑誌のコラムの締め切りらしい。でも、途中で寝た。バカ。早くやれ。
14:15 関西着
出国手続きを済ませ、ミスターと嬉野くんと3人で、うどんを食う。大泉さんは、うどんも食わず執筆活動。バカ。もう日本出るぞ。
出発直前。ロビーにてひとりサンドイッチを食う大泉さん。
書き終えたらしい。
18:55 関西発 アメリカン航空158便 ダラス行(所要11時間30分)
まず気になるのは映画だ。「ペイ・フォワード」「タイタンズを忘れない」「チャーリーズ・エンジェル」の3本。
座席に個人用のモニターがある。
「ペイ・フォワード」にチャンネルを合わせた。嬉野くんも同じだ。ミスターを見るとやはり「ペイ・フォワード」。
「そうか・・・そっち見るか・・・」言いながら大泉さんは、チャンネルを変えた。
一瞬ミニスカートの金髪女性が走っているのが見えた。
「チャーリーズ・エンジェル」を見てたようだ。
たびたび嬉野くんが、カメラを回す。
機内食が出る時。食い終わった時。2本目の「タイタンズを忘れない」を見てる時・・・。
別におもしろいことをやっているわけでもないのに、律儀に数時間おきに回す。
帰ってきて、その映像を編集してる時に思う。「この画になんの意味が・・・?」聞きたいのは視聴者の方だろう。
結局、「チャーリーズ・エンジェル」を見たのは大泉さんだけだった。
もうすぐダラスに着く。
「コスタリカ日記」まだ続きます。