アルトサックスプレーヤー寺久保エレナ。9歳の時にサックスと出逢って以来、片時も離さず吹き続け、ほとんど独学でその腕を磨いてきた。18歳でメジャーデビュー。彼女のサックスは、渡辺貞夫、山下洋輔、日野皓正ら、日本のジャズ界の大御所達を唸らせ、天才と言わしめた。全国を飛び回る忙しい毎日の中、60人を超えるオーケストラを率いて舞台の中心にも立った。“天才女子高生”の名をほしいままに、将来を約束されていたエレナだったが、高校卒業後、たった独りジャズの本場・アメリカに渡った。「誰も私のことを知らないので、一からもう一回、つくりなおしてきたい」そう語る彼女の夢は“世界で認められるサックスプレーヤー”だ。技術を磨くために、数々の著名な音楽家を輩出する名門・バークリー音楽大学に留学した。しかし、言葉や環境の変化、そして自身の音楽への向き合いで、壁にぶちあたった。誰のための音楽か?誰のために自分はサックスを吹くのか…?栄光と葛藤のエレナの日々を追った。

北海道室蘭市出身。演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。鈴井貴之の初監督作品映画「man-hole」(’01)では主演を演じ、その後の鈴井作品「river」(’03)、「銀のエンゼル」(’04)にも出演。「ハケンの品格」(’07/日本テレビ系)、「ホタルノヒカリ」(’07/日本テレビ系)など出演ドラマ多数。芸術祭賞テレビドラマ部門優秀賞を受賞したHTBスペシャルドラマ「ミエルヒ」(’09)の主演も務めた。北海道では「水曜どうでしょう」「ドラバラ鈴井の巣」(HTB)などに出演し、「夢チカ18」ではナビゲーターとして、ナレーションを担当。

- ナレーター
- 安田顕
- 撮影
- 丸井一途
- 音声
- 松澤聡
- 編集
- 山田裕加
- 音響効果
- 宮田友紀子
- ディレクター
- 鶴羽舞子
- プロデューサー
- 数浜照吾