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ママの悲鳴 ~少子化対策〝逆行〟制度~

2月27日(土)あさ6時放送

※各地域の放送日時は、テレビ朝日テレメンタリー2016 のHPでご確認ください。

子化の問題が深刻だ。それなのに去年9月、子どもが多いほど「保育料」が値上がりする家庭が札幌で生まれた。〝子育て支援〟の新制度によるものだ。保育料は年収に応じて決まり、18歳未満の子ども1人につき38万円が控除されてきたが、新制度では子ども3人以上でも「2人分」で計算されることになったのだ。保育料の徴収は自治体。対応は全国の市町村でまちまちで、札幌では月3万円も保育料がアップした家庭もあった。HTBの最初の取材は札幌市に対する親たちの訴えだった。以降、HTBはあらゆる場面で札幌市を追及した。当初「対応は考えていない」としていた札幌市は、徐々にではあるが緩和策を打ち出した。では制度を設計した国はどうなのか?少子化対策に〝逆行〟する制度の矛盾を追及取材であぶり出す。

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札幌市の鎌田こずえさん(40)は介護関係のパートで働き、3歳から中学3年生までの6人の子を病院事務職員の夫と共働きで育てている。「外食はしない」「旅行は夢」。コメは10キロ2千円以下のものを探す。切り詰めた生活の中、去年9月から下の子2人の保育料があわせて4万6千円の負担に変わった。月に3万円も値上がりしたのだ。「子ども・子育て支援新制度」によるものだ。鎌田さんらお母さんたちは国や札幌市に救済を訴えた。涙ながらに訴えた。HTB取材班は追及を続け、札幌市は子ども3人以上の一部の世帯に対し「増額分」を返す緩和策を打ち出した。しかし、それも限定的なものだった。追及取材は続く。安心して子育てができるようになるのか?

スタッフ


ナレーション
小山茉美
ディレクター
皆方等
取材
皆方等・西野志海
編集
中川大輔
プロデューサー
山田佳晴
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