討論内容
1945年8月末から9月初めにかけ、ソ連が相次いで上陸し、
今もロシアによる“実効支配”が続いている北方領土。
戦後、日本とソ連の間、そしてロシアに変わった後も領土返還を巡る交渉は、
何度となく行われてきたが、島が戻ってくることはなかった。
交渉のたびに期待を寄せる元島民の高齢化は進み、平均年齢は80歳超。
すでに1万人以上が亡くなっている。
しかし今年、“返還への期待”が、かつてないほどまでに高まっている。
「戦後71年を経ても、平和条約がない異常な事態に終止符を打つ」
9月に招集された臨時国会の所信表明演説で、こう述べた安倍総理。
これまでに無かった表現で、12月15日・16日の日ロ首脳会談に向け、
領土問題解決への強い意欲が示された。
日ソ共同宣言から、ちょうど60年の節目の年に、島は戻ってくるのか。
その返還の方法はどのようなものになるのか。
プーチン大統領が意味する“引き分け”とは。
そして、新たなアプローチは具現化するのだろうか。
領土交渉そのものにとどまらず、日ロ関係を考えるうえで重要性を増す経済・産業、
国際情勢などに詳しい論客を招き、
世耕弘成経済産業大臣兼ロシア経済分野協力担当大臣のインタビューも交え、
北方領土“返還”に向けた、新たなアプローチについて徹底討論する。
司会
佐藤 よしつぐ
HTBアナウンサー
国井 美佐
HTBアナウンサー
討論進行
宮脇 淳
北海道大学教授
VTR出演
世耕 弘成
経済産業大臣兼ロシア経済分野協力担当大臣
パネリスト
今津 寛
自民党衆議院議員
佐々木隆博
民進党衆議院議員
鈴木 宗男
新党大地代表
岩下 明裕
北海道大学教授
森永 卓郎
経済アナリスト
青山 繁晴
自民党参議院議員
作家
上田 秀明
元駐オーストラリア大使・外交官
脇 紀美夫
千島歯舞諸島居住者連盟理事長
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