番組向上への取組

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あなたとHTB

このページは平成28年6月26日放送分から引用しています。

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森・遠藤両アナ

遠藤雅也アナ

おはようございます。「あなたとHTB」の時間です。
「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに
よりよい番組作りや放送のあり方を目指すための番組です。

森さやかアナ

今回は、今年4月に開催しました第483回放送番組審議会で
審議しました「北海道新幹線で行こう 東北・北海道 大人旅」と
5月の第484回放送番組審議会で審議しました
TOYAから明日へ!
「とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来」についてお伝えします。

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北海道新幹線で行こう 東北・北海道 大人旅

遠藤アナ

「北海道新幹線で行こう 東北・北海道 大人旅」は、
北海道新幹線の開業に伴い、系列4局、青森朝日放送、
岩手朝日テレビ、東日本放送、北海道テレビという枠組みで、
新幹線から先にある魅力を探る番組を目指しました。
また、「大人旅」というキーワードで、
大人が魅力に思う東北や北海道を紹介いたしました。

森アナ

まず最初に、この番組に対して番組審議会委員から頂いた
ご意見から評価点をご紹介します。

<評価点>
●旅雑誌をめくるような感覚で番組を楽しんだ
料理がとてもおいしそうにクローズアップされ
お店は 落ち着いて和食がメーンであるなど統一感があった

●東北・北海道新幹線で目指す沿線地域の活性化
特に観光やリゾートの活性化を目指す上で
若年層ではなく新幹線を利用する可能性がある年代に
ターゲットが絞られていた点が良かった

●まだ見ぬ日本がたくさんあることを再認識した
美しい映像満載の番組だった
「大人旅」というタイトルにふさわしい内容であり
自分の世代にぴったりでとても楽しめた

●東北には歴史を感じさせる観光地や
宿があるのだということを再確認することができた
猊鼻渓の美しいさま 茅葺の屋根 ねぶたの迫力
同じ雪国でありながら北海道とはまた違った雪景色など
美しい映像に息を飲んだ

遠藤アナ

●4人の旅人役はそれぞれに個性的で
いずれの旅人も番組のテイストに合っていて好印象だった

●壇蜜さんの染物をするときの子どものような表情は
いつもテレビで見る彼女の印象と違い好感を持った

●「幸せ」と言いながら食べる藤井さんの顔を見ている店主の
幸せそうな表情が良い
「食べると人をよくする」という店主の言葉は人柄がよく出ていて
料理と人がよいともっとおいしく幸せになれるのだなと思った

●蒼山さんに写真を撮らせて折々にそれを挿入する演出は
自分も一緒に旅をしている気持ちになる
テレビに出ている人が切り取った景色を同じ感覚で見られる
という意味でよかった

●今回の旅を切り取った蒼山さんの作品が披露され
とてもすてきだった
出演者が「旅とは?」と言う質問に答えるシーンでは
そういう旅の捉え方もあるのだなとか
自分にとっての旅とは何だろうということを
考えるきっかけにもなった

●「旅とは新しい発見ができる」という蒼山さんのコメントを聞き
「新幹線に乗り 東北を旅したい」という思いが湧いてきた

森アナ

●雪景色 寺のこけむした庭 ねぶたの明かり 八甲田の樹氷
暗い宿やホテルでの夕食シーンなど映像が素晴らしかった
どれをとっても角度や光を計算し こだわって撮影したのだろう
カメラなどの機材の進化とそれを使いこなす技術に感嘆した

●八甲田山の樹氷の神秘的で幻想的なさまがよく伝わってきた
ゆっくり津軽三味線の音色に耳を傾ける
こういうゆったりとした旅がしたいと思った

●映像が非常に美しく 八甲田山の樹氷や原色のねぶたには
強い印象を受けた
ナレーションも落ちついたトーンで番組の雰囲気にふさわしい

遠藤アナ

続いて、番組審議会委員のご意見の中から要望や改善点へのご指摘
そして今後の番組作りに対して頂いた提言をご紹介します。

<要望・改善点>
◇岩手県、宮城県、青森県、北海道・函館という
ランダムな紹介順について
新幹線との関連を考えると 南から北あるいは北から南という
順番のほうが自然なのではないか

◇紹介されているホテルやレストランはどれもかなり高級で
多くの視聴者は利用できないだろうと感じた
美しい映像を撮るのに必要かとも思うが 視聴者にとって
同じ旅をすることが想像しにくいかもしれない

◇壇蜜さんのキャプションに「女性から少女へ」とあったが
少々違和感を覚えた
そのような視点からしか彼女を捉えていないことを残念に思う

◇函館のレストランで出演者が肘をついて食事する場面が
大変気になった
気付いた視聴者が多かったのではないかと推測する
撮り直せなかったものかと残念に思う

森アナ

<提言>
★東北と北海道という隣接した地域のテレビ局による共同制作は
今後ますます重要になることだろう
お互いの魅力を紹介し合い 過疎化など共通の課題を有する
北海道と東北が地域的な連携を深めるためにも
さらに協力し合って良質な番組を制作いただきたい

★東北には北海道出身のタレントが行く
函館には東北出身のタレントが行くという設定もありではないか
その場合 視聴者は「ああ そこにはこことは違うものがあるのだ
行ってみようか」と感じることができたかもしれない

遠藤アナ

続いてTOYAから明日へ!
「とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来」についてです。

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とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来

遠藤アナ

この番組は、「TOYAから明日へ!」という
キャンペーン活動を通して、3年前、北海道大学の
低温科学研究所とグリーンランドの現状を取材し
昨年度はアルゼンチンのパタゴニアの温帯にある氷河の
危機を取り上げました。今年はその第3弾で、
スイス・アルプスの氷河の現状を番組にしました。

森アナ

最初に、番組審議会委員から頂いたご意見の中から
評価点をご紹介します。

<評価点>
●冒頭の札幌の夜景の映像と衛星からの地球の夜景の映像が
ナレーションと一体になって
地球規模のスケールの出来事が個々人とダイレクトに
つながっているという強い印象を受けた

●4Kカメラで撮影された氷河は「美しい」の一言に尽きる
地球温暖化がもたらす気候異変のインパクトある映像だけではなく
技術的な解決が可能だと教えてくれ 奥深い内容だった

●スイスの氷河湖のグレイシャーブルー
グリーンランドで漁師が海鳥を網で生け捕りにする様子
パタゴニアの崩落する巨大な氷塊など 迫力満点の映像が続き
温暖化の影響が
地球の各地に急速に及んでいることを実感できた

●前回のシリーズと比較してさらにグレードアップされていた
4Kカメラやドローンを使った前回の撮影技術に加え
科学技術に焦点を当てた深い論述や流れは大変興味深かった

●杉山准教授は とてもわかりやすく氷河について説明されていた
局側の人間が映像に登場しないことが
番組によいテンポと緊張感をつくっていたように思う

遠藤アナ

●導入部で絵画を使い氷河がどんどん減少していくさまを
視覚的にもわかりやすく伝えていた
120年間で氷河が1300メートルも後退
1年間に10メートル以上も氷河がなくなっている計算は
印象的だった

●海抜上昇進行の速さにしても ここまで上昇が速くなっている
ということがわかりやすく画像化され インパクトがあった

●スーパー台風のシミュレーションは
温暖化の影響が 遠い氷河だけではなく
実際に私たちに大きな影響を与えていることが端的に示され
付随するナレーションも非常に印象的だった

●地球の未来のシミュレーションを見せつけられ
暗澹たる気持ちになった後 世界最先端の研究内容を知り
未来は変えられるのだ 変えなくてはという気持ちを強くした

●温暖化と人間の関わりという観点から
最後の部分でツェルマットの村長を登場させたのは効果的だった
特に内燃機関乗り入れ禁止のエピソードは
記憶に残るものだった

●環境だけではなくエネルギー問題など
我々の生活も一変するのではないかという期待が持てる
そのような最先端研究が日本で行われているということを
誇らしく感じた

森アナ

続いて番組審議会委員から頂いた意見の中から要望と改善点
そして今後の番組作りへの提言を紹介します

<要望・改善点>
◇全編でサイエンス色が強く いささか単調な印象を受けた
例えば低温科学研究所の若手研究者が氷河や温暖化にかける
思いを語るシーンがあれば
温暖化の脅威について 数値データではなく人間の言葉で
視聴者が理解することができたのではないか

◇スイス連邦工科大学のフンク教授が指摘した
温暖化のもたらす経済的な問題の視点は非常に重要
経済的な影響があるというコメントだけではなく
この視点をさらに掘り下げた考察があってもよいのではと思った

◇番組は日本在住の外国人も視聴している
今回の番組に限らず可能であれば
全ての番組で外国の地名と人名を
片仮名に加えアルファベットでも併記いただきたい

◇温暖化の解決が技術的なブレークスルーのみで
解決するかのような印象を否めない
解決のためには人の営みのスタイルを見直す必要があるという
メッセージをもっと出してもよかった
技術革新のみに頼るというのでは
少し楽観的過ぎはしないかという思いが残った

<提言>
★継続的に よりさまざまな視点から掘り下げた続編を望む

遠藤アナ

「あなたとHTB」、次回の放送は、
6月30日開催の第485回放送番組審議会と
7月28日開催の第486回放送番組審議会における
放送番組審議会委員の皆さんの意見を紹介いたします。


過去の放送より


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