番組向上への取組

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あなたとHTB

このページは平成26年6月29日放送分から引用しています。

タイトル

オープニング

森さやかアナ

6月。13日に開幕した2014FIFAワールドカップブラジル大会。丸井今井札幌本店では4日にオフィシャルショップがオープンしました。日本代表のユニフォームやグッズおよそ30種類販売され大会のキャラクター「フレコ」のグッズも人気を集めているということです。このオフィシャルショップは来月14日まで開かれています。

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W杯オフィシャルグッズ店オープン

遠藤雅也アナ

おはようございます。「あなたとHTB」の時間です。
「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに
よりよい番組作りや放送の在り方を目指すための番組です。

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森・遠藤両アナ

森アナ

冒頭にご覧いただきましたのは、6月4日の「イチオシ!」で放送したニュースの映像です。サッカー王国、ブラジルでの64年ぶりのワールドカップ自国開催。連日の応援で睡眠不足という方も多いのではないでしょうか。

遠藤アナ

きょうの「あなたとHTB」、最初は4月18日の第463回放送番組審議会で審議いたしましたHTBノンフィクション「湿原のイマージュ~HTB釧路支局カメラマン日記~」についてです。

森アナ

この番組は、HTBの釧路支局の石田優行カメラマンが取材活動の合間を縫って、その素晴らしさに魅せられたという日本最大の湿原、釧路湿原と、その湿原に生きるタンチョウを3年3カ月にわたって撮影、その四季の移ろいとともに追い続けたネイチャードキュメンタリーです。

遠藤アナ

それでは、放送番組審議会の委員の方々の意見を紹介します。

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湿原のイマージュ~HTB釧路支局カメラマン日記~

森アナ

◇日常の取材の合間を縫った3年間の集大成。限られたチャンスと時間の中で、よくこれだけの素晴らしい映像を撮影できたのもだと感心した。石田カメラマンの粘りと技術と運の良さに敬服した。

◇全編を通じて映し出される、朝陽や夕陽、水面や氷にきらめく光など「陽の光」がとても印象的だ。夕日を背にしたタンチョウの姿は本当に美しく、まさにサロルンカムイそのものだ。また、曇空を飛ぶトンボ、牛の前をよちよち歩くタンチョウの雛、タオルを巻いた犬などリズムを変える映像もうまく構成され、ほのぼの感を出すのに効果的だった。

◇四季折々の湿原の風物、ヘリや列車の車窓、またカヌーから撮影されたさまざまな映像が凝縮された構成で飽きずに見ることができた。

◇冒頭から息を呑むような美しい映像が続き、ぜひ自分の眼でこの景色を見に行きたいと強く感じさせるものだった。

◇撮影方法によって極めて多様な映像表現ができることに感心した。季節や時間、天候などに応じて撮影対象を臨機応変に判断したり、欲しい映像を撮るために粘り強く通った結果なのだと感じた。

◇日本だけでなく海外取材経験も豊富な石田カメラマンが惚れ込んだ釧路湿原の雄大な自然を、石田さん自身の目線で感じることができた。特に定点からの春夏秋冬の移り変わりはとても美しく惹きつけられた。

◇湿原の朝焼け、タンチョウの生態、雛の生育と旅立ちなど、美しい映像に一日の疲れが癒された。BGMとして使われていた名ジャズピアニスト、キース・ジャレットのピアノソロも映像にマッチしていた。釧路には何度も出かけているが、釧路湿原にこれほど美しい映像が眠っていることに改めて驚き感動した。

◇支局駐在のカメラマンが魅せられた大自然の記録というスタイルが面白い。冒頭に石田さんの人となりの紹介があるため、常に石田さんが撮影している状況を想像しながら見た。夕焼けの撮影に失敗してトンボを撮ったというエピソードはカメラマンとしての気持ちが出ていてユーモラスだった。また、ノロッコ号が美しい湿原の中をゆっくり走っていくシーンでは、撮影ポイントを探しているだろう石田さんの姿を想像することもできた。

◇湿原に魅せられた石田カメラマンの思いと、美しいものを撮りたいという飽くなき情熱に敬服した。日本のみならず世界に発信できる価値ある映像ではないだろうか。

◇番組を見終わって目をつぶれば、展望台からの夕陽、秋の朝陽、タンチョウが舞い踊る姿など美しい映像が次々と浮かんでくる。夜のタンチョウは特殊な方法で撮影していると思うが、撮影の苦労も感じられた。自然保護を強く訴えるより、美しい映像とともに優しく願う方が人々の心に響くと感じた。

◇「何千年も続いた景色が永遠に続きますように」と石田カメラマンの願いが語られた時、番組制作者の目的や希望が深く理解できた。映像の持つ強さ、素材の力に圧倒された思いだ。石田カメラマンの一人称で語るアナウンサーによるナレーションも良かった。

遠藤アナ

一方、改善点・疑問点として

◆カメラを趣味にしている視聴者も多いと思うので、機材の説明や設定の方法など、少し説明があれば、石田カメラマンのプロとしての迫力と説得力が増したのではないか。

◆地図テロップはぜひ情報として欲しかった。湿原全体、サテライト展望台、細岡展望台など、地図に撮影方向の矢印があればもっと理解が進んだと思う。
ではないか。

◆全編にわたり同じBGMが続いていたことに違和感を覚えた。場面によっては自然の音だけにしたり、あるいは語りだけの方が雄弁に伝わるのでないかと感じるシーンがいくつかあった。

◆この番組は、映像芸術作品なのか、ドキュメンタリーなのか、あるいは情報番組なのか。この番組をどのジャンルとしてとらえればよいのだろうか。説明的なナレーションはもっと少なくても良い。情報量を減らした方が、映像の持つ力を最大限に際立たせることができたのではないだろうか。

◆ナレーションのうまさが求められる作品ではないと思うので、この美しい画を撮ったカメラマンの人となりを伝える意味でも、一部でも石田カメラマン自身のナレーションが聞きたかった。

森アナ

また、今後の要望として、
カメラマンの目線というコンセプトは非常に面白い。ぜひシリーズ化して欲しい。カメラマンならではの視点や斬新な切り口で今後も北海道の良さや素晴らしさを発見・発信できる映像を撮り溜めて積極的に発信して欲しい、というご意見を頂きました

遠藤アナ

これに対して、撮影とディレクターを担当した石田優行カメラマンは以下の様に答えました。

森アナ

◎映像を撮り貯めていた時は「映像スケッチ」という意識だったので映像と音楽だけで構成したいと考えていた。実際に30分番組を制作するにあたっては、カメラマンの目線で見た映像日記、一人称のナレーションというコンセプトを立てた。

◎普通の番組より1カットの尺を長くして編集した。BGMについては、あたかも大自然の音が湿原の中から聞こえてくるような音楽にしたいと考えていた。キース・ジャレットのジャズピアノソロを使ったが、同じアルバムから2曲しか使っていないので、BGMとしては単調になってしまったかも知れない。

◎本当は風のざわめきや湿原の自然音だけを使うべきだが、一人で撮影しているので、照明や録音に気が回らなかったのは反省点だ。

◎ニュース取材でいつ呼び出されるか分からないので、敢えて車で行ける撮影場所に限った。番組を見てくれた人たちが、休日などに自分も行って同じ風景を見たいと思って欲しいと思った。

◎釧路湿原を空から見ると、数千年かかって大自然が創った奇跡。タンチョウの美しさには四季を通じて多くの人たちが魅せられる。人間はこの素晴らしいものを守らなければならないと撮影していて強く感じた。自然保護の一助になれば本当に嬉しく思う。


石田カメラマンはこのように答えました。
委員の皆さんから頂いたご意見は、今後の番組作りの参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

遠藤アナ

次に、5月29日に開催しました第464回放送番組審議会で審議いたしました、「平成ノブシコブシの帰省なうスペシャル2014」についてです。

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平成ノブシコブシの帰省なうスペシャル2014

森アナ

この番組は、北海道をふるさとに持つ芸能人のある日の帰省物語という番組コンセプトで、2011年にHTB深夜開拓魂第5弾としてレギュラー放送された「帰省なう」のスペシャルバージョンです。今回は平成ノブシコブシがタレントの杉村太蔵さんと、ミュージシャンの高橋ジョージさんの帰省に密着しました。

遠藤アナ

それでは、放送番組審議会の委員の方々の意見を紹介します。

森アナ

☆前半は杉村太蔵さんの軽いキャラクターと平成ノブシコブシの掛け合いが漫才のようで面白い。後半は高橋ジョージさんの重くて切ないエピソードでしみじみとさせる。2つのコントラストが良く最後まで飽きずに見ることができた。

☆杉村さんのパートでは、よく通った銭湯、懐かしの下宿、思いを寄せていた同級生・石川さんの登場と、良い意味で予定調和的な内容だ。

☆杉村さんが、軽いノリながらも品を崩さない絶妙な話術で番組を引っ張っていく力に感心し引き込まれた。平成ノブシコブシも見届け人としてしっかり役割を果たしていた。

☆杉村さんがお世話になった場所や人々、思いを寄せた女性を順にたどる構成に目新しさはない。一方、バラエティでは視聴者が見たいところを外さないことは重要で予定調和的な構成は番組のコンセプトに沿っていた。

☆高橋ジョージさんのエピソードが心に残る。ホルモン屋で「俺の孤独を支えてくれた味」と語る姿。青春時代に放火事件への関与が疑われて遠のいていた故郷への思い。久々の帰省を「自分の中でぱきんと音がした感じ」という言葉など紆余曲折あった人生を表現して胸に迫るものがあった。

☆高橋さんの帰省にまつわる物語は多くの視聴者の共感を得たと思う。思春期に誰もが持つ嫌な思い出、失敗や後悔、誤解や挫折など青春時代の苦い経験があるから今の自分があると感じた方もいただろう。

☆最後に、全校生徒がお帰りなさいと高橋さんを歓迎する中、市長からドリームアンバサダーの委嘱を受ける場面は、故郷に対する過去のわだかまりとの決別をシンボリックに表現していて感動的だった。

☆「帰省」とは、懐かしく、うれしく、恥ずかしく、そして、辛く切なく胸の痛いものだと、対照的な二つの物語を見てあらためて感じた。

このようなご意見を頂きました。委員の皆さんから頂いたご意見は、今後の番組作りの参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

遠藤アナ

さて、HTBの放送番組審議会は4月から委員長と副委員長が変わりました。

森アナ

新委員長に、北海道大学大学院 経済学研究科教授の平本健太さん、また新しい副委員長は、渡辺英一法律事務所 弁護士の作間豪昭さんとなります。審議会の委員数は男性委員5名、女性委員5名の合わせて10名は変わりません。

遠藤アナ

「あなたとHTB」、次回の放送は、今月26日に審議いたしました、HTBノンフィクション「復興を喰らう~12億円を使い切った男~」ほかについて、放送番組審議会委員の皆さんの意見を紹介いたします。「あなたとHTB」、次回の放送は8月24日(日)午前5時5分からです。



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