番組向上への取組

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番組審議会だより

 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第4日曜午前5:05から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第460回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2014年1月23日(木)
15:00~17:00

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審議テーマ

HTBスペシャルドラマ「別に普通の恋」
2013年12月14日(土)13:55~15:20

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出席委員
内田和男委員長
新谷朋子副委員長
真弓明彦委員
作間豪昭委員
閔 鎭京委員
西川祥一委員
渡辺淳也委員
福津京子委員
髙橋留智亜委員
会社側出席者
代表取締役社長樋泉 実
常務取締役田中英也
取締役林 亮一
役員待遇CSR広報室長国本昌秀
報道情報局長寺内達郎
編成局長川筋雅文
CSR広報室部長岡 仁子
番組プロデューサー多田 健
番組演出(監督)杉山順一
番組審議会事務局長四宮康雅

【会社報告】

  • 2013年の年間視聴率報告
  • 第17回HTB朝日ジルベスターコンサートは盛況裡に終了
  • アートアクアリウム展は14万7000人を集客して終了
  • 第41回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会は葛西選手が優勝を果たし無事終了
  • 「みちカメ」サービス開始
  • 広報お客様センターマンスリーレポート2013年12月

【委員の意見要旨】

◇ゆるやかな丘陵にのどかな農村生活、北海道の魅力がたっぷりと伝わる映像に見とれ、「美瑛に行きたい!」と強く思った。大きな事件もない恋愛話、ともすれば小さくまとまりがちだが、北海道ならではの広大な田園風景のおかげで、心が開放され、気持ちよく最後まで見ることができた。

◇1人の女性を10年以上も思い続けるオクテな春夫の純情と、故郷を離れ都会で暮らす律子の葛藤が、わかりやすいコントラストで描かれていた。信代の気持ちに気づかない春夫の鈍感さにいらだちながら、エンディングまで興味を持って見た。

◇さえない主人公を金子貴俊が好演、律子役は嫌味なく、サチや敏子も適役だった。特に、神様と信代の存在感は群を抜き、甘くなりがちな恋愛ドラマにしっかりとスパイスを利かせていた。

◇「田舎は重力が強い」という律子の台詞は印象的、また、律子と信代、信代とサチの女性同士の会話も自然。ドラマの軸がシナリオの良さでしっかりと定まっていた。

◇「別に普通の恋」は、女性に振られることに慣れきった男の独白なのか、あるいは、北海道、日本、世界のどこにでもある、人が人を好きになる、普遍的な営み指しているのだろうか。余韻のある良いタイトルだと思う。

◇春夫の「損している感じが好き」の一言で、律子の見た目だけでなく人柄も好みなことが伝わって嬉しくなった。そんな春夫を思い続ける信代の人柄の良さがにじむシーンも多い。見終わって、久々に若い頃の瑞々しい気持ちが蘇ってきた。人は恋愛に悩み傷つくことで成長できることをあらためて感じた。

◇家族三人で視聴。妻は律子と敏子、娘は年齢の近いサチに感情移入していた様子。見終わってどういう結末になったと思うかについてあれこれ意見を交わし、思いがけず家族とのコミュニケーションの機会に恵まれた。

◇視聴者がどの登場人物に共感するのかによって、それぞれが期待する結末を自由に想像して楽しめる、巧みなエンディングだった。

◇ちょっと切ない恋の物語が、美瑛という美しい舞台を得て、ユーモアと演技力のある俳優陣により、楽しいドラマに仕立てられていた。

◇春夫は律子に会えたのだろうか、想いを伝えられただろうか、律子はどう答えたのだろう。ドラマの主題通り、どこにでもありそうな恋のシーンをいくつも想像することができ、見た人それぞれに余韻が残るエンディングだった。

◇「半沢」や「あまちゃん」には、ぎらぎらした上昇志向をもつ主人公と、ハラハラドキドキのストーリー展開があった。が、本作は美瑛の美しい風景をバックに、春夫と律子の恋を軸に、主人公とまつわる人々の心の機微を描き、対極にある。なんともステレオタイプの筋書き、わかりやすく単純な展開だが、これが心地いい。

◇このドラマにすれっからしは登場しない。昭和の青春ドラマのようだ。10代20代の若者は、逆に新鮮で共感できる部分が多かったであろう。40代50代はかつて純粋で輝いていた自分を思い出したに違いない。広い世代にアピールできた作品。

◇夕日に映える雄大な自然の中で別れを告げるシーン、春夫と神様の軽妙なやりとり、サチの飛び蹴りと飛行機雲、バイクの疾走はこのドラマのテーマである切なさと愛しさを描きだし、素晴らしい構成だった

◇斉藤和義さんの「大丈夫」は、前回の「幸せハッピー」同様に、ドラマのエンディングテーマに相応しい曲だった。

◇昨今は、彼女がいない草食の若者が増えているといわれているが、普通な恋をしよう、自分で動かしていこう、笑顔で接しようなど、かれらへのエールとも受け取れるドラマだった。

◇画面いっぱいに広がる緑、肥えた土の色、ゆったりと浮かぶ白い雲、青い湖、真赤に染まる夕焼け、これらのバックはストーリーのある種のドタバタ感を大きく包み込む役割を果たし、なんとも言えない、温かく、落ち着いた心理状況を生み出していた。全ての出演者の演技力の高さも特筆すべき。

◇春夫の台詞「東京にいっても別れることになると思う・・・人は簡単には変わらない」は、信代に言わせることで、思い通りにならない恋愛感情が、より切なく胸に響いたのではないか。

◇律子の元カレの人物描写や、律子は春夫のどんなところに惹かれたのかについて、もう少し説明が欲しかった。

◇恋愛の神様については、存在感の強さの割に、行動が先読みできるベタなキャラクターで、興味が薄れた。

◇春夫の身なりや、農作業の様子が綺麗すぎて現実感が希薄。

◇春夫と律子のその後、信代の恋の行方やサチの心の成長を描いた続編の制作を強く望む。

◇北海道の人々の営みの発信を意図した作品を制作し、全国や海外に発信して欲しい。

◇いつの日か、オール北海道の役者をキャスティングした、HTBスペシャルドラマを見てみたい。

※次回の審議会は、2014年2月27日(木)です。


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