モーターパラグライダーカメラマン須藤 彰さん(55)。炭都賑やかな頃の北海道赤平市生まれ。現在千葉県に拠点をかまえ、テレビ番組やCM撮影、建設現場の空撮など、空からの情報アドバイザーとして活躍中。日本でも数人しかいない「プロの低空飛行カメラマン」として日本の空を自由に飛び回っています。
そんな須藤さんは、これまで機会がなく生まれ故郷の北海道の「空」を自由に撮影したことがありません。「北海道の大空を飛びたい!」「子どもたちに大空の魅力を伝えたい!」
そんな想いが湧き上がってきました。自分を育んでくれた北海道の大地と、故郷赤平への郷愁が重なり、今一度自分の原点へ帰りたいと思ったのです。
札幌の空を自由に飛びたい!
須藤さんは札幌の空を飛びたい!と強く思っていました。全国各地を撮影してきましたが、これまで故郷の北海道を撮影する機会がなかったのです。この大きなマチがどのように発展してきたのかを空から確かめたかったのです。人々はわずかな歳月でこれほど大きな街をつくり、生活を営んできました。空から鳥のように自由に眺める札幌の街は、実に美しく躍動感にあふれています。
番組では、原始の姿を今にとどめる野幌森林公園上空から開拓の歴史村、中心街にある時計台や赤レンガ、大通公園、そしてクラーク博士が導入し、アメリカ式の農業の発祥の地となった北海道大学第2農場などを超低空飛行で撮影し、今まで見たことのない角度からの街並みを映像に納めていきます。札幌駅周辺の街並みや札幌ドームの美しいフォルムも上空から紹介します。
子供たちに伝えたいこと
須藤さんの母校、赤平市立茂尻小学校。須藤さんは12歳までこの茂尻で暮らしました。子供の頃に憧れつづけた「空」への想い。須藤さんは茂尻小学校を訪れ、課外授業を行います。「茂尻」とはアイヌ語で「大地」を意味します。自分の住んでいる町が、豊かで大きな大地であることを、須藤さんはモーパラに乗って撮影し子供たちに映像を見せます。そして須藤さんがこれまで撮影した東北の津波に襲われる以前の姿と後の映像を見せて、被害の大きさと自然への畏怖、そして命の大切さも伝えます。
須藤さんは子供たちに「大きな夢とは?」という課題を与え、それぞれの「夢」と
対話します。
子供たちへ~大きな夢を描け!
空から眺めたふるさと赤平は、昔と変わらず今も大きな大地が広がっていました。石炭産業が最盛期だったころの賑やかさはすでにありませんが、様々な可能性が秘められた大地であることにかわりはありません。空への憧れを持ち続けた須藤少年。大きな夢を描くこと、夢は必ず実現するということを、須藤さんは茂尻の子供たちに教えます。
番組は須藤さんと母校の子供たちとの心温まる触れ合いと、今まで誰も見たことのない大都会札幌の超低空飛行映像を楽しんでもらいます。
「人は誰でも自由に羽ばたける!」 須藤さんが今一番伝えたいメッセージです。