11月10日放送分 「クリル探訪・シムシル島とウシシル島」
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クリル列島中部のシムシル島。 島の南部、
オホーツク海に面したキトボイナヤ湾・・・・。 |
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旧梅浦。昭和19年から太平洋戦争が終った
昭和20年まで操業ていた捕鯨基地跡。 |
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近海で捕った鯨から鯨油を生産していた。
工場は戦争に負け全てが打ち捨てられた。 |
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廃墟の中に残された鯨の骨。 島は戦争最中の
貴重な食料供給の役割を担っていた。 |
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キトボイナヤ湾の高台にあるロシア国境警備隊
基地・・。 沖行く船舶の監視が主な任務。 |
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隊員は、徴兵された18~20歳の若者たち。
冷戦も終り、基地が果たす役割は終っている。 |
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シムシル島の中央に聳えるプレヴォ山。
かつては新知富士と呼ばれたクリルの名山。 |
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シムシル島北部のブロトン湾。 湾の名前は
明治初期に暗躍したラッコ密漁船の船長、
ブロトンに由来する。 |
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戦後、ブロトン湾に旧ソ連の潜水艦基地が
置かれ、 家族が住むアパートなどがつくられた。 |
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冷戦が終り潜水艦基地がなくなると、ロシア人が
立ち去り うらぶれた街並だけが残された。 |
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海鳥の島、ウシシル島(旧宇志知島)。 面積
僅か5平方キロ。地図にも載らない小さな島。 |
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クリル列島に沿って北上する海鳥の大群・・・・。
繁殖のために南から渡って来た旅鳥の群れ。 |
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ウシシル島の西側に大きく口を開けた洞窟。
高さ30m、海鳥たちの鳴き声が反響する。 |
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ミツユビカモメ。カモメ科。 卵を温めている。
洞窟に集団で繁殖するコロニーをつくっている。 |
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洋上で群れるウトウ。ウミスズメ科。 日中は
海上で過ごし、夜になると小魚をくわえて
島の巣穴へ向かう。
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ウシシル島の沖にある小さなバーブシュカ島。
エトピリカの集団営巣地・・・・。 |
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エトピリカ。ウミスズメ科。大きさ39cm。
アイヌ語で美しい嘴を意味する。 繁殖期を迎え
金色の飾り羽の鮮やか・・。 |
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エトピリカ・つがい
岩場の隙間を利用した巣穴で、卵を温めている。 |
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エトピリカの卵。大きさは7~8cm。
産卵は1個。夫婦交代で温め、45日ほどで孵化。 |
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