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ストレイシープ~あすはどっちだ!?~

2009年02月05日(木)

夜勤で資料整理をしていたら、ついていたテレビに1人の女性が映って、目が釘付けになっていました。

川村カオリさん。現在、ガンで闘病中のシンガー。

中学2年生から3年生にかけて、彼女がパーソナリティーを務めるラジオが大好きでした。土曜深夜3時~5時、寝ないで聴いたものです。

日本人とロシア人のハーフである彼女の番組は、当時のソ連・ゴルバチョフ書記長をゲストに呼ぼうとしたり、モスクワから放送をしたり、とにかく熱い内容。




中2のころ作った川村カオリさんのカセットテープ


 

自作の歌詞は、ハーフの宿命や社会に対する怒りなど、おそらく自分の経験を反映させたパンキッシュで、なんとも言えないかなしみがあり、思春期の私はずいぶん共感して聞いた思い出があります。

ガンと闘っていることを公表して、20年前と変わらずありのままの自分を表現している川村カオリさん。画面の向こうの彼女は、やはりなんともいえないかなしみをたたえて歌っているように、私には見え、心にしみました。