2012年07月26日(木)
南北北海道代表決定!
ついに高校野球の南北代表校が決定しました。
北北海道代表は旭川工業が、南北海道代表は札幌第一が、甲子園切符をつかみ取りました。
北北海道大会は、去年の準優勝校・遠軽との決勝戦となりましたが、両校一歩も譲らない熾烈な戦いを見せてくれました。
一方、南北海道大会は、札幌第一が3年ぶり3回目の優勝。
優勝監督、優勝キャプテンインタビューでは、いずれも涙のインタビューとなりました。高石キャプテンは1年生からレギュラーで出ていた選手で、チームメイトからは、「リーダーシップがあり、頼りになる選手」という答えが返ってくるほど、真摯に野球に取り組んできた選手です。
高石キャプテンに、「この夏の大会の1勝とこれまでの勝利とを比べると、何か違いがありますか?」と聞いたことがあるのですが、高石選手からは「夏の1勝1勝は、比べものにならないくらい重いです」という答えが返ってきました。守備を終えベンチに戻ってくるときに、声を出しながら、全力で走ってくる姿。泥だらけになりながら、必死にアウトを取ろうとする姿には心動かされるものがあります。一つひとつのプレーから、この3年間に懸ける強い思いを感じました。
実は、高石選手には兄がいて、2008年南北海道大会決勝戦で敗れ、あと一歩ということろで甲子園を逃していました。そんな兄の思いも背負っての決勝戦で、チームを勝利に導く一打を放ちました。家族の思いも乗せた、気持ちの一打だったように感じます。
2012年の北海道での夏の高校野球は終わりましたが、8月8日からは甲子園大会が始まります。
舞台を帯広の森、円山から甲子園へと変え、さらに躍動する姿を見るのが楽しみです!
頑張れ、旭川工業!
頑張れ、札幌第一!