2013年09月06日(金)
歴史の目撃者に...
9月5日(木)。
誰が予想していたでしょうか。
この日が歴史に残る一日になるということを...。
試合開始は午後6時2分。
2点を先制されたファイターズが4回に一挙6得点で逆転。
しかし、その後同点に追いつかれ、7回終了、6対6。
勝敗の行方はまったく分からない展開でしたが、まだこの時点では、「今日の試合は長いなあ」くらいにしか思っていなかった私。
おそらく東京ドームで戦況を見つめていた人たちも同感だったのではないでしょうか。
それが、9回サヨナラのチャンスを活かせず、延長戦へ。
10回、同点。11回も同点。
時計の針は休むことなくどんどん進み、次第にざわつき始める東京ドーム。
そして、野球の神様のいたずらは、パ・リーグの歴史を変えました。
6時間1分。
リーグ最長試合記録を更新してしまいました!
時計はすでに6日の午前0時を過ぎ、選手、ファンともに、疲労困憊の表情でした。
レジェンドシリーズと銘打って、懐かしのユニフォームを着て戦った選手たちは、まさに「レジェンド」になりました。
まだ、スポーツ取材に携わって4年目ですが、球史に残る一戦に立ち会えた幸せ。
2000年、中学生だった時に感じた『世紀をまたぐ』という何ともいえない優越感にも似た気持ちを思い出しました。
きっと今後数十年たって、ベテランアナウンサーと言われるようになった時に、
「実は、パ・リーグの最長試合記録というのは...」と、得意げに後輩に語っているような気がします。
と同時に、その年までアナウンサーとして、バリバリ働いていたいなあとも思いました。