2009年02月06日(金)
ネットの品格
タレントのスマイリーキクチさんのブログを巡って
18人の集団摘発となった今回の事件。
札幌の女子高校生も、名誉毀損容疑で書類送検されました。
ネット特有の匿名性の怖さを改めて感じさせられるニュースです。
アナウンサーという職業も、
顔と本名、プロフィールを公開しての仕事です。
イベント会場や取材先などで
「いつも見てるわよ~」と
温かい言葉をたくさん頂いて、感謝する毎日ですが
プライベートで、街中をふらふらしているときに、
一度も会ったことのない、見ず知らずの人に
「森さん。あんたこないだ花屋でガーベラ買ってたしょ。」とか
「あー、さやかさん。○○スーパーで牛乳買ってたね。」とか
突然話しかけられると、ものすごくドキッとします。
私のことを知っている方を
私は、お名前も職業も、どういう方なのかも全く知らないワケですから。
ましてや、これがネットの世界となれば
顔も見えず、匿名性がいっそう高まります。
全国から、住所も職業も面識もない人が集団になって書き込む
怖さと危険性が、そこにあるわけです。
韓国でも、ネット上の誹謗中傷が原因で芸能人の自殺が相次ぎ
告訴がなくても捜査・処罰できる「サイバー侮辱罪」が作られましたが、
規制する一方で、自由が狭まるのも事実。
ネットの自由を守るためにも、
モラルと品格を大切にネットを活用していきたいと思うのです。
責任と影響を、しっかり足元に据えておかなくてはいけませんね。
ブログとネットを愛する一人として・・・。