2009年07月16日(木)
爪
爪は、自分の中でのバロメーターだったりする。
ふと気づいて見たときに、「あー」と思う。
「今の自分、余裕ないなー」とか「うん、まずまず快調」とか。
常に、視界に入っているのに、常に、気が回るでもない手の爪。
伸び放題になっているのに気がつくと、
穴があいた靴下を履いているような、居心地の悪さを感じてしまう。
マニキュアをつけずとも、
整えられて、小ざっぱりしてる爪であれば、
胸を張ってあるけるような、健やかな気持ちでいられる気がする。
もちろん、これでも森は乙女なので、
キラキラのラメが光っていたり、アートが描かれたネイルには
「かわいい!」と胸がキュンとなるけど
ネイルサロンには一度も行ったことなくて、
普段からマニキュアとかも、たいしてつけたりしていない。
(まあ、それには、私なりの理由があったりするのだけども)
ところで、爪に色をつけたりする文化は、とても古くて、
もともと、悪霊を寄せ付けないための
呪術的な意味合いとして、卑弥呼の時代からあった。
そんな話を聞いたりするとね、
爪や髪って、切っても切っても伸びるでしょ?
体の中でも、なんとなく特別な神聖なもののような気がして
爪がキチンとしてないと「いずい」と感じるのは
きっと、卑弥呼の時代からの伝統なのかな・・なーんて、
古代の魂をひもときながら、女子ロマンに浸る今日この頃。
ふと見たら、やや伸びの爪。
そういえば最近、おろそかにしてたなーと、反省しながら
ササッと整えて出社。
そんな木曜日です。