2013年02月06日(水)
abさんご
先日、75歳で芥川賞を受賞した黒田夏子さんの作品「abさんご」
現在、品切れになってる書店も多いみたいですね。
私の手元には・・・・
ジャン!!
速読が得意な私ですが、
これは時間がかかりました。
ひらがなが多く使われて、しかも横書きなので
どこまでが名詞で、どれが接続語で、どれが形容詞か、
噛むように読まないと、読み解けない。
しかも、表現がまわりくどくて(効果的に)
普通ではなかなか思いつかないまわりくどさが
原始的にも感じられて、解読心をくすぐられます。
たとえば、
「天からふるものをしのぐどうぐ」
これ、「傘」の事です。
しかも、句読点のかわりに、コンマやドットを使ってるので
フランス文学みたいな印象もありました。
ちなみに、
黒田さんの他の作品も掲載されていて、
それは、裏表紙から読むスタイルなので
装丁も一風かわってます。
「こっちが、裏表紙」
そんでもって、
今回受賞した作品、これらも
これから読みま~す。
わくわく。