2013年02月19日(火)
偶然の出会い
ステキな美術館に行ってきました。
・・・う~ん。前言撤回!
"行ってきました"というより
"出会いました"という表現の方がしっくりきます。
ご存じの方も多いでしょう。
書家の相田みつをさん。
「一生青春 一生感動」
「しあわせは いつもじぶんのこころがきめる」
など、味のある自筆の書が展示されています。
東京都内で落語をたっぷり聴いて、他の美術館に行って、
さーてっ、そろそろ帰ろうかしら、と思った矢先。
偶然、この美術館の前を通りかかったのです。
きら星のごとく溢れる数々の言葉の中から、
自分にとっての一番星となる言葉が見つかる。
そんな美術館だな、と感じました。
わたしが心に残った言葉は
ポストカードになっているような有名なものではありません。
ひとり書の前でたたずみ、向き合っていると、
じっくりとがんばれ、とエールを送ってもらった気がします。
そして、これまた偶然、館長が講演されていました。
「相田みつをの書は、みる人によって
捉え方が180度違う場合が多いのが特徴です。
ある言葉に背中を押してもらったという人がいる一方、
同じ言葉に恐怖を感じたという方もいます」
なるほど・・・。
言葉って、広くて深いなぁ。
また1年後くらいに行ったら、
今と違う言葉に心打たれるんでしょうね。
余韻にひたる時間も美術鑑賞後の楽しみ^^