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めぐみ横丁

2014年01月10日(金)

 

今年も、いそいそと、舞台鑑賞をしに行っとります。 

 

まずは、劇団四季のミュージカル。   

北海道四季劇場で、「美女と野獣」からバトンタッチの「オペラ座の怪人」。

 

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白い仮面の部分、立体的に少し浮かび上がってます。 

  

舞台装置やシーンの展開などを含め、

映画『オペラ座の怪人』(2004年公開)の世界観にとても近かった。 

学生時代イギリスで観た舞台「オペラ座の怪人」のような豪華絢爛さはないけれど、 

荘厳で、特にファントムの歌声がのびやかで、琴線に触れるものがありました。

北海道四季劇場がオープンする時、取材でステージにあがらせてもらいましたが、

一番後ろの席に座るお客さんの顔もちゃんと識別できるくらい、

舞台と客席との距離が近く、間近に感じられます。 

 

 

 

 

そして、年々その奥深さにますます魅了されている、落語。

桂米團治(かつら よねだんじ) さんの独演会へ。

 

金屏風に、真っ赤な座布団、関西弁で語られる噺― 

″上方落語″は、"江戸落語"と同じ演目でも、大阪の地名に変えられていたり、

小道具に見台(けんだい・演者の前に置かれる机)が使われるのが特徴です。

 

 
圧巻は、「今から1時間ほど、あの世へお連れします」 
 
と言って始まった大ネタ「地獄八景亡者戯」。 

 
米團治さんの父・人間国宝の桂米朝さんが復活させた演目で、

"あの世"の光景、つまり、冥途の旅を描いています。 

三味線や太鼓などの効果音が入り、時事ネタやギャグも満載、

とてもテンポが良く、スカッと笑える噺でした。  

落語を聴くと、目の前の霧がぱっと消えて

晴れ渡っていくかのごとく、気持ちがすっきりするんです。  

 

札幌開催の落語会、初笑いはこの舞台だったそうで、

来場者全員に、記念ののし袋が配られました。  

 

  

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「笑門福来」  中にはピカッピカの5円玉

 

 

今の時期、スキーやスノボなど屋外で遊ぶのももちろん楽しいけれど、

ぬくぬくあたたまりながら舞台を楽しむ、なんてのも、いいもんですヨ。

 

次は、何を観に行こっかな~