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番組紹介

 円柱の水槽を泳ぐアザラシ。その水槽はどうやって掃除するのでしょうか?また人間と同じようにアカギレをおこすカバに、予防のため毎日スプレーするものとは?この番組は、そんな楽しい疑問も感動のうちに解決できる動物園密着ドキュメントバラエティーです。
 2006年秋、お母さんライオン・レイラが、一匹の赤ちゃんを産みました。レイラはこれまでも出産と子育てを経験していますが、以前、神経質になったあまり、わが子を殺してしまったこともあったのです。それだけに飼育員は、ピリピリしながら慎重に世話に当たっています。
赤ちゃんライオンは、お母さんにベッタリの状態で、現在お父さんライオンとは、別々の檻で過ごしています。実は父親のライオンは子どもと対面したときに自分の子どもと認識しないと殺してしまうこともあるのです。
子どもが大きくなればなるほど、その可能性は高くなることが考えられます。親子を別々のままにするより、自然界により近い形で行動をみせる旭山動物園では、お父さんライオンと赤ちゃんライオンを対面させようと試みます。しかし、赤ちゃんライオンは甘えん坊でお母さんから離れません。焦る飼育員、果たして親子の対面は無事行われるのでしょうか?
 そしてボスを中心に群れで暮らすチンパンジーにも物語がありました。今年、長くボスを務めたキーボが息子のシンバにその座を奪われてしまったのです。シンバとの闘いに敗れて大怪我をしてしまったキーボは仕方なく群れから隔離することになりました。自然界では群れを追われた元ボスは一人で暮らすか、殺されるか、またはその立場を受け入れておとなしく群れの一員となるかのいずれかの道を選ぶことになります。隔離し、飼育舎に展示されず一生を暮らすことにするのは簡単ですが、旭山動物園が選んだのはキーボを再び展示すること。坂東副園長と飼育員たちが練り上げた作戦とは?
 番組を案内するのは、関根勤さん&麻里さん親子。関根麻里さんは飼育員に弟子入りし、円柱になっている「あざらし館」の水槽の掃除にチャレンジします。さらにライオン親子のいる「もうじゅう館」の裏側にカメラを持って潜入、そこで見たライオン親子の姿とは…?その他、ウド鈴木さんが極寒の中、ペンギンの散歩道の雪かきや窓拭きなど飼育員の仕事を体験。飼育員の一人で展示係教育担当の佐賀真一さん(26)の案内で、オススメの旭山動物園を楽しむポイントや佐賀さんの出す動物についてのクイズにユニークな解答をしながら、動物たちの意外な生態もご紹介します。
 厳しい寒さでも負けずに生き生きと過ごしている動物たち、そして懸命に世話をする飼育員の姿に自然と心が温かくなる番組です。