東京 2泊3日70km/マレーシア ジャングル探検

水曜どうでしょうDVD第10弾
東京 2泊3日70km/マレーシア ジャングル探検

  • ≪封入おまけ≫

    DVD第10弾記念 DVD第1~10弾ジャケット画シールシート

  • ≪特典映像≫

    ●未公開シーン「尾藤さん」
    ●未公開シーン「ナイトジャングルウォーク無理です」
    ●未公開シーン「ロッジのご紹介」

≪内容紹介≫

1998年3月。
マレーシアのジャングルで4人の男が呆然と頭上を見上げていた。
彼らの視線の先には高い梯子段の上に建つ、荒れ果てた粗末な小屋―。

旅に出る前、髭の男が旅行本の中に見つけた小さな囲み記事。
ジャングルの真っ只中に建つ動物観察小屋「ブンブン」。
「野生動物の姿を間近に見ることができる」という触れ込みに、彼の心は躍った。
「なんか人、死んでそうよ...」
雪の降る札幌から5千キロの道程を越えてやってきた4人が目にしたのは、しかしあまりにも粗末な小屋のたたずまいであった。

耳障りな虫の音がシンセサイザーのように響き渡る。
不気味な闇が忍び寄ってくる。
「悪かったよ。こんなとこ連れてきて」
髭の男は激しく後悔した。モジャ毛の男とクチビルの厚い男はただうつむき、日本から持ってきたカップラーメンを最後の晩餐のようにすすっていた。
カメラの男はファインダーの中に、脱獄不可能な牢獄に送られた囚人の絶望を見た。
「これは...拷問だ」
男たちは、ただ朝が来ることだけを待ち望んでいた。

ところが深夜、異変が起きる。
カメラの男が茂みの中に小さく光る二つの目を発見したのだ。
得体の知れない生き物がこちらを凝視している。
「トラだ!トラじゃんかよ!」
その瞬間、小屋の中は騒然となり、男たちの戦いの火蓋が切って落とされたのだった。

「マレーシアジャングル探検」。他に
「東京 2泊3日70km」を同時収録。
水曜どうでしょうが初期の初々しさを脱し、ふてぶてしさをまとい始めた徒歩モノ2部作である。