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ヨーロッパ・リベンジ

水曜どうでしょうDVD第17弾
ヨーロッパ・リベンジ

  • ≪封入おまけ≫

    連続テレビ小説「フィヨルドの恋人」台本

  • ≪特典映像≫

    ●メイキング・オブ「フィヨルドの恋人」
    ●未公開シーン 「パリから1時間半」
    ●未公開シーン 「コペンハーゲンの港にて」
    ●未公開シーン 「キャンプ場の夕食」
    ●未公開シーン 「ナルヴィクで迷う」
    ●オープニングアニメーション

≪内容紹介≫

1999年秋。
底冷えのする早朝のドイツの道ばたに1台のベンツが停められていた。
傍らの草地には、寄り添うようにひと張りのファミリーテントが張られていた。

そこはもちろんキャンプ場ではなく、
人影も人家も見えない、見渡す限り草地の広がるただのドイツの道ばただった。

停められたベンツの中には眠れぬ夜を過ごした東洋人が二人いて。

一人は、むくんだ顔と寝癖の激しい頭で寝返りばかりを繰り返し、
寝るには狭い革張りだけが豪華な後部座席で不眠のまま朝を迎え、

いま一人は、防寒着代わりに重ね着した王子の衣装に着膨れて、助手席で一晩中膝を抱えたまま忍び寄る寒さと闘って一睡もできなかった苦情をある人物に言いたくてたまらない目をしながら、なぜか開いたままになっているドア窓の2cmばかりの隙間を睨んでいた。

テントの中には、寝袋に入った東洋人がもう二人いて。
一人は、持ってきた寝袋が夏用だったため底冷えするドイツの秋には歯が立たず、
寒さに身を固くしたままカメラを枕に朝を迎え、

いま一人は、前夜「ここをキャンプ地とする!」と宣言するなり寝袋に入って爆睡。
自ら発する熱気とヒゲに守られて一人だけ寝袋の中で若干の寝汗までかく始末。
その、一人だけ寒さと無縁だった男の手に、なぜかベンツのキーが握られているのであった。

札幌からはるばる欧州の地へやって来た東洋人4人が、どうしてドイツの道ばたで、それぞれの朝を迎えなければならなかったのか、彼らが前夜、体験することになった、ある騒動と、このあとテントの中から起き出てくる二人の東洋人に対して発せられる寒くて寝られなかった王子の魂の叫びとを、あなたは爆笑のうちに見ることになるだろう。

旅の途中、同乗することになったフィヨルドの恋人と放浪のカメラマンとの道ならぬ恋の行方も気になりながら、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドと、旅は果てもなく続き、スカンジナビア半島の国々に展開する美しすぎる自然が、徐々に東洋の島国に生息してきた4人の浮かれた精神を押しつぶしていく。

「ヨーロッパ・リベンジ」

水曜どうでしょうがローカルバラエティー史上他に例のない18.6%という最高視聴率を記録してしまった、これは記念碑的な作品です。お楽しみください。