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ユーコン川160キロ~地獄の6日間~

水曜どうでしょうDVD第24弾
ユーコン川160キロ~地獄の6日間~

  • ≪封入おまけ≫

    RED SIDE DOWN!ステッカー

  • ≪特典映像≫

    ●未公開シーン 「初日の夕食」ピートのジョーク
    ●未公開シーン 「テント2泊目の夜」永遠の若手大泉さん
    ●未公開シーン 「テント3泊目の夜」ケンカおさまらず…
    ●未公開シーン 「5日目の朝」悪夢を語る大泉さん
    ●未公開シーン 「キャンプ最後の夜」グレーリング焼き
    ●未公開シーン 「リトルサーモンにゴール」
    ●オープニングアニメーション

≪内容紹介≫

2001年7月。
男はある朝、カナダの山奥で唇のかゆみとともに朝を迎えた。
もともと唇の厚い男だったがその厚い唇がさらにぽってりと腫れていて、その口元をセクシーと思えば思えないこともなかったが、ようするに男はタチの悪い蚊に刺されていたのだった。

カナダの山奥は熊も刺す巨大な蚊が猛威を振るい、自然保護のため、あたりにトイレはなかったから、無防備な尻がむき出しになる度に格好の餌食となって激しい蚊の襲来に遭うのだろう、男が用をたすために森に入るとしばらくして必ず痛ましい叫び声が辺りに響いた。

男はアウトドアが嫌いだった。それに泳ぎも出来ない。

なのに男はカナダの山奥の川で毎日カヌーを漕いではキャンプ地を転々とし巨大な蚊に悩まされながら熊が出るかもしれない大自然の中でテントに寝泊まりするという最高にアウトドアーな生活を続けていた。そんな地獄のような日々は男が望んだことではない。だが、それは日本列島を縦断してまで行われた甘味バトルに負けた者の定めだった。

「もし、カヌーが転覆するような事態にでもなれば...」
泳げない男はひとり死を予感し家族に遺書まで残して日本を後にしていた。

雄大なカナダの大自然を流れる大河ユーコンリバー。男は、頼りない2人乗りのカヌーに乗り込み、モジャ毛の男と2人でこの大河の流れと格闘しながら6日間、160kmを漕ぎ続けることになるのだ。
おりしも季節は夏。カナダは白夜で日は暮れない。漕ごうと思えばカヌーはいつまでも漕げるだろう。男は文字通り1日のほとんどを水の上で過ごすことになるのかもしれない。

アウトドアのイロハのイで死ぬかもしれないと、男は思った。

「ユーコン川160キロ」


これは、文明から隔絶したカナダの大自然の中で、環境には良いかもしれないが髪には良いかどうかは分からないシャンプーを使いながら、毎日朝になれば川に出てカヌーを漕ぎ、岸に上がれば巨大蚊の猛威に悩まされ、夜になっても白夜で日は暮れず、夜中の2時でも日は高く、小鳥はさえずりうるさくて寝られないという、過酷なユーコン川流域の大自然の猛威に翻弄されて荒々しく生きた男たちの格闘の記録である。