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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,番組モニターの方のご意見とともに、2ヶ月に一度第3日曜午前5:30から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第433回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2011年4月21(木)
15:00~17:00

審議番組
HTBノンフィクション「HOP SWING JUMP 天才サックス女子高生エレナ」
2011年3月26日(土)24:30~25:30


出席委員
内田和男 | 委員長 |
新谷朋子 | 副委員長 |
中川ファリーン | 委員 |
見野彰信 | 委員 |
小西由稀 | 委員 |
千葉光宏 | 委員 |
髙橋賢友 | 委員 |
平島美紀江 | 委員 |
伊藤千織 | 委員 |
大西昌美 | 委員 |
会社側出席者
代表取締役社長 | 荻谷忠男 |
専務取締役 | 樋泉 実 |
取締役 | 林 亮一 |
取締役 | 青山久夫 |
CSR推進室長兼ホットラインデスク部長 | 国本昌秀 |
報道情報局長 | 寺内達郎 |
編成局長 | 川筋雅文 |
広報部長 | 岡 仁子 |
番組担当プロデューサー | 数浜照吾 |
番組担当ディレクター | 鶴羽舞子 |
番組審議会事務局長 | 関川信明 |
番組審議会事務局チーフマネージャー | 南部由美 |
【会社報告】
- 平成22年度の収支見通し
- 東日本大震災onちゃん募金第1回寄託先決定
- 新谷朋子氏に新委員を委嘱
- 地域メディア活動報告書「ユメミル、チカラ応援レポート2011」発行に向けて
- 「生と死の医療」がテレメンタリー2010年度最優秀賞受賞
- ホットライン Monthly Report 2011年3月
- 番組モニター報告 2011月3月
【委員の意見要旨】
◇エレナさんの音楽に乗って、作品が軽快に流れ、リズムを刻んでいく。「女子高生」という衣や冠をしなやかに脱ぎ捨て、世界に羽ばたく一瞬が鮮やかに切り取られていた。
◇疾走感あふれる構成と絶妙なカメラワーク、安田さんの温かいナレーションがベストマッチ。
◇エレナさんの卓越した才能、情熱、豊かな感性、挫折を乗り越える思考法などがストレートに伝わってきた。見終わって自身の人生と重ね合わせてさまざまな思いが去来した。
◇ジルベスターコンサートのシーンが圧巻。エレナさんの演奏とともに、札響のコンサートマスターが常にエレナさんを暖かいまなざしで見守っている姿が映し出され、即興(ジャズ)と調和(オーケストラ)が見事に融合した様子が描出されていた。
◇普段はジャズをあまり聴かないが、エレナさんが奏でる円熟味を帯びた深い音色、迫力のある演奏に脱帽した。どのように彼女の傑出した才能が生まれ、花開いたのか・・大変興味が湧いてきた。
◇未来のスター誕生に立ち会えた楽しさを存分に味わえる60分だった。カーテンコールの意味を知らない彼女のきょとんとした表情から、天才と称される18歳の素顔が垣間見え、微笑ましく感じた。
◇エレナさんの比類なき才能とともに、たくましさ、明るさ、心の強さが見て取れた。未曾有の大震災に日本全体が疲弊し苦しむ今、彼女の発するエネルギーに救われた思い。「Tim Tam Time」の演奏をじっくりと聴きたかった。
◇エレナさんを賞賛する音楽関係者の声に過不足はないが、彼女を見守る人々(家族や友人など)のエピソードも配して、彼女の成長の軌跡を丁寧に描いて欲しかった。
◇札幌から世界へ、18歳の天才女子高生が、まさに飛翔する瞬間をとらえた、見応え聴き応え十分な完成度の高い作品。取材を継続し、彼女の躍進の軌跡を折に触れて発信してほしい。
※次回の審議会は、平成23年5月27日(金)です。