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HTB 北海道テレビ放送 会社案内

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番組審議会だより


 北海道テレビ放送では、番組審議会委員10名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は,2ヶ月に一度第4日曜午前5:35から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。

第513回北海道テレビ放送番組審議会概要

日時

2019年4月26日(木)
15:00~16:55

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審議対象番組

HTBノンフィクション
「CHANATHIP~北海道にかける想い~」

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出席委員
岡田美弥子 委員長
斎藤 歩 副委員長(レポート参加)
深江園子 委員
稲井良介 委員
高橋多華夫 委員
佐賀のり子 委員
嶋田知紗 委員
佐藤 敦 委員
貝澤珠美 委員
会社側出席者
代表取締役社長 寺内達郎
取締役 森山二朗
取締役 福屋 渉
報道情報局長 大羅富士夫
CSR広報室長 岡 仁子
番組担当プロデューサー 明田晋弥
番組担当ディレクター 江﨑祐介
番組審議会事務局長 斎藤 龍

【会社報告】

  • 岡田美弥子氏に委員委嘱
  • 「北海道とアイヌ民族もう一つの150年」がギャラクシー賞・報道活動部門に入賞
  • 知事選・市長選・道議選・市議選の取り組みについて
  • 4月6日、「HTB春まつり」開催

【放送番組の種別報告】

  • 放送番組の種別の公表制度に基づき、(2018年10月~2019年3月)の各第3週の個々の放送時間の種別、種別毎の放送時間を報告した。

【審議対象番組についての委員意見要旨】

≪評価点≫

●土曜の午前中の放送は良い時間帯だった。コンサドーレファンには、開幕戦への序章として、最適な人物で、興味がわく題材ではないか。

●チャナティップ選手の人柄がとてもよく伝わる番組だ。元気ももらえたし、何より感謝の気持ちの大切さもとてもよく伝わった。

●冒頭のハイライトは躍動感のあるBGMも相まって番組に引き込まれた。

●何と言っても、笑顔がいい。ファンを大切にする様子にも好感が持てる。母国でのたいへんな人気ぶりも映像から十分に伝わった。

●忙しい合間でも、子どもたちのサインに応じるサービス精神や、恩師に感謝する姿、片言の日本語で挨拶しながらはにかむ笑顔など、人柄がとても魅力的に映った。チャナティップ選手が「微笑みの国タイ」の人だとあらためて感じさせてくれるステキな表情が撮れていた。

●冒頭で、チャナティップ選手の情報が一気に紹介され、実績やインスタフォロワー数までわかりやすく説明されたので、一気にチャナティップ選手への興味がわいた。

●練習風景の視聴するひとがこんなにいるという表現が、チャナティップ選手への世界の注目度の表現としてはわかりやすく、すごさも伝わりやすくてよかった。

●チームメイトの解説により、チャナティップ選手が、サッカー選手としてどこが優れているかを伝えようとしたところはわかりやすくてよかった。

●都倉選手は「普通の選手が1歩で走るところを、チャナティップはその間にボールタッチを2回できる。」といった具合に説明している。これは、とてもよく分かる解説だ。

●日本人選手に、丁寧にコメントを集めている部分は、とても説得力があり、面白かった。

●この番組は、本人が語る部分に比べて、彼を取り巻く方々のインタビューが多かった。本人が自分で語るよりも、彼を知る人たちが語る方が説得力があって、チャナティップ選手の魅力をより引き出せている。

●アジアの人たちが、北海道にこんなに興味を持ってくれているという事、アジアの国々とスポーツを通じた人の動きの可能性にも興味を持った。

≪改善点 要望点≫

▲タイトルに「北海道へかける想い」とあるが、彼の北海道への具体的な想いを感じることが出来なかった。

▲なぜチャナティップ選手は、タイの自宅の部屋を見せてくれなかったのだろうと、とても気になった。

▲タイのサッカーレベルが、アジア、世界でどれくらいの位置にあるのか、その中から日本のJリーグ、コンサドーレに入れることが、どれくらい大変なことなのかのレベル感が分からなかった。

▲これまでどういうキャリアを積んできたのか。どのような道を歩んできたのか、どのような目標を持っているのか、彼がこれからの自分のキャリアについてどう考えているのかもよくわからなかった。

▲「1億円以上を出資したサッカースクール」の表現は、タイの経済感覚ではどのくらいにあたるのか知りたくなった。「同じ金額でこんな施設があります」など、前半は、数字とその説明がもうすこし欲しかった。

▲専門用語で分からないものが何個かあったので、簡単な説明が注釈であればよかった。

≪提言≫

☆この番組を見て、タイのひとたちも、Jリーグに注目してくれているだろうし、私たちもタイも応援したくなる。かけはしになるとは、こういうことなのだと感じた。

☆何かに詳しくない人が見ても、番組から気が逸れてしまわないように、できるだけわかりやすく伝える工夫をしていただきたい。

次回の放送番組審議会は5月23日(木)開催予定です。

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