2019年2月22日(金)放送
世界的人形劇作家の注目劇現場に潜入!
週末に公演が行われる注目の人形劇、
その製作現場・稽古に潜入取材してきました!
行ってきたのは、中島公園の中にある
「札幌市こども人形劇場こぐま座」。
公立の施設としては、日本初の人形劇専門劇場です!
その「こぐま座」に隣接する中島児童会館で、
新作人形劇の制作が進行していると聞きつけ、
その現場に向かってみると・・・
迎えてくれたのは人形劇作家の沢則行さん。
小樽出身で現在は東欧チェコのプラハを拠点に
世界中で活躍しているんです♪
彼の新作に登場する人形が、なんと土偶( ゚Д゚)
沢さんが北海道大学の遺跡発掘チームと、
毎年夏に礼文島の遺跡でのワークショップから
インスピレーションを得て生まれたのが、
今回の「奇跡の庭~じかん島のひみつ~」なんです!
北の小さな島「じかん島」にある
不思議な庭(遺跡)を舞台にして、
オホーツク文化や縄文時代に時間旅行。
やがて観客までも巻き込む壮大なストーリーです。
この日制作していたのは、
縄文時代に登場する人形の数々。
実際に出土した土偶や土器のデザインを
人形に使っているんです!
沢さんのイラストをもとに、
人形劇の本場チェコの職人に作ってもらった人形は、
国木「ボダイジュ」を使った木製のマリオネット♪
彩色は沢さんの仕事です。
制作現場の取材のあとは再び「こぐま座」へ。
稽古の様子を見学しました!
舞台上にはオホーツク時代の場面で使われる
人形浄瑠璃の三人遣いが。
沢さんの人形劇は
「フィギュア・アート・シアター」と呼ばれる
人形と人間(役者)が共演、
影絵や砂絵など様々な表現方法を
織り交ぜたチェコ流のスタイルです('ω')
今回は3人の大学生を役者として起用しています。
(役者としてではなく、人形の操作や
舞台の転換などすべてをこなすんです!)
週末におこなわれる人形劇。
「沢ワールド×北海度の古代遺跡×時間力」という
不思議で楽しい舞台に是非遊びに来て下さい♪