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2023年2月4日(土)放送

特集

健康けっこう!調べ隊 教えて先生

「健康けっこう!調べ隊」のコーナーです。

このコーナーは、道民が気になる健康情報をお届けする

天使大学とイオン北海道、HTBの共同プロジェクトです。

今回のテーマは『先生教えて!』

早速、質問を2つご紹介します。

ニックネーム「なまけもの」さんから。

『健康の為と思い1日1万歩を目標に歩いてます。最近は2万歩になりました。

歩き過ぎも良くないと言う人もいますがどうなのでしょうか』 

ニックネーム「かっこ」さんからは、こんな質問が『運動しなければと思いつつ苦手な事は

後回しになってなかなか出来ません。継続してできることはないでしょうか』

今回は、高橋まりもさんに調べてきてもらいました。このコーナー初リポートです。

健康のためにどう歩けばいいのか、手軽にできる運動としてのウォーキングについて先生に教わってきました。

天使大学看護栄養学部栄養学科の吉田拓登(たくと)先生

先生は、健康運動指導士の資格を持つフィットネスの専門家でもあります。今回は、効果的な歩き方を教わります。

質問を寄せた方は、2万歩も歩いているそうですが、歩き過ぎは良くない事でしょうか。

吉田先生「膝とか腰とかに負担がかかって怪我とかが悪化しない範囲であれば、2万歩あるいて頂いても大丈夫だと思います。

その方の無理のない範囲で少しずつ歩数を増やしていく事が一番かなと思います。」

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雪が積もっても歩きやすい場所で先生と一緒に実践します。

吉田先生、ここなら真冬でも安心して運動が出来そうですね。

またここに、始めようイオンモールウォーキングという案内板があって皆さんに歩く事を推奨しているようですね。

吉田先生「はい、初めて見た方でもすごく分かりやすいマップになっていますので、安心して歩き事が出来ると思います。」

ポイントは、足、お腹、腕、そして目線。

吉田先生「まず足なんですけども、ももを高く上げる、膝を上げるっていうのと、つま先を上げるっていう所を意識しましょう。

そうすると転倒予防にもなります。続いてお腹なんですが、猫背になったりとか反り過ぎたりしないように、

しっかりとお腹に力を入れて歩くと正しい姿勢で歩く事が出来ます。そして次、腕ですね。

腕はしっかりと振る事で足が前に出やすくなりますので安心して歩く事ができます。

最後に目線。目線が下がるとどうしても姿勢が悪くなってつまずきやすくなってしまうので、

しっかりと目線はまっすぐ前に向けて歩くととても良いウォーキングフォームになります。」

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吉田先生「じゃあ一緒に歩いてみましょう。」

通路や柱などには、コースの案内表示がされているんです。

こう周りを見ながらお店を見ながら歩けるのも楽しいですね。

あ、ここに第1チェックポイントがありますね。

吉田先生「もう300mも歩いたんですね。」おーすご~い。

あ、柱に第2のチェックポイントありましたね。

吉田先生「612m歩いてたんですね。」

おー、結構歩きましたね。今からこのカメラを持ってひとりでウォーキングしていきたいと思います。 

イオンモール札幌発寒のウォーキングコース、全部歩きますよ~!

いま気付いたんですけど、地面がすごい、じゅうたんの素材になってて、歩きやすい、足が痛くならなくて。

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途中の階段で、ほどよい負荷(ふか)がかかりながら、第3チェックポイント!

イオンさんってこのソファーとか椅子がたくさん置いてあるのって休憩が出来るスペースだったりするんですかね。

よいしょ。はー、いやホントに、ちょっと疲れました。はー、汗がすごいかいてきました。(笑)あつい。

さらに歩いて、第4チェックポイント。あとはゴールです。3階から一気に1階へ向かいいます。まもなくゴールです。

吉田先生「おつかれさまです」

ゴールしました~。やったー。もう今、体がすごく暑くて。でも運動したおかげですごいスッキリしましたね。

質問を寄せられた方に、運動が苦手な人でも継続して歩く事はできないでしょうかという質問に対して、これは歩けそうですね。

吉田先生「そうですね、こういった形で温かい環境でゆっくりと歩くっていうのは、初心者の方にもすごいやりやすい方法だと思います。」

ではちょっと歩数計を付けていたので、今から歩数をちょっと確認してみます。2692歩!

うぉほほー結構歩きましたね。えー。わーすごい。イオンモールでこんなにも歩けるんですね。これはいい。

続いての質問です。

ニックネーム「れいちぇる」さん

『主人が、貧血だと指摘されました。味噌汁を薄味にしたり、

鉄のサプリをとってもらっていますが、基本的にどんな料理がいいか教えてください』 

貧血についての質問ですが、天使大学の客員教授で前学長の武藏先生にうかがいます。

武藏先生「貧血で一番多いのは、何かの病気があって二次的に貧血になる続発性貧血で、

次に多いのが鉄分不足による鉄欠乏性貧血です。従って、貧血の原因となっている

リウマチなどの慢性炎症、慢性腎臓病、大腸がんや子宮がんなど病気を探して治療する事が大切です。」

れいちぇるさんのご主人の場合はどちらでしょうか?

武藏先生「鉄欠乏性貧血のようですが、鉄欠乏性貧血では、鉄分摂取の不足または

じわじわとした出血による鉄分のロスが原因となります。

どこかに出血がないかの検査が必要です。また、鉄欠乏性貧血と診断されたら、

薬、鉄剤による治療が必要で、食べ物やサプリのみでは十分な効果は得られません

それは、あくまで予防ということになります。」

食べ物というよりは、治療が必要なんですね。

次の質問は「はすちん」さんの投稿です。

『冬道、買い物に行くのが大変なので、まとめ買いで冷蔵庫がパンパンです。

上手な野菜の保存方法が知りたいです』

教えて下さったのは、天使大学で調理学を教えている高桑暁子先生です。

カットしていない丸ごとの野菜は冷暗所での常温保存が基本。

カットしたものは、冷蔵庫へ。それでもスペースが空かない場合の工夫として

高桑先生が勧めるのが「冷凍保存」。 新鮮なうちに野菜を切ってすぐ冷凍すると、

劣化を防いで栄養価も維持ができて、使い切れるので、食品ロスを防げます。

きのこは根元を切ってほぐして冷凍。こちらは、生のまま丸ごと冷凍も大丈夫。

ブロッコリーやほうれん草は、茹でて水気を切って冷凍すると、きれいな緑が保てます。

冷凍した野菜は、凍ったまま炒め物や煮物に使えるので、使い勝手がいいとの事でした。

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今度はニックネーム「のの」さんからの質問です。

『体を温める料理を教えてほしいです』

このコーナーでおなじみの天使大学・山口先生に、料理で答えて頂きました。

今回は、体を温める料理を教えてほしいという質問なんですが、いろいろありそうですね。

山口先生「お味噌汁、スープ、鍋もの、温かいご飯ものでもいいんですけども、今回はですね、

ほたて貝を使ったコキールというフランス料理をご紹介したいと思います。」

フランスではエシャロットを使う料理ですが、先生のアレンジで道産たまねぎを使います。

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山口先生「たまねぎはみじん切り。スライスをしているマッシュルーム。

ほたてなんですけれども、少しほたての存在感を見せたいので、そぎ切りにして大きめに。

具材を置く天板(てんぱん)のアルミホイルにバターを塗ります。

山口先生「天板に...入れて焼いていきます。たまねぎがいっぱいですからね、血液循環良くしてくれますからね、

血液をサラサラさせてくれますね、たまねぎはね。」 

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さらにレモン汁と白ワインをふりかけて、オーブンへ。

山口先生「こんな風にしてオーブンで180℃。10分焼いてみたいと思います。」

焼いている間にベシャメルソース作り。まずバターを焦げないように溶かします。

泡が出てきたら小麦粉を加えます。

山口先生「小麦粉にでんぷんが入っていますね。あんまり長い間火にかけておくと焦げちゃうんですね。」

そこに人肌に温めた牛乳を少しずつ加えて、なじませていきます。だまにならないように根気よく混ぜ続けましょう。

山口先生「少しお鍋の温度が上がってきたなーと思ったら横にちょっとずらして、温度があまり急に上がらないように。

かたさはちょっと柔らかめですよね。」 

具材の焼き加減はこれ位。うっすら焦げる程度です。それをベシャメルソースと合わせて、塩こしょうで味を整えます。

バターを塗った耐熱容器に入れて、粉チーズを振りかけて、200℃のオーブンで5~6分焼けば完成です。

 

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『ほたてのコキール』

体を温める作用のあるたまねぎと、温かいベシャメルソースが寒い季節にうれしい一品です。

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