2023年5月20日(土)放送
食のチカラ「美深町のホワイトアスパラ」
「食のチカラ うまいもの見つけ隊」のコーナー。
髙橋まりもさんが美深町に行ってきてくれました。
今回ご紹介するのはホワイトアスパラです。
ホワイトアスパラとグリーンアスパラは同じ種類ですが、
栽培方法(日光を当てるか当てないか)で育ち方が違うんです。
今回、お世話になったのは、
河津俊之(かわづとしゆき)さんとその奥様です。
収獲は、ハウス内の温度が上がらない早朝に行われます。
天気のいい日には、ハウスの中は50度にもなるんです。
ホワイトアスパラは、日光を遮る特別なシートで覆われたハウスの中で栽培するんです。
ホワイトアスパラは、前の年の夏から秋に太陽を浴びて株に貯め込んだ養分を使って春に成長します。
1日で数センチ、暖かい日は10センチ近くも伸びることがあるそうです。
一日120キロ約2,500本も収穫するんです。
一本一本手作業なので、大変な仕事ですよね。
収穫は、26センチの棒を使い、それよりも大きいものを選び
アスパラ鎌という専用の道具を使って切ります。
収穫したホワイトアスパラは、
光が当たらないよう発砲スチロールの箱に入れて運びます。
この施設には、朝の取れたて新鮮なホワイトアスパラが集まってきます。
JA北はるかは、今年一年で59トンの取扱量を見込んでいて
道内トップレベル、ふるさと納税でも大人気なんです。
JA北はるかの高橋さんに案内していただきました。
集まってきたホワイトアスパラは、穂先を合わせ機械で25センチにカット。
選別機を通し5種類のサイズに分けます。
形や色、穂先の状態、キズがないかなどを一本一本人の目で確認します。
よく見るととても繊細な作業なんです。
1キロごとに袋詰めしたものを箱に収めます。
この箱、出荷する時には、アスパラが立つようになっています。
ご家庭の冷蔵庫でも立てて入れると鮮度が保たれるんです。
ここからはホワイトアスパラ料理のご紹介です。
「ホワイトアスパラのパン粉焼き」 食感が楽しい一品です。
アスパラは、ピーラーで皮を剥きます。
沸騰したお湯に塩と砂糖、剥いた皮と切り落とした下の固い部分を入れ7~8分茹でます。
袋の中にパン粉、パルメザンチーズ、
ローストして砕いたアーモンド、塩、こしょうを入れ混ぜます。
水気を拭きとり半分に切ったアスパラに小麦粉、卵、パン粉をつけます。
フライパンでバターを溶かしアスパラを焼きます。
お好みでオリーブオイルをかけ、パセリを散らして完成です
続いては...
「ホワイトアスパラとシーフードのオイスターソース炒め」 にんにくが効いて食欲を刺激する一品です
アスパラは、先ほどと同じように下処理をして、半分に切り、下半分を先に茹でます。
茹で上がったら火を止めそのまま冷やしざるにあげ水気を切ります。
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて火をつけます。材料に油が回ったら食べやすい大きさに切ったアスパラを加えます。
エビの色が変ったらお酒を加え、
材料に火が通ったらオイスターソース、ケチャップ・こしょうを加え混ぜ合わせます。
塩こしょうで味を調えたら完成です。