2023年9月16日(土)放送
食のチカラ 北海道産ぶり
食のチカラ。今回のリポーターは髙橋まりもさんです。
ご紹介するのは『北海道産ぶり』です。
今回は、羅臼町の漁師さんの元を訪ねました。
ここは羅臼町にある知円別漁港。
漁師・葛西良浩さんがぶり漁についてお話ししてくれました。
羅臼の「定置網漁」
ぶりや鮭を獲るために海の中に仕掛ける大きな網のこと。
袋状になった網に、ぶりを誘い込んで獲る漁のやり方だそうです。
葛西さんはぶりの鮮度を保つためにあることをしているそうです。
葛西さん「とにかく、血を抜くこと。うん。さばいた時の色が全く変わるんで...
特に生で食べるときはね、うん。大きな違いが出ます。
羅臼は、ぶりの北限かなと思ってて、うん。
ここで、目一杯おいしいエサを食べて、戻っていくから一番脂乗りが、良い時期かな」
ここからはぶり料理。
作り方を教えてくれるのは料理研究家の坂下美樹先生です。
『ぶりのコンフィ』を作っていきます。
コンフィは低温のオリーブオイルでじっくりと火を通して、
中はふっくら、外はカリっと仕上げます。
材料は、ぶりの切り身、じゃがいも、ブラウンマッシュルーム、にんにく、
鷹の爪、ローリエとタイム、オリーブオイル、塩と胡椒です。
まずはぶりの下ごしらえをしていきます。こちらにお塩。
塩は、少し多めでぶりの重さの大体2%くらい。
コンフィというのは、保存するという意味もありますので
しっかりとした塩味をつけていきます。
これをラップをして冷蔵庫で30分くらい置いておきます。
では、ぶりを冷蔵庫に置いている間に他の材料を準備していきます。
まずにんにくです。にんにくは、半分くらいに切って、
こちらをぎゅっと体重をかけてつぶしておきます。
切るより、つぶしておくと少し大きいですよね。
大きいので、焦げにくくて、香りが出やすいかなと思います。
マッシュルームは半分に切ってください。
鷹の爪は半分に折って、種を取っておきます。
じゃがいもも入れていきます。
茹でて、皮をむいて食べやすい大きさに切ります。
冷蔵庫に入れていたぶり。
かなり水気が出たので、拭きとります。
キッチンペーパーで、表面をおさえるように。
ふき取るのではなくて、表面の水気だけをとって、塩はそのまま残します。
フライパンにオリーブオイルを少し入れまして
にんにく、それと鷹の爪です。少し弱火で。香りをまず出していきます。
香りが出てきて、にんにくも、良い感じに色がついてきたので
ここで、ぶりの切り身を入れていきます。
表面の焦げ色がカリっとついてらひっくり返します。
空いているところに、じゃがいも、ブラウンマッシュルーム、あとはハーブを。
コンフィは、オリーブオイルを使って作りますので、オリーブオイルひたひたになるくらい。
粗挽き黒こしょう!これも、少したっぷりめに入れましょう。
弱火にして、じっくりと中を加熱していきます。
ランチにもディナーにもオススメ「ぶりのコンフィ」が出来上がりました。